トリプルクラウン初戦『Hawaiian Pro』開幕!
2018-11-13 更新
今年で36回目を迎える『Vans Triple Crown of Surfing』、通称トリプルクラウンの初戦『Hawaiian Pro』がオアフ島・ノースショアのハレイワで開幕!
現地時間11月12日、ウェイティングピリオド初日に始まったオープニングデイは朝の時点で公式4-6ftレンジの北北西ウネリにトレードウィンドでしたが、サイズダウン傾向。
ハレイワではスモールコンディションでR1の全てのヒートが終了。
トリプルクラウンのタイトルの他にQSで最もグレードが高い10,000でもあるこのイベントにはハワイアンからQSトップ、CT選手まで幅広い選手が参加。
トップシードが待つR3まで勝ち上がるのでさえ困難なハイレベルな戦いにJOBことジェイミー・オブライエン、コア・ロスマンなどの強豪ハワイアンや日本から参加している安室丈、稲葉玲王が早くも敗退。
一方、ハワイアンではフィン・マクギル、メイソン・ホー、トリー・マイスター、マカイ・マクナマラ。
ジェイコブ・ウィルコック、ジャック・ロビンソンとウエスタンオーストラリアの神童二人や、サンティアゴ・ムニーツ(ARG)、アリッツ・アランブルー(ESP)、オニー・アンワー(IND)、小林桂(USA・写真最上部)、ラムジ・バークヒアム(MAR)などがR2進出。
この日のハイエストスコア8.33を出したのはブラジリアンのヴィクター・ベルナルド。
QSをフルシーズンで数年回っているヴィクターのベストは2016年の39位。今年は67位と低迷していますが、2016年から毎年参加している『Hawaiian Pro』ではまずまずの結果を残しており、今年もここでランキングを上昇させる可能性があります。
「ハワイには出来るだけ長い間滞在して波に慣れたい。いつもサーフィンしているブラジルの波よりも大きくてパワフルさ。だから、いつもここに来る時は機会を利用しているんだ」
サンセットビーチで開催されたトリプルクラウンの前哨戦、QS3,000『HIC Pro』ではキロン・ジャボール(HAW)に続く2位になり、ハワイ・タヒチのQSのリージョナルタイトルを獲得したオニール・マシン(PYF・写真上)
R1ではジャック・ロビンソン(AUS)と共にミドルスコアを揃えてラウンドアップ。
「ここでは自信があるし楽しんでいる。プレシャーもないね。自分の仕事をしただけ。目標はリージョナルタイトルだったし、トリプルクラウンのハレイワに参加出来ることにストークしている。来年の目標はトリプルクラウンを獲得することとCTへのクオリファイさ」
QSをフルシーズン回った昨年までと違い、今年はハワイ・タヒチのリージョナルだけに絞ったオニール。
今年はリージョナルチャンピオンとしての自信に満ち溢れており、良い結果が期待出来そうです。
2015年の『Billabong Pipe Masters』のトライアルで優勝。
昨年はトライアルで4位とハワイではパイプラインでの印象が最も強いジャック・ロビンソン(AUS・写真上)
目標のCT入りには他の場所でも上手くやる必要があり、特にハワイ以外のスモールコンディションを克服することが課題。
3年目となるQSフルシーズンでまだスタックしていることがその弱点を証明しています。
「目標はツアー入りさ。ここに来て2イベントを戦い、今年が終わる。今はアウトに出てサーフィンすることしかないし、そこでベストを尽くすだけだね。ベストウェーブに乗って勝ち進みたい。ここではベストウェーブに乗れれば誰が相手でも勝つことが出来る。サーフィン以外のことは頭にない。それだけこのイベントに賭けているのさ」
ハレイワ、サンセットビーチと続くQS10,000の結果でどれだけランキングを上げることが出来るのか?
今週は中盤〜週末にかけて大きなウネリが入る予想なので、ジャックにとってはチャンスと言えるでしょう。
ネクストコールは現地時間11月13日の朝9時(日本時間の14日午前4時)
R2からはセカンドシードとして大原洋人が登場してクーパー・チャップマン(AUS)などと対戦。
QSランキングトップの五十嵐カノアはナンバー1シードとしてR3のH1にクレジットされています。
『Vans Triple Crown of Surfing』公式サイト
WSL公式サイト
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