非会員上部PR枠用
 

パーフェクトコンディションでトリプルクラウン第2戦『Vans World Cup』開幕!

2018-11-26 更新
20181126wsl1
PHOTO:© WSL/Keoki

マウイ島・ジョーズを舞台としたBWT(ビッグウェーブツアー)の『Jaws Challenge』にグリーンアラートが発令され、今シーズン最大の北西ウネリが週の前半に入ることが予想されているハワイ諸島。

『Jaws Challenge』の他にもトリプルクラウン第2戦『Vans World Cup』、ウィメンズCT最終戦『Beachwaver Maui Pro』がベストタイミングでウェイティングピリオドに入るため、同時開催の可能性も!
(更に台湾ではロングボードのワールドチャンピオンを決める『Taiwan Open World Longboard Champs』が開催)

現地時間11月25日、『Jaws Challenge』、『Beachwaver Maui Pro』とは一足先にオアフ島・ノースショアのサンセットビーチでは『Vans World Cup』が開幕
朝の時点で公式8-12ftレンジ、日中は20ftのセットも入り、オフショア。
これ以上ないようなパーフェクトなコンディションでR1が終了。
車が入ってしまうような大きなバレルも出現、素晴らしいオープニングデイになりました。

20181126wsl3
PHOTO:© WSL/Keoki

巨大なサンセットビーチで強かったのは、やはりハワイアン。
稲葉玲王と共に勝ち上がったエヴァン・ヴァリアを皮切りにカイネヘ・ハント、フィン・マクギル、ノア・ミズノ、ベンジ・ブランド、メイソン・ホー、ジョシュア・モニーツなどがラウンドアップ。

その他、ジェイコブ・ウィルコック(AUS) 、ジャクソン・ベイカー(AUS)、デイヴィー・キャッスル(AUS)、カルロス・ムニョス(CRI)、アリッツ・アランブルー(ESP)、イアン・クレーン(USA)などがR2進出を果たした一方、安室丈、小林桂(写真上)は敗退...。

初日の主役は『Jaws Challenge』にも参加するマウイ島のビリー・ケンパー(写真最上部・下)
この日最大のバレルをメイクしてイベント初のパーフェクト10をマークしていました。

20181126wsl4
PHOTO:© WSL/Heff

「このイベントに参加することは大きな意味があるんだ。昔からカヘア・ハート、パンチョ・サリヴァン、サニー・ガルシアに憧れ、彼らみたいなサーフィンを目指していた。ここで優勝するのが夢なんだよ。マラソンが始まったようさ。最高の気分だし、本当にエキサイトしている。楽しみたいね」

予想では『Jaws Challenge』が開催される翌日はサンセットビーチがクローズアウトしてコンテストがオフになる可能性があるため、これからビリーはマウイ島に帰り、『Jaws Challenge』が終了した後にオアフ島にトンボ帰りして『Vans World Cup』のR2に間に合わせるそうです。

Jawsでは2シーズン連続で優勝と最強の選手であるビリー。
もし、両イベントで優勝することがあれば、それは彼の人生にとって特別な瞬間になることでしょう。

20181126wsl2
PHOTO:© WSL/Keoki

「本気でトリプルクラウンで勝ちたかったけど、一ヶ月前にタヒチでひどいワイプアウトをしてしまったんだ。唇が裂け、お尻を強打してしまったのさ」

ノースショアのオフシーズンの時期、トリプルクラウン獲得のために陸でのトレーニングを集中して行ってきたビリー。
タヒチでの負傷はハレイワでの113位という結果に現れていますが、今回のサンセットビーチでは見事に復活を果たしています。

なお、R2からはセカンドシードが登場。
大原洋人はCTルーキーのマイケル・フェブラリー(ZAF)、デイヴィー・キャッスル(AUS)などと対戦。
ハレイワでのトリプルクラウン初戦『Hawaiian Pro』ではR2で敗退、ランキングは44位まで下げていますが、ここで上位に入ればまだクオリファイのチャンスは残されています。

ネクストコールは現地時間11月26日の朝9時(日本時間の27日午前4時)
オフシャルフォーキャストの「Surfline」によると北西ウネリは更に強まる予報。
コンテストはオフ、変わってマウイ島の「Jaws」を舞台とした『Jaws Challenge』が開催される予定。

『Vans Triple Crown of Surfing』公式サイト

WSL公式サイト

「コンテストリポート」一覧へ


※当サイト内の文章・画像等の内容の無断転載及び複製等を禁じます。