2019-01-24 更新
皆さん、お疲れ様です!
波情報BCM「プロサーファー週間エリア概況」一宮エリア担当、太東の関田秀俊です。

前回(1/16更新)からは金曜日(1/18)にかけて胸~肩近いサイズをキープし、一宮~サンライズ・東浪見周辺では朝晩をメインに整ったコンディションを狙えていたと思います。
その後は、強まった北西の風が影響してしまい、引き始めの時間帯から胸くらいの波がありながら、平均すると腰~腹サイズが続いていました。
地形に関しても胸~肩サイズで各ポイントに狙えるピークがいくつかできていて、太東が形的に1番まとまっていた印象です。
それでは、
地形レポートです!
【一宮】火曜日1/22の12時半頃、潮は上げ始めたばかりのタイミングでの地形チェックレポートとなります。

多少ながらアウト寄りに地形が広がった雰囲気があり、この日のような腰~腹サイズに対してもミドルエリアをメインにいくつか狙えるピークが出現していましたが、全体的な印象はこれまで通り手前まで砂の集まった状態をキープしているようです。

同じサイズで比較すると中央から左側の方が反応が鈍い様子でしたが、堤防周辺は太東のようなロングボード向けなブレイクがあり、胸~肩コンディションになれば形にまとまったピークがアウトから狙えそうです。

また、右側は最近のサイズにとって距離を乗れていて、力の弱い波質になりますがミドルより潮の少ない時間帯を基準にスモールコンディションに対応できていたようです。

引きに向かう時間帯が無難ながら、サイズに合ったタイミングを狙えれば胸以上のサイズで上げ際でまとまったブレイクに期待できると思います。
【サンライズ】1/22火曜日の13時半頃。潮は上げに向かいミドルタイドより少し前のタイミングで、手前まで砂の集まった状態をキープし膝~腰サイズまではなんとか対応できる地形となっていました。

この日の様子からは一宮ほど広く反応している様子はなく、形としてまとまっているものの全体ではピークができる地形が限られていて、比較すると波数が少なく他のポイントよりも最近のサイズに対してインサイドが多少深いのかもしれません。

潮が上げに向かってボヨつき始め、サイズ不足な雰囲気ながら左側の手前にできるまとまったブレイクを狙えていました。

胸以下のコンディションにとっては引きに向かう時間帯の方が狙い目としては無難かもしれませんが、胸以上のサイズになれば左右の堤防周辺にアウトから距離を乗れる地形はありそうです。
【東浪見】1/22火曜日の14時頃、潮は上げに向かいミドルタイドくらいでの地形チェックで、手前に砂の集まった状態となり、胸以下のサイズでは距離を乗れるピークもなく、ミドル~アウトの地形が広がった雰囲気もありません。

最近のサイズに対しては一宮~サンライズと比べても手前に寄ったブレイクがメインで、左側をメインに手前の浅い地形に反応するブレイクを狙えているものの、ピークが安定していても走れるショルダーがある波は少なく、ショアブレイクのように不規則な波質が目立っていたようです。

左側に関しても、サイズ不足なブレイクで力の弱い波になってしまい、最近のコンディションでは潮が上げに向かって反応が鈍くなる傾向なので、無難な狙い目は引き始めからとなりそうですね。

ただし、サイズがあればアウトからの形に期待できる状態だと思いますのでサイズ待ちな状況です。
【志田】1/23水曜日の8時半頃、潮は引きに向かってミドルタイドより少し前の時間の地形チェックで、カレントも弱まり、全体的には他のポイントと同じくミドルエリアから手前に砂の集まっていた印象です。

最近の膝~腰サイズに対しても潮の多いタイミングから狙えていて、中央寄りにできる切れ目を狙って走れる形のブレイクがありました。

ただし、ピークの安定した地形がありながらもこの時の時間帯はブレイクが早めとなっていたので、半分以上潮がある方が形のまとまりはいいのかもしれません。

胸以下のコンディションの場合は上げよりも引き始めからが無難な狙い目だったと思いますが、胸以上あれば上げ際で長く質のいい波をキープできると思います。
【太東】1/23水曜日の9時半頃の様子から地形を判断します。潮は引きに向かいミドルタイドくらいの時間帯です。

前回(1/16更新)のサイズアップ時で堤防周辺にできるピークから距離を乗れるレギュラーを楽しめていましたが、その後で腰~腹以下のサイズまで落ち着いてからは潮の少ない時間帯を狙っても波数が少なく、アウトからの反応が悪くなったので手前の地形がメインになっていました。

なお、この時のように引きに向かってミドルタイドより潮の少ない時間帯限定で、ロングボード専用ながら遊べる波はあります。

地形はキープできている雰囲気なのでサイズと風向き次第で楽しめると思います。
【夷隅】1/23水曜日の10時頃、潮は引きに向かいミドルタイドをすぎたくらいです。

前回のサイズアップで多少でも地形が沖に出る事を期待していましたが、ビーチに集まっている砂の様子からはカレント等の働きは特になかったようです。

全体的な雰囲気はサイズ不足ながら、地形に関しても最近のサイズが反応するピークがなく、No.1のインサイドに限り少しずつまとまり始めて腰くらいのブレイクがありましたが、ビーチに近いショアブレイクなので形は不規則で癖が悪そうです。

No.2~3・4にかけては潮のタイミングを合わせてもこれまで通り狙える波はない様子なので、サイズが上がっても波質に期待できないと思います。
地形レポートは以上になります。
さて、
水温は、10~12℃なので前回と変わらずドライスーツがオススメですが、日中はフルスーツとブーツ&グローブの組み合わせでできると思います。
また、
この先の波に関しては、西高東低となる低気圧が東に通過した後の北ウネリが届かなければ、北西の風が影響して腰前後のサイズが続いてしまいそうです。
なお、今のところ土曜日(1/26)に北東コンディションの原因となる低気圧が東沖で発達する予報があるので、日曜日(1/27)の午後から月曜日(1/28)にチャンスがある? のでは。。。
通過後の天気が落ち着くタイミングが狙い目になりそうです。
北西の風が強まる予報からは、やはり北西の風で急激なサイズダウンの可能性はあり、地形にとっても手前が荒れてしまうかもしれませんが、アウト寄りの変化に期待したいです。
今回は以上です。
最後までお付き合い頂き、ありがとうございました!
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