海に入らなくても波に乗れるドライウェイブとは!?(WSMコラム)
2018-10-18 更新
サーファーが波のない時もサーフィンのような感覚を味わいたいと思い、1940年代頃に誕生したと言われるスケートボード。
そのスケートボードは一つのジャンルとして確立されるようになり、今ではスケートのトリックをサーファーが参考にしたりと、サーフィンがインスピレーションを受ける事は多々あります。
ですが、今度はサーフィンがスケートボードにインスピレーションを与える時代がやって来そうな兆しが。その主役となるのが「ドライウェイブ(Dry Wave)」。
ドライウェイブを開発したのはブラジルのリンコン・ネヴェス・ジュニア。「海以外でも波乗りを」をモットーに開発に取り組んだとか。では、ドライウェイブとはどのようなものなのか!?
上記写真の機械部分の場所だけ、波を発生させることになります。説明だけだと意味が分からないと思うので動画を見て下さい。
面白くないですか!?後方から波が迫って来る事で、その斜面を活用してスピードアップが可能となるのです。
動画内のものはあくまでもテスト段階のようなので、もう少しスケールアップしたものになれば、楽しみ方も増える事でしょう。
動画ではサーフィンのように後ろから波が入って来ていますが、波の正面や横からエントリーするといったアプローチなど、遊び方のバリエーションは幅広いと思いますし。
また、ドライウェイブというシステム自体はプールや湖といった水中で使用すると、ウェイブプールのように波を発生することも可能とのこと。
シンプルかつ軽量、さらには比較的リーズナブルなコストで様々な場所に設置可能ということで、横乗りスポーツに新たな旋風をもたらすかもしれません。
参照記事:「Dry Wave creates surf outside the water」
All Photos by Dry Wave
World Surf Movies
http://world-surf-movies.com
★BCM限定コラムのバックナンバーはコチラ
※当サイト内の文章・画像等の内容の無断転載及び複製等を禁じます。