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一宮エリア

2018-10-04 更新
皆さん、お疲れ様です!
波情報BCM「プロサーファー週間エリア概況」一宮エリア担当、太東の関田秀俊です。
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前回(9/27)の更新後は、北東コンディションでサイズアップしていたウネリが台風の影響を受ける寸前まで残り、南風の強い予報ではありましたが、日曜日(9/30)の夕方までサーフィン可能な状態をキープ。
月曜日(10/1)までは頭サイズが残り、特に金曜日(9/28)や日曜日(9/30)の午前中に限っては風の影響が全くない質のいい波が届いていましたよ。

なお、台風の通過後は南風でウネリがリセットされてしまったので、火~水曜日(10/2~3)にかけて腹前後までサイズが下がり、木曜日(10/4)の時点ではオンショアが強まり風波でウネリとしてはまとまりが悪い状況です。

地形にとっても変わりやすいコンディションですが、インサイドのまとまりを含めて各ポイントで少しずつ形になってきている印象です。

それでは、各ポイント毎の地形レポートです!


【一宮】
10/3水曜日の11時半頃、潮は上げに向かい満タン寸前の時間帯です。
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前回(9/27更新分)からも全体的にミドルエリアの深い印象となっているので、台風前後の頭サイズのコンディションに対してはアウトを含めて広範囲に反応があったものの、スムーズに距離を乗れるブレイクは潮の時間帯によっても限られてしまい、その後も腹~胸サイズにとってはインサイドのショアブレイク気味な波がメインになっていました。
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しかし、正面右側やチビ堤防周辺に関してはミドルから手前で反応する地形が少しずつ広がっている傾向なので、この時のような潮の多い時間帯を狙い易くなったと思います。
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形として特に安定しているピークがないので風向き等のコンディション次第で波質は変わりやすそうですが、アウトで反応するほどのサイズがなければ潮が上げに向かう時間帯のショアブレイクを狙った方がサイズのわりに乗りやすい波になりそうです。
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頭以上のサイズで左側の深い地形で形になる波が出現するかも?しれません・・・。


【サンライズ】
10/3水曜日の12時半頃、潮は満タンで止まっている時間帯です。
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ミドル~アウトにかけての中間のセクションが周りよりも深い状態となっているので、ブレイクしても形としてはショルダーが厚くボヨついた反応が目立っていましたが、左側の堤防周辺や中央寄りのインサイドに関しては一宮のように狙える範囲が広がってきている印象になり、腹~胸サイズに対してもショアブレイクが形になる地形が復活している傾向のようです。
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正面から右側に関しては堤防寄りのレギュラーが北東コンディションで崩れた雰囲気ながら、最近のサイズでも反応する地形が残っているので、厚いブレイクが多いようですが胸前後でも狙えていましたね。
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全体的にこの時のような潮の多い時間帯でのブレイクがあるので、ここもアウトのピークが安定しないサイズの場合は干潮に近い頃の痩せて力の弱い波質より、上げに向かってウネリがまとまるタイミングの方が距離は短くても乗りやすいのかもしれません。
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アウトはサイズ待ちな状態です。


【東浪見】
水曜日10/3の13時頃、潮は満タンから引きに変わったばかりの時間帯です。
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一宮~サンライズ方面と比べて、ミドル~インサイドにまとまった地形が残っているので、腹~胸サイズに対しても潮の多いタイミングで反応する状態をキープしているようです。
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しかし、全体的にはスモールコンディションにとって深めな印象ではあるので、この日のように潮が上げてウネリがまとまれば形としても十分狙えるブレイクがあるようですが、腰~腹以下のサイズになると使える地形が狭く距離も短くなってしまいそうです。
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潮の少ない時間帯に関しても力の弱い波質に変わっていたので、反応は頻繁になっても形にまとまる波が少なくなるのでは?
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スモールコンディションにとっては正面から左側の方が広く地形を使えていたものの、台風前の北東コンディションや影響が残るサイズの頃は右側のレギュラーで距離を乗れていたので、サイズ次第ではポイント全体で楽しめる波が出現しそうです。


【志田】
水曜日10/3の13時半頃でした。潮は引き始めの満タンに近い時間帯での地形チェックで、これまでと変わらず、このエリアの中でもミドル~インサイドにまとまった地形をキープし、比較的砂の集まった浅い雰囲気となっていました。
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この日のような腹前後のスモールサイズにもそれなりに力のある波質で対応できていたと思います。
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いつも通り堤防や中央周辺ではカレントの影響がありながら、全体的には形として安定している地形がなく、この日もピークからワイドにブレイクする波が目立っていましたが、台風の接近で南風が強まったコンディションの頃に関しては、右側のレギュラーをメインに中央~左側にかけてもアウトからフェイスをキープしてブレイクする波が出現しポイント全体を広く狙えていました。
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この日の様子からもインサイドに近いセクションはワイドになりやすい雰囲気ですが、アウトでは形になった地形が隠れている雰囲気なので、サイズとウネリの向きが合えば楽しめる波ができるかもしれませんよ。


【太東】
10/3水曜日の14時半頃の様子から地形を判断します。潮は引きに向かっていますが動きが小さくミドルタイドに近い時間帯です。
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前回(9/27更新分)以降も全体的には癖のない状態をキープしているので、サイズ不足の膝前後の波に対しても数の少ないセット狙いながら、ロングボードを使えばサーフィン可能でビギナー向けな安心できる波質ではありましたが、北東コンディションが続いたにしては地形としてのまとまりが悪く、堤防周辺に関してもハッキリとしたピークはありませんでした。
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腹前後の限られた条件でレギュラーの形をキープしたブレイクがありましたが、アウトの地形を含めて堤防の内側に関してもミドルエリアでワイドにブレイクしやすく、サイズアップしても切れ目を探すのが難しくなりそうです。
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この時のようなコンディションにとっては潮の少ない時間帯を狙うのが無難だと思います。


【夷隅】
10/3水曜日の15時頃、潮は引きに向かいミドルタイドくらいです。
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台風の影響でカレントが強まっていましたが、風によるサイズアップだったので直接届くウネリと比べて地形にとっての悪影響は少なく済んでいた様子です。
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No.2~3・4にかけてはテトラの内側に砂が集まった状態をキープしているので、サイズ不足ながらこの日の様子からは潮の多いわりに腹前後の波に対しても形になった反応があり、胸~肩前後のサイズでミドルエリアでまとまるピークは両方向に乗れる可能性ありです。
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No.1に関してはアウトの地形で反応するサイズがワイドになりやすく、ミドルエリアにピークはできるものの、カレントが複雑な雰囲気でブレイクが不規則になり癖がありそうでした。
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全体でいつも通り引きに向かうミドルタイドが狙い目の基準になると思います。

今回のポイント毎の地形レポートは以上になります。


さて、水温は、23℃前後あるのでシーガルやロンスプで問題ありませんが、朝イチはフルスーツが必要かもしれません。


最後に、この先の波ですが、台風のコースを含めて先週(9/24W)と似たようなコンディションになると思いますが、今のところ前回(9/27)の更新後のような北東ウネリがないので、土曜日(10/6)にかけては地形にとっても中途半端な物足りないサイズになる可能性がありそうです。

台風のコースも多少ながら前回より遠い予報なので、日曜日(10/7)で南風が強まっても先週と比べてサイズは小さめになると思います。
土曜日(10/6)の風が変わるタイミングがチャンスですが、再びウネリがリセットされる事を考えると日曜日(10/7)の夕方も風波のサイズ次第で狙い目になるもしれません。

今回は以上です。
最後までお付き合い頂き、ありがとうございました!

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