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一宮エリア

2019-01-09 更新
皆さん、お疲れ様です!
波情報BCM「プロサーファー週間エリア概況」一宮エリア担当、太東の関田秀俊です。
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みなさん、あけましておめでとうございます。
本年もよろしくお願いします。

前回(12/27更新分)から特別サイズが変化するような気圧配置やコンディションはなく、年が明ける前の期間は胸~肩近いウネリが残っていたので、このエリアでも選べる波がありましたが、その後は北~西寄りの風が続いてウネリは落ち着き傾向となってしまいました。

しかし、例年のように1日を通して季節風が強まった日は少なく、朝夕のどちらかで風の影響がない時間帯があり、一宮方面に関しては波質は別として連日整ったフェイスがあったと思います。

全域で手前の地形が癖のない状態になってきたので、ミドル~インサイドエリアがメインではありましたがサイズに対しては対応できていたようです。

それでは、2019年最初の地形レポートです!


【一宮】
1/8火曜日の11時頃の様子から地形を判断します。潮は引きに向かい干潮に近い時間帯です。
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ビーチも広がりミドル~インサイドの地形に関しても余計な深いセクションが解消されて手前に砂が集まっている傾向だったと思います。
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潮の少ない時間帯でアウトにできるピークからインサイドまでブレイクがつながり、これまでと比べてスモールサイズに対して使える地形が広がっているようです。
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腹~胸以上のサイズになれば上げのミドルタイドを基準にウネリが形としてまとまる雰囲気ながら、スモールサイズにとっては引きに向かうタイミングの方がピークや波数が豊富だと思います。
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中央から左右で比較すると右側の方が距離を乗れて人気となっていました。


【サンライズ】
1/8火曜日の11時半頃、潮は引きに向かい干潮寸前の地形チェックです。
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一宮と同様に、ここも冬場の北~北西の風を防げるポイントなので、整ったコンディションが多くなっていたようです。
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サイズの落ち着いた状況からは手前に砂の集まる傾向のようで、中央のカレントの影響を受けた地形も癖がなくなり、全体的にミドル~インサイドがメインながらも、使える地形の範囲が広がった印象です。
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この日の様子ではスモールコンディションにとって潮の少ない時間帯はファンボード等で距離を乗れるスムーズなブレイクでしたが、潮の多いタイミングになるとミドルエリアでの反応が悪く、手前でまとまるショアブレイク気味なコンパクトな波質でサイズ不足な雰囲気がありました。
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右側は波数が少なく、中央から左側で無難に対応できる地形がありましたが、胸前後のコンディションからはアウトのピークに期待でき、ポイント全体を広く狙えて楽しめそうです。


【東浪見】
1/8火曜日の12時半頃、干潮の潮止まりでの地形レポートです。
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全体的にこれまで通り癖のない印象で、ミドル~インサイドの地形が安定していましたが、この日の様子からはミドルエリアから手前が更に浅くなり、スムーズなブレイクとなるものの、ショアブレイク気味な見た目よりも素早いブレイクが目立っていました。
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中央から左側の地形の方が最近のスモールサイズに対して反応する地形が広く、右側も堤防寄りのインサイドの余計なヨブがなくなってレギュラーの地形はありそうですが、サイズ不足な印象です。
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この時の様子からは潮の少ない時間帯で手前の浅さが気になる雰囲気だったので、引き始めの早めやスモールコンディションに対しても上げに向かうタイミングがいいのかもしれません。


【志田】
火曜日1/8の13時頃、潮は干潮から上げ始めた時間帯です。
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地形が影響されるようなコンディションもなく、これまで通り全体的に癖のない様子なので、腰前後のサイズに対しても物足りない波質ながら狙える波があったようです。
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前回(12/27更新)以降も手前に砂が集まる状況が続き、東浪見のようにインサイドの浅さが気になるような地形なので、スモールサイズに対しても上げに向かう時間帯の方が1日を通して無難な波質だったと思います。
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左右の堤防周辺や中央にもピークが安定している地形があり、急激なサイズアップでハードになりやすいかもしれませんが、胸~肩サイズでファンな波に期待できそうです。
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このエリアでは比較的サイズの小さい日が多くありましたが、地形の状態からは潮のタイミングで遊べる波が見つかりそうです。


【太東】
火曜日1/8の14時半頃でした。潮は上げに向かいミドルタイドくらいの時間帯での地形チェックで、サイズ的には膝~腰がやっとな状態が多くロングボードを使っても厳しい印象となっていました。
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前回(12/27更新)以降は、風の影響を受けた日もありながら、カレントもほとんどなかったので、一定に砂の集まった癖のない雰囲気で、潮が少なくなるほど反応がよくなっていたものの、タイミングを合わせてもショートライディングになってしまうので、ビギナーにとっても一宮方面をオススメするコンディションだったと思います。
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ブレイクする波は少なかったのですが、この日のウネリの感じでは堤防の内側でシフトする地形が残っているようなので、腰~腹以上のサイズがあれば干潮に近い時間帯をメインに狙えるようになりそうです。


【夷隅】
1/8火曜日の15時頃、潮は上げに向かいミドルタイドをすぎた時間帯です。
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ここは、他のポイントのようにインサイドに砂が集まっているような雰囲気がなく、潮の少ないタイミングを狙っても厳しい状況が続いていました。
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ウネリは落ち着いていたもののテトラ周辺ではカレントが目立っていたので、この先もサイズアップでビーチの砂が出ないと地形がまとまらないのかもしれません。
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この日の様子からは胸~肩サイズになってもショルダーのヨレやボヨつきでスムーズに距離を乗れるブレイクにはならないと思います。

今回のポイント毎の地形レポートは以上になります。


さて、水温は、少し沖に出ると14℃以上の潮はあるものの、手前のサーフエリアは変わらず12℃くらいしかなく、朝夕と日中でブーツ&グローブやヘッドキャップとの組み合わせで調節できていましたが、この時期は基本的にドライスーツのような一体型の完全装備をオススメします。


最後に、この先の波ですが、南を通る高気圧からの南風な雰囲気がありますが、その後で再び北~西寄りの季節風に戻る予報なのでサイズにはあまり期待できないスタートのようです。

今のところ土~日曜日に低気圧の通過が予想され、影響を受けると北東コンディションでサイズアップに期待できる?のでは。。。

しかし、風向き次第で急激なサイズダウンの可能性があるので、コンディションの変化にうまく対応したいですね。

各ポイント腰・腹~肩・頭サイズの間でスムーズなブレイクに期待できる状態ではあるので、その日の天気に合わせて動ければ練習できる波が見つかると思います。

今回は以上です。
最後までお付き合い頂き、ありがとうございました!

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