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一宮エリア

2018-12-12 更新
皆さん、お疲れ様です!
波情報BCM「プロサーファー週間エリア概況」一宮エリア担当、太東の関田秀俊です。
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前回更新翌日の金曜日(12/7)に、風の影響がない整ったコンディションとなり、各ポイントで肩~頭サイズの波がアウトの地形に広く反応して楽しめていたと思います。

しかし、その後はオンショア状態が続き、風が弱まる朝一でもヨレが気になって、フェイスのボヨついた波質が目立ち、スムーズに乗れる波が少なかった印象です。

地形的には、潮の少ない時間帯にアウトの地形を狙えるタイミングがあり、風が邪魔しなければ十分楽しめていたと思います。

それでは、各ポイント毎の地形レポートです!


【一宮】
12/11火曜日の11時頃、潮は引きに向かい干潮に近い時間帯での地形レポートです。
急激に地形が変わるようなコンディションではなかったので、全体的な印象は変わりなく、最近の腹前後に対してもミドル~インサイドがメインとなっていました。
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落ち着いた状態なので、手前の深いセクションが少しずつ解消され、スモールサイズでも、潮の少ない時間帯にインサイドまでブレイクは繋がっていました。
しかし、地形のまとまりはイマイチな様子で、インサイドの複雑な反応は変わらない状況です。
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潮が多くなるほど途中で途切れる波が目立ったので、胸以下の場合は、引きに向かう時間帯の方が無難かもしれません。
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サイズアップしたら、ミドル~アウトの癖のない地形が使えるようになると思いますが、反応する範囲が広がり、これまでよりもハードになる可能性もありそうです。
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しかし、ファミマ方面を含めて、広く対応できる地形になってきていると思います。


【サンライズ】
12/11火曜日の11時半頃、潮は引きに向かい干潮に近い時間帯です。
ここも地形が荒れるような状況にはならず、スモールコンディションが続いていたのでカレントが弱まり、整った雰囲気になっていました。
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中央から沖に掃い出すカレントは、そのまま目立っている状態でしたが、左右に分かれて最近のサイズにも対応できる地形は残っているようです。
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サイズが下がってからは、右側のレギュラーが控え目になってしまい、特に潮の少ない時間帯で力のない波質に変わるので、形は特別安定したピークはありませんが、波数を重視すると左側の方が無難かもしれません。
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ここも手前の深い地形は解消傾向ですが、干潮にワイドなブレイクが目立ちますが、潮が多くなるとブレイクするエリアが限られてしまいそうなので、最近のサイズには引いている方が無難そうでした。
地形の癖がなくなっている分、急激なサイズアップだとハードな波質になりそうですが。。。


【東浪見】
火曜日12/11の12時頃で、潮が引きに向かい干潮寸前でした。
サイズ的に物足りない雰囲気となって、反応も控え目な状態が続き、一宮~サイライズと比べると余計な深みも少なく、癖のない地形のように見えました。
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潮が少ないのでウネリのボリュームがなくなっている時間帯でしたが、ブレイクは手前まで繋がり、左側をメインに最近のサイズに対しても広範囲で反応していました。
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ただ残念ながらこのサイズだと距離を乗れる地形ではないようです。しかし、肩以上になり右側を含めて全体的にアウト寄りの地形を使えれば十分遊べそうです。
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一定に砂の集まった印象で、パッと見では気になりませんが、最近のサイズだと潮が多くなるほどインサイド全域が深い雰囲気になって、ショルダーが短くなったり手前で力の弱い波質になるかもしれません。


【志田】
ここからは12/12水曜日の地形チェックになります。ここをチェックしたのは8時半頃でした。
潮は満タンから引きに変わる頃の時間帯でした。
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カレントの弱まった状態となり、サイズを含めて落ち着いたコンディションが続いていたので、インサイドや中央周辺の荒れた地形が整い始め、全体的に癖のない雰囲気に戻り始めていましたが、再びサイズアップでカレントが気になる様子でした。
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頭前後のサイズにはアウトの地形がメインになるので形になるかもしれませんが、この先胸以下のサイズで手前がメインのコンディションになると、ボヨついてショルダーが途切れたり地形に影響されそうです。
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左側のインサイドを除いて、ミドル~アウトにかけて全体的に砂の集まっている印象なので、潮の少ない時間帯にはミドルエリアを広く使える可能性があり、早めにサイズダウンすれば地形が残るかもしれません。


【太東】
12/12水曜日9時半頃の様子から地形を判断します。引き始めでした。
比較的落ち着いたコンディションとなっていたので、見た目ではサイズ不足な印象が続いていましたが、地形にはカレントの影響もなくまとまっている様子です。
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この日は久しぶりにサイズがある状態となり、ほどほどのカレントがうまく働いて、これまで反応が鈍かった堤防周辺のピークがハッキリしていました。
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胸前後に対して潮が多いながら、引き始めてからカレントにそってブレイクする、癖のないレギュラーが距離を乗れていました。
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再びサイズが下がっても、潮の少ない時間帯にミドル~インサイドのレギュラーが狙える形になるかもしれませんね。
風の向きや強さ次第では、ビギナーの方にも楽しめる波が見つかりそうです。


【夷隅】
水曜日12/12の10時頃、潮は引き始めてミドルタイドとの中間くらいの時間帯です。
サイズが小さいと地形が深い雰囲気が続き、潮の少ない時間帯もブレイクする地形が狭く、狙いにくい状況でした。
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一変してこの日は頭以上のコンディションになっていましたが、サイズのわりにボヨついた短いショルダーが多く、アウトよりも手前にブレイクがまとまっていたので、今のところ地形がハッキリしていない様子で、今後のカレント次第で仕上がりが変わりそうです。
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テトラの内側にたまった砂が動けば、これまでよりもミドルエリアのブレイクする範囲が広がると思いますが、地形よりもカレントに反応するブレイクが目立ってしまうかもしれません。。。


今回のポイント毎の地形レポートは以上になります。


さて、水温ですが、今週に入り13℃まで下がってしまい、外気の冷え込みと合わせてグローブやヘッドキャップが欲しい雰囲気です。
5㎜ラバー生地にブーツ&グローブような、完全装備に近い準備があった方がいいと思いますよ。


最後に、この先の波に関しては、北風コンディションが続いてサイズが残ると、カレントが目立ち、復活してきた手前の地形に再び影響が出てしまうかもしれません。
ミドル~アウトは形になるピークが堤防周辺でハッキリ反応する可能性はありますが、サイズが落ち着いてしまうと、手前のセクションはまとまりが悪くなってしまいそうです。

月曜日(12/17)のオフショア予報に向けて、日曜日(12/16)あたりから風が弱まる予想ですが、サイズとしては下がり傾向になるのでは?。。。
変わりやすいサイズに対応した、ポイントごとの潮の狙い目が重要になると思います。


今回は以上です。
最後までお付き合い頂き、ありがとうございました!
それでは、また来週。

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