「モルジブボートトリップ2018年夏 最終話」
2018-10-20 更新
5回に渡ってお届けしてきたハルさんこと福島晴之氏のモルジブボートトリップのストーリーも今回が最終話。今回のトリップでは混雑を避けて南マーレーに移動したことが吉となり、ハルさんを含むメンバー達は十分にサーフィンを楽しめたようです。
サーフィンの他にもボートトリップならではの楽しみを満喫して素晴らしい旅に。
ちなみにボートトリップは最初に支払う料金は高いものの、通常3食付きでレンタカーなど移動にかかる料金も発生しません。
更にカリフォルニア、オーストラリアなどのトリップではサーフボードを始め、物欲にまかせて余計なものを購入してしまうことも多々あると思うので、トータル的に見ると安く上がるケースが多いとか。
モルジブのハイシーズンは3月〜10月なので、今から貯金を始めれば来年のシーズンに間に合うのでは?
この旅で一番の波だったリップタイズ。
情報を聞きつけた他のボートが増え始めた...。
1艇のボートに10人前後のサーファーが乗っているので、2艇くれば20人。僕らと合わせて30人にもなればポイントパニック...。
僕たちはリップタイズの近くでポイントらしきブレイクを見つけていた。
そのひとつがネイティブスというライトのポイント。無人のブレイクだったので見逃すわけにはいかず、思わず飛び込んで数本乗ってみた。
早いブレイクだが、選べば楽しい波もありそうだ。
しかし、しばらくすると岸から従業員らしき人間が大きく手を横に振っている。その手振りは歓迎しているようには見えなかった。
どうやら、ネイティブスはこの島(リゾート)に滞在している客以外のサーファーはお断りのようだ。
モルジブにはこういったリゾートのゲスト以外はサーフィンできないポイントがいくつかある。
本当に空いているポイントでサーフィンするなら、こういったリゾートに泊まるのも選択のひとつかもしれない。
他にも名もないレフトブレイクにチャレンジしたが、風の影響を受けて非常に乗りにくい波だった。
仕方なく混雑しはじめたリップタイズを後に僕らは再びクォーターズへと向かった...。
結局、その日はクォーターズで合計3ラウンドを過ごした。
人も少なくて波も良かった。最後のラウンドは前回来た時に好きになったクォーターズのエンドセクションで波乗りをした。
肩から頭サイズのピークから掘れてチューブになる波。
僕らは、ただただテイクオフを繰り返した...。
今回のトリップを振り返って。
やはり、ボートトリップはサーフィンするには最高の合宿だ。毎日5時間も海に入り、釣り、書道、カメラ、整体などスペシャリストからレッスンを受け、サーフィン談義に釣り談義と現実逃避したこの上ない日々だった。
最後に文中に紹介できなかった人を紹介します!
■勇介君
6年ほど前にBCMに連載させてもらったバイクでバリを回る旅を一緒にして以来、ずっと楽しみにしていた夢をやっとかなえられましたね。
■交告さん
51歳で現役のモーグルスキーヤー。彼とは7年前くらいにBCMのコラムがきっかけで仲良くなりました。今回はボートのポジションがいつも悪くてあまり写真が残せなかったけど、沢山良い波に乗っていました。仲間の笑顔を見ているとこっちまで嬉しくなってしまいます。
■ボートのクルー
おいしい食事、ベットメイキング、掃除、土砂降りの中でのサーフポイントまでの送迎までいつも笑顔で気持ち良く対応してくれた。
彼らがいなかったらこんなに楽しいトリップは実現しないのだ!
このコラムを書き続けているおかげで、ライズシステムさんやFBを通して知り合いになった方が他にもいます。
コラムを長く続けていて本当に良かったと思う。
友人と呼べる仲間が増えることは一番の宝だと思います。
続けさせてもらえるのも、読んでくださる皆様のおかげです。
今回も長文のご拝読有難うございました!
福島晴之
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