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一宮エリア

2018-11-01 更新
皆さん、お疲れ様です!
波情報BCM「プロサーファー週間エリア概況」一宮エリア担当、太東の関田秀俊です。
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前回(10/25)の更新からも金曜日(10/26)にかけてオンショアコンディションが続き、各ポイントでミドルエリアから手前がカレントによってハードな状態になっていたので、インサイド~ミドルエリアにヨブが残ってしまったポイントでは、最近のサイズに対して使える地形が狭くなってしまい、反応が悪くなった印象です。

前回(10/25更新分)以降もハードなサイズでスタートしたものの、土曜日(10/27)のオフショアコンディションで落ち着き始め、この日の午後には志田周辺で上級者向けな波質ながらハイレベルなセッションとなっていました。

最近の様子からはアウトに広がった地形にスモールサイズながら反応し距離を狙えそうな雰囲気でしたが、形としてはハッキリブレイクせず、力の弱いショルダーが目立っている状況です。

それでは、各ポイント毎の地形レポートです!


【一宮】
10/30火曜日の13時半頃、潮は日中で1番少ない時間帯での地形レポートです。
先週(10/22W)まで続いた北東コンディションの余韻が残っているので、全体的にインサイド~ミドルエリアで地形のまとまりが悪くなっています。
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これまで広がり傾向だったアウトの地形に対しては、潮の少ない時間帯を狙うと最近の胸前後のサイズにとっても範囲が狭いながら沖からの反応がありそうです。
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しかし、カレントが強まっていた所では周りよりも深い状態となってしまい、ミドルエリアから手前のブレイクが途切れやすく、ショルダーの短い波が目立っていました。
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アウトをメインに使うにはサイズが足りないのかもしれませんが、頭以上からは沖のブレイクが頻繁になり無駄にハードな雰囲気になってしまうかもしれません。
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潮の動きも小さくなるのでスモールサイズに対してはミドルタイドを基準にショアブレイク狙い方が無難?になるのでは。。。


【サンライズ】
10/30火曜日の14時頃。干潮の潮止まりの時間帯でした。
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ここも先週(10/22W)までの北東コンディションの影響が残り、ミドル~インサイドのカレントが強まっていた所では、ここ数日のサイズにとっては全体的に深い印象となっていました。
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ただ、肩前後のサイズになれば広がっていたアウトの地形をメインに1日を通して狙えるコンディションになると思います。
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しかし、腹~胸程度では潮の少ない時間帯を狙ってもやっとブレイクしているような反応が目立ち、ショルダーの短い波が多くここは潮が満タンに近くなると反応しない時間帯ができてしまうかもしれません。
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一宮と比べて同じサイズに対して狙えるピークがいくつかあり、ここも反応する地形は限られているものの比較的乗り繋げていましたが、サイズが上がらない限り干潮が狙い目になりそうなので、コンパクトな形で混雑しやすい雰囲気です。


【東浪見】
10/30火曜日の14時半頃、潮は上げに切り替わったタイミングでの時間帯でした。
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ここも北東コンディションの影響が残り、特にカレントが強まっていた中央周辺から右側にかけては最近のサイズに対して反応する地形が限られてしまい、インサイドの深いセクションで終わる短いブレイクが多い印象です。
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この時のタイミングからすると右側半分は干潮狙いとなり、サイズが下がってしまうと狙えるピークがなくなってしまうかもしれません。
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左側に関しても最近の胸前後のサイズに対して反応が控え目ながら、一宮~サンライズ方面と比べてブレイクが手前に繋がる地形があるので、他よりもスモールサイズに対応できる状態のようでした。
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満タンに近い時間帯はスムーズさに欠ける反応ですが、干潮前後で乗りやすい時間帯がありそうです。


【志田】
水曜日10/31の11時頃でした。潮は満タンから引きめたくらいの地形チェックで、このエリアの中でも浅い印象の地形がインサイド~ミドルエリアにキープされていました。
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この時のような潮の多い時間帯に関しても腹~胸前後の波が反応しサイズの割りに距離を乗れそうな様子なので、小波に対しても比較的癖のないブレイクが見つかると思います。
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しかし、他のポイントと同様に堤防周辺ではカレントが強まっていた雰囲気が残っていて、特に右側のレギュラーにとっては普段ピークになるセクションが最近のサイズに対して深く、胸サイズで反応してもショルダーの短いブレイクになってしまっていたので、肩以上のコンディションにならないと形としてはハッキリしないのかもしれません。
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中央周辺から左寄りにかけては癖のない地形が広がり対応できていますが、再びサイズが上がるとワイドな波が多くなりそうです。


【太東】
10/31水曜日の11時半頃の様子から地形を判断します。引き始めの満タンに近い時間帯です。
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北東コンディションが影響し、堤防から沖に出るカレントが強まっていたものの、前回(10/25更新分)のようにピークはワイドながらもショルダーの切れ目から距離を乗れるレギュラーの地形が残っているようなので、週末(10/26~27)の腹~胸サイズに対しては上げ始めからを狙って形の安定したブレイクがありました。
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その後も腰サイズまでは潮の少ない時間帯でなんとか対応できていましたが、最近は日中の潮の動きが小さくなっているので満タンに近い時間帯が長く全く反応しないタイミングがありました。
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ブレイクする波が限られていましたが、モモ~コシあればこの時でも反応するサイズのようなので、ビギナー向けながらも引き始めや上げ始めに狙える波があるかもしれません。
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胸前後のサイズまで形をキープしたブレイクに期待できると思います。


【夷隅】
10/31水曜日の12時半頃。引きに向かっていますが小潮回りなのでほとんど動きの無い時間帯です。前回(10/25更新分)から荒れたコンディションに影響されカレントが強まった雰囲気が残り、ピークはハッキリしているもののショルダー方向の形が崩れていました。
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ただ、No.2~3・4にかけてミドルエリアをピークにしたコンパクトな地形は残っているようなので、最近のサイズに対しては波数が少ないながら狙える状態をキープしていると思います。
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インサイドにかけても砂の集まった印象でスモールコンディションに対してもスムーズな反応になりそうでした。
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ここもこの時のタイミングで十分な反応があり、風等の条件次第では潮の少ない時間帯に期待できるかもしれません。
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しかし最近の様子からはコンパクトな地形に加え波数が少ないので混雑しやすい状況です。

今回のポイント毎の地形レポートは以上になります。


さて、水温は、20℃くらいあり、最近の暖かさで日中はシーガル・ロンスプで対応できていましたが、朝夕狙いでフルスーツがメインになり、ラバー生地の準備が始まりそうです。


最後に、この先の波に関しては、高気圧が日本の北側に位置し、木曜日(11/1)の時点でオンショアコンディションに戻っています。

この先も北~東寄りの風が吹く事が多くなると思いますが、今のところ週末(11/3~4)にかけては特別強まる予報ではないので、先週(10/22W)ほどハードにもならず、胸くらいのサイズもキープできるかもしれません。
ただし、それ以下のサイズになると使える地形が狭く、ピークが混雑してしまい、潮のタイミングによっては狙える時間帯も限られる?のでは...

胸前後のコンディションであれば各ポイントでアウトに広がった地形に反応する波もあり、風等の条件次第で距離にも期待できると思います。

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