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一宮エリア

2018-12-06 更新

皆さん、お疲れ様です!
波情報BCM「プロサーファー週間エリア概況」一宮エリア担当、太東の関田秀俊です。
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先週チェック(11/29更新分)以降はウネリが落ち着き傾向だったので、これまでよりもブレイクするエリアがミドルエリアより手前中心になってしまい、スムーズに距離を乗れる波は潮のタイミングを合わせてもミドルタイド前後の短い時間帯に限られ狙いにくい状況だったと思います。

しかし、日・火曜日(12/2・4)のような特別風の強まっていた日を除いては1日の中でもコンディションの整った時間帯があり、志田~一宮にかけて胸サイズの波で遊べていた日もあったようです。

それでは、各ポイント毎の地形レポートです!


【一宮】
12/4火曜日の11時頃、潮は上げに向かいミドルタイドくらいの時間帯です。
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前回(11/29更新)以降でサイズの下がったコンディションとなって1週間を通して風の影響が少ない状態が続いていました。
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インサイド~ミドルエリアをメインに目立っていたカレントに関しても弱まり傾向なので、これまで複雑な反応となっていた手前の地形が全体的に少しずつ復活している雰囲気がありました。
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しかし、先週(11/26W)までのような肩以上のサイズに対してはアウトほどスムーズに乗れるセクションが広まっていましたが、最近の腹~胸サイズにとってはミドルエリアから手前の地形がメインのピークになっていて、復活傾向ながらも手前のまとまりきらない地形に対しては複雑なブレイクは解消されていないようです。
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最近のサイズに対してはショアブレイクがなく、手前のヨブが気になると上げに向かって潮が増えるほどボヨついてしまいそうなので、ミドルタイドが基準な狙い目となって無難な形がブレイクしていたと思います。


【サンライズ】
12/4火曜日の11時半頃、潮は上げに向かいミドルタイドをすぎたくらいのタイミングです。
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ここも前回(11/29更新)以降でワンサイズダウンしたコンディションとなっているので、これまでの肩以上のサイズの頃と比べて全体的に反応が控えめになった印象です。
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一宮と同じく最近の腹~胸サイズにとってはミドルエリアから手前の地形がメインになってしまうので、このサイズに対してはインサイドの深いセクションで影響を受けやすく複雑なブレイクになってしまうようです。
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中央から左側では、特にここ数日のサイズに対して深い印象ながら、右側半分は落ち着いたコンディションが続きインサイドに向かってまとまり始め、東~南ウネリで形をキープしたレギュラーが安定してブレイクしていました。
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ここも腹~胸サイズにとっては潮が上げて満タンに近づくほどボヨついて狙える波数が少なくなるかもしれません。


【東浪見】
火曜日12/4の12時半頃、潮は上げに向かい満タンに近い時間帯です。
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ここも全体的にこれまでと変わりない様子でしたが、肩以上のサイズで質のいい波が反応していた頃と比べると最近の腹~胸の波では物足りないサイズになってしまったようです。
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この日に関しても形になるピークは十分ありましたが、前回(11/29更新)人気となった右側のレギュラーを含めてアウトで反応するサイズにならないと、潮の少ない時間帯を狙って対応できてもミドルから手前の地形がメインでは距離を乗れる波が限られていました。
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左側半分のエリアで1日を通して無難な波はありますが、形としてはショルダーが短いので潮の上げに向かうタイミングでウネリがまとまっても見た目よりタルいフェイスになってしまうかもしれません。
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ここ数日の様子からはサンライズの地形をコンパクトしたような印象です。


【志田】
水曜日12/5の12時頃でした。潮は上げに向かいミドルタイドより少し前の時間帯での地形チェックで、朝に強まった北西の影響もあって前日と比べてサイズが下がってしまい、物足りない雰囲気となっていました。
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前回(11/29更新)以降は落ち着いたコンディションが増えたので、カレントによって荒れた状態が続いたセクションに関しては少しずつ砂が戻っている印象ではありましたが、最近の腹前後のサイズにとっては左側のミドル~インサイドをメインにブレイクが途切れたり複雑な形に反応する波が目立っていました。
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特に中央周辺では沖に向かうカレントがあったので、手前が深くアウトに片寄った地形に対しては胸~肩以上のコンディションにならないと狙える形にならないようでした。
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全体的にサイズ不足ではありましたが、右側のレギュラーをメインに風やカレントの影響がなければ癖のない状態ではあるので、腹~胸以上のサイズで潮の上げに向かうタイミングをメインに遊べる波がありそうです。
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【太東】
12/5水曜日の12時半頃の様子から地形を判断します。潮は上げに向かいミドルタイドくらいの時間帯です。
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前回(11/29更新)以降は落ち着き傾向で、反応が控え目なサイズが続いてしまい、潮の少ない時間帯を狙ってもサイズとしては厳しいコンディションになっていました。
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インサイドが多少深めながら、このエリアの中では北東で荒れていた頃の悪影響が残らず、スモールコンディションに対しては癖のない状態のようです。
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胸以上のサイズなら潮の少ない時間帯で堤防よりアウトの地形を使えていましたが、この日の様子を含めても、狙えないサイズながら手前でまとまって形になっていた波があるので、サイズ次第で潮のタイミングに合わせて堤防の内側にブレイクがまとまる時間帯を狙えば、ロングボードを使ってレギュラーの距離を乗れる波が見つかるかもしれません。
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ここ数日のサイズに対しては干潮をチェックするしかない状況です。


【夷隅】
12/5水曜日の13時半頃、潮は上げに向かい満タンに近い時間帯です。
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前回(11/29更新)からもサイズ不足な状況が続いて物足りない反応となっていました。
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ここに関しては他のポイントのようなアウトに広がった地形がなく、北東コンディションで肩以上のサイズがあった頃に狙えていたミドルエリアの地形もハッキリしない雰囲気になってしまい、潮の少ない時間帯を狙ってもブレイクする範囲が限られていたので、最近のサイズに対しては全体的に深い状態のようです。
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前日(12/4)に強まった南風の影響が残っているのか、サイズのわりにカレントの目立った印象ながらピークのまとまりが悪く、この時のタイミングでショアブレイクがあっても潮のタイミングによって波質が変わりやすいので狙いにくいのかと。
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サイズが上がって乗りやすい波質になるワケでもなさそうです。

今回のポイント毎の地形レポートは以上になります。


さて、水温は、南風が強まった影響で水曜日(12/5)は多少温かく感じていましたが、その後で北西の風が吹きやすい気圧配置になると、以前の15~16℃かそれ以下になる可能性がありそうです。
外気の冷え込みに合わせてセミドライやブーツ・グローブの準備があっていいかもしれません。


最後に、この先の波ですが、低気圧の通過が予想されていましたが、日本海側のコースに変わりこのエリアの沖は前線のみになる可能性が高いので、サイズへの期待はあやしくなってきました。
ウネリにとってもその後で西高東低の気圧配置になると急激にサイズが下がってしまう? のでは...

胸~肩以上のサイズからアウトの地形を広く使えそうなものの、木曜日(12/6)の朝の時点では風波な雰囲気なので、サイズを重視して狙うのなら早めの方がよさそうです。
このエリアでは北風の影響を防げる一宮~サンライズで基準になる波が見つかりそうです。

今回は以上です。
最後までお付き合い頂き、ありがとうございました!

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