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「モルジブボートトリップ2018年夏②」今回も読者プレゼントあり!

2018-09-23 更新
今回のコラム「One Earth」は2018年夏のハルさんを含めた9人の仲間達によるモルジブボートトリップのストーリー。

前回は旅の序章からモルジブへのフライト。
そして、ステイ先となるボートとの対面。

第2話目はいよいよボートでの初めての朝を迎えます。
早くも初日に懐かしい出会いが...。

なお、今回もハルさんからプレゼントがあります!




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(食事も旅の楽しみの一つだ)


朝起きると船は出航の用意が整っていた。
そして、出航と同時にすぐに朝食の用意がされている。
モルジブのボートトリップは何から何までがブルジョアな生活だ。オムレツを始め、好きな卵料理、トーストにソーセージ、野菜、お粥、スリランカ料理のサンバルやパパイヤ、パイナップルといったフルーツまで並ぶ。
更に紅茶やコーヒーもセルフでいつでも飲めるのだ。

ゆっくりと朝食をとると僕らはサーフボードにフィンをセットしてワックスを掛けた。

モルジブのサーフィンで特に重要なのが日焼け止めだ。
赤道に近いモルジブの紫外線は強烈、顔だけでなく膝の後ろや首も忘れずに塗っておかないと後悔することになる...。

ワイワイと皆で盛り上がりながら準備をしているとボートはフルムーンコーナーというポイントの前で止まった。
このポイントは北マーレの中では少しサイズが落ちるのだが、この日は頭くらいのセットがブレイクしていた。

ブレイクは無人で規則正しくカーブリーフに沿って割れている。
母船からディンギーに乗り換え高鳴る鼓動を押さえてポイントに向かった。ポイントに着くとひとりずつサーフボードを持ってボートから海に飛び込んでいく。僕も大きな水しぶきを上げてダイブした。
海外トリップに来て一番好きな瞬間だ。

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(母船が牽引しているボートでポイントへ)

メンバーそれぞれの心境を想像しながら、自分も幸せいっぱいの気持ちでラインナップに向かった。
ボートから見ていた通りサイズは頭くらいで、時々オーバーへッドの大きなサイズの波も入ってくる。少しサイドからの風が入っていて面がザワついている。
1本、2本とテイクオフを繰り返す。走れる距離は50~75mくらい。それほど掘れてないが、十分楽しい波だ。




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1時間ほどすると別のボートがやって来た。

どうやら日本人のグループのようだ。引率している現地のガイドが日本語でやたらと大声で叫んでいる。どこかで見た顔だと思ったら僕がスリランカにいた時によく遊びにきていたブーガだった。
ブーガはモルジブ中のポイントを知り尽くした男、その昔、南にあるガーフアトールという所に案内してもらったことがある(BCMのバックナンバーを参照してください)

彼も僕のことを覚えてくれたようで、大きな声で「ハルじゃないかぁ!」と更にでかい声で興奮していた。
僕らは海の上で懐かしい話を沢山した。
今も日本のサーフィン旅行社と契約して仕事をしているらしい。ブーガと来た日本人のサーファーもみなとてもマナーが良い人達で、一緒に波を共有できて楽しかった。
2時間ほど波を楽しんで肩が疲れてきたので僕はブーガに手を振ってあがることにした...。

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(プロスノーボーダーの内田君)

フルムーンコーナーを後にした僕らはランチを食べながら、次なるポイントへ向かった。

北マーレで僕が一番好きなポイント「サルタンス(ライト)」だ。
25年前、初めてモルジブに来た時に最初に入ったポイントで良く見ていたサーフムービーの世界に迷い込んだと錯覚するような良い波だった。
その後もサルタンスに何度も来たけど、いつも良い波だった。時には1本の波で2回チューブインできるときもあった。
そのサルタンスも今はとても混雑するポイントになったと聞き、2年前の前回は敢えて入らなかったのだが、今回はどうしてももう一度あの波を体験したかったのだ。
近くのジェイルブレイク(ライト)は30人ほどの人が入っていた。隣にあるホンキ―(レフト)は風が入っていてジャンク。
そして、遂にサルタンスに到着した...。

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(ボートには毎日のようにイルカが遊びにやってくる)

続く。

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