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7月に話題となったニアスでのボートクラッシュのその後(WSMコラム)

2018-11-17 更新
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10年に一度と言われるほどのビッグスウェルがヒットした2018年7月後半のインドネシア。

そのインドネシアの中でも注目を集めたのがニアスで、圧巻のビッグバレルに加え、ラインナップでボートが波に叩き付けられた動画は瞬く間にSNSで拡散されました。



そのボートのオーナーが、「World Surf Travel」で記している通り、私が先日ニアスを訪れた際の宿のオーナーティミーでした。

そこで事故の詳細を知るために、まずはボートを停泊していた場所からチェック。

この事故同日、私はジャワ島のチマジャに滞在していて、チマジャでも停泊中のボートのロープが切れ、波がブレイクするラインナップへとカレントでボートが流されて大破する事故は数件ありました。

ニアスでボートが流されることになったのもまた停泊で使用していたロープが切れたためで、実際のロープは「これが切れるのか?」というくらい太かったです。

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その後、ロープが切れてラインナップへと流され、波に叩き付けられた後にラグンドゥリ湾の奥まで流されて打ち上げられたボートをチェックしに行きました。

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もともと屋根もあったボートでしたが、自然の驚異を前にしては無力でボロボロな状態です。

動画ではかなりサイズのあるボートのように見えましたが、実際にはそこまで大きなボートではありませんでした。

このボートは海上タクシーとしての利用を考えていたもので、後々にエンジンを購入してから稼働させようと思っていたそうです。

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もしも事故当日にすでにエンジンを搭載していたならば助かったかもしれないと考えると残念です。

ちなみに、事故当日のティミーは仕事でバニャックへとボートトリップに出ていて、家族や仲間からの連絡で事故を知ったとのこと。

最後に、ティミー本人が語る当日の様子、何とかボートを救おうと奔走してくれたラインナップのサーファーへの感謝、幸いにして怪我人は出なかったもののサーファーに対して迷惑をかけた事への謝罪を口にしている動画が下記となります。


World Surf Movies
http://world-surf-movies.com

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