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「モルジブボートトリップ2018年夏③」

2018-09-29 更新
いくつものポイントが点在するモルジブでボートトリップを楽しんでいるハルさん一行。
初日はフルムーンコーナーで1ラウンド後、25年前、初めてモルジブに来た時に最初に入ったポイント、サルタンスへ。
そこには近年のモルジブ人気を象徴するような光景が...。




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(夢のような毎日)

およそ20年ぶりに入るサルタンス。

混雑のことは噂には聞いていたけど、50人くらいの人が入っていた。
波のサイズはオーバーヘッド、風はサイドで面が若干ささくれている。
海に飛び込むと強烈なカレントで常にパドルを強いられる。

僕はスタートダッシュでササっと数本だけ乗る作戦に出た。
15分ほどパドルを漕ぎ続け、ようやくピークに辿り着くも波を待っている間に若くて上手い連中に奥をとられてしまう。
波待ちしている際もずっとパドルしながら待ち続けなければならないのだ。

そして、ようやく自分の番が回って来たが、その時には疲れ切っていてテイクオフの際に足がもつれ、痛恨のワイプアウト。
ピークにいたので49人に醜態を見られてしまった。

その後も諦めきれずに2時間ほど入って数本だけテイクオフした。
波は良かったけど、スマートにチューブに入るなんてことはできなかった...。

もう疲労困憊だった。
この日はサルタンスの近くに停泊して翌日の超朝イチを狙うことにした。

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(モルジブのサンセットは素晴らしい)




ボートトリップの醍醐味はずっと波と海だけに集中していれば良いということに尽きる。

そして、僕の場合、波のこと以外というと釣りだ。
今回もサーフィンと食事以外の大半の時間を釣りに費やした。

大人になるまで湘南の逗子と秋谷海岸で育った僕は毎日のように釣りをしていた。
ここモルジブでは釣り糸を垂らせばすぐにアタリがくる。
名前の分からないタイ、ハタ、アジ、夜になるとイカが船尾に集まる小魚を食べに寄ってくる。
トローリングをすればカジキマグロだって釣れるようだ。
おまけに釣った魚やイカはシェフが美味しく料理してくれる。
釣り好きは必ず釣り道具を忘れずに。

ちなみにアイランドステイの場合、釣りはボートで沖に出る以外は禁止されているようだ。

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(凄い引きだった)

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(こんな大物が釣れた!)

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(イカ釣りには注意)




3日目の朝は6時前に起床して誰もいないだろうサルタンスへ向かった。

ポイントの周りにはすでに数隻のボートが待機していたが、ポイントには一人しかいなかった。
サイズは頭くらい。相変わらずサイドから風が入っているが、十分過ぎるくらい良い波だ。

混雑する前にと思い、勢いよく海に飛び込んだ。すぐになぜボートが待機していたのかが分かった。

それは昨日以上に強力なカレントが発生していてピークに近づくことができないからだった。諦めて乗れる位置から来た波に乗ることにした。
20分ほど入って乗れたのは2本だけだったが、2本共に100m近く乗れてとても良い波だった。
他のメンバーも同じような結果だった。

タイドが変わってカレントが止めば、また人でごった返すことになるだろう。
諦めて母船に戻り、皆で作戦会議をした。

8月はほとんどの国が夏休み。
北マーレのポイントはどこも混雑が避けられない。
全員意見が一致して前回も行った南マーレへ向かうことにした。

ボートで約2時間半ほどだ。のんびりと朝食を食べて横になっていると船長が「どのポイントに入るか?」と聞いてきた。
まずは島と島の間でブレイクするリップダイド(ライト)をチェック。
サイズは胸くらいで面も良く、キレイにブレイクしている。

もうひとつの候補が前回に来た時にもっともサーフしたクォーターズ(現地アナンタラ)だ。
この二つのポイントは1時間ほどの距離がある。
悩んだ結果、無難なところでクォーターズに向かうことにした...。

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(仲間とのいい時間)

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(船室を紹介)

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(クォーターズ)

続く。

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