ケリー&ジョン・ジョンが帰ってくる!2019年CTメンバーが発表!
2018-12-22 更新
オーストラリア、ブラジル、バリ島、南アフリカ、タヒチ、カリフォルニア、フランス、ポルトガル、ハワイ。
世界中のベストスポットを回るWSLのワールドツアー、別名ドリームツアーが今年も終了。
メンズはガブリエル・メディナ(BRA)が2度目のタイトル、ウィメンズはステファニー・ギルモア(AUS)が7度目のタイトルを獲得してシーズンは幕を閉じました。
2018年の全てのスケジュールが終了後、メンズ、ウィメンズ共にランキングが決定、早くも2019年のCTを戦うメンバーがWSLから公表されました。
メンズは合計34名。
構成はCTのトップ22、QSのトップ10、怪我人によるインジュリーワイルドカード2名。
今年から国籍をアメリカから日本に変えた五十嵐カノア(JPN)は2017年の17位から大きくランキングを上げて10位と第一の目標だったトップ10入りを達成。
2019年のルーキーはセス・モニーツ(HAW・写真最上部)、ピーターソン・クリサント(BRA)、デイヴィッド・シルヴァ(BRA)、ソリ・ベイリー(AUS)の4名。
今シーズン、8回と異例の数のワイルドカードを与えられ、2度も3位に入ったマイキー・ライト(AUS)も正式にメンバーに加わります。
返り咲き組はライアン・カリナン(AUS)、リカルド・クリスティ(NZL)、レオナルド・フィオラヴァンティ(ITA)、ジャドソン・アンドレ(BRA)、ジャック・フリーストーン(AUS)の5名。
怪我人によるインジュリーワイルドカードはケリー・スレーター(USA)、ジョン・ジョン・フローレンス(HAW)の2名。
なお、怪我でシーズンを棒に振ったもう一人の選手、カイオ・イベリ(BRA)には欠場した選手がいた場合に出場出来るリプレイスメントが与えられたものの、SNSで不満をぶつけています。
カイオイベリが、WSLのワイルドカード選定に抗議する内容をSNSで投稿
この件に関しては10月にWSLとWorld Professional Surfersによる「サーファーズユニオン」という会合があり、誰がインジュリーワイルドカードを受け取るべきかが重要な議題にあがり、多くのサーファーはケガの重症度と即時性から判断してケリーではなくカイオだという意見で一致した経緯があります。
カイオはWSLのCEOソフィー・ゴールドシュミット氏にプライベートで話し合いの場を要求し、6回のCTイベントでワイルドカードを与えることを提案したものの、カイオはそれでも納得出来なかったとか...。
■WSLミッショナー キーレン・ペロー
「ワイルドカードの枠から溢れてしまう選手がいる場合は難しい判断を強いられる。私達はツアーでの評価を考慮、決定までの過程を真剣に行っている。この過程には独立した医学的な審査によって負傷の度合いとサーファーのCTレベルでの競技能力に及ぼす影響に基づいて評価するんだ。2018年の場合、3名全員が重症と認められ、イベントに参加出来なかった。その3名の技術的な基準と個々のキャリア。ワールドタイトル、キャリアの成績、負傷時のランキングを適用したんだ。全員に大きな理由があったけど、私達はケリー・スレーター(USA)、ジョン・ジョン・フローレンス(HAW)を2019年のワイルドカードに選び、カイオ・イベリ(BRA)には第一のリプレイスメントを与えた。あくまでも今回のケースだけで、他のシーズンに3名の志願者がいた場合に保証するものではないよ」
PHOTO:© WSL/Masurel
2018年CTトップ22
ガブリエル・メディナ(BRA)
ジュリアン・ウィルソン(AUS)
フィリッペ・トレド(BRA)
イタロ・フェレイラ(BRA)
ジョーディ・スミス(ZAF)
オーウェン・ライト(AUS)
コナー・コフィン(USA)
ミシェル・ボウレズ(PYF)
ウェイド・カーマイケル(AUS)
五十嵐カノア(JPN)
コロへ・アンディーノ(USA)
マイキー・ライト(AUS)
ウィリアン・カルドソ(BRA)
セバスチャン・ズィーツ(HAW)
マイケル・ロドリゲス(BRA)
ジェレミー・フローレス(FRA)
エイドリアン・バッカン(AUS)
グリフィン・コラピント(USA)
エイドリアーノ・デ・ソウザ(BRA)
エゼキエル・ラウ(HAW)
ヤゴ・ドラ(BRA)
ジョアン・ドゥルー(FRA)
2018年QS トップ10
(CT選手のダブルクオリファイを除く)
セス・モニーツ(HAW)
ライアン・カリナン(AUS)
ピーターソン・クリサント(BRA)
ジェシー・メンデス(BRA)
デイヴィッド・シルヴァ(BRA)
リカルド・クリスティ(NZL)
レオナルド・フィオラヴァンティ(ITA)
ジャドソン・アンドレ(BRA)
ソリ・ベイリー(AUS)
ジャック・フリーストーン(AUS)
インジュリーワイルドカード
ケリー・スレーター(USA)
ジョン・ジョン・フローレンス(HAW)
リプレイスメント(補欠)
カイオ・イベリ(BRA)
フレデリコ・モライス(PRT)
イーサン・ユーイング(AUS)
PHOTO:© WSL/Bennett
ウィメンズはCTのトップ10、QSのトップ6、インジュリーワイルドカード1名。
合計17名が2019年のワールドツアーを回ります。
ルーキーはメイシー・キャラハン(AUS)、ブリッサ・ヘネシー(HAW)の2名。
17歳のメイシーはリプレイスメントとして2018年のCTに7戦出場。
フランスでの『Roxy Pro France』では2位となり、大きな話題になっていました。
インジュリーワイルドカードは2016年、2017年と2連続でワールドタイトルを獲得しながらも、バリ島での第5戦を最後にA型インフルエンザ、ウイルス感染後疲労症候群によって欠場が続いたタイラー・ライト(AUS)
2019年のCTは例年より開幕戦が遅く、4月3日〜13日のオーストラリア・ゴールドコーストが初戦。
QSは1月10日〜19日に開催されるイスラエルの3,000が初戦です。
2019年のCTランキングは2020年東京オリンピックの選手選考も兼ねているため、ワールドタイトルの次に注目が集まりそうです。
2018年CTトップ17
ステファニー・ギルモア(AUS)
レイキー・ピーターソン(USA)
カリッサ・ムーア(HAW)
タティアナ・ウェストン・ウェブ(BRA)
ジョアン・ディファイ(FRA)
サリー・フィッツギボンズ(AUS)
キャロライン・マークス(USA)
コートニー・コンローグ(USA)
マリア・マニュエル(HAW)
ニッキ・ヴァン・ダイク(AUS)
2018年 QSトップ6
ココ・ホー(HAW)
ペイジ・ハレブ(NZ)
ブロンテ・マコーレー(AUS)
メイシー・キャラハン(AUS)
ブリッサ・ヘネシー(HAW)
シルヴァナ・リマ(BRA)
インジュリーワイルドカード
タイラー・ライト(AUS)
リプレイスメント(補欠)
キーリー・アンドリュー(AUS)
セージ・エリクソン(USA)
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