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一宮エリア

2019-01-31 更新
皆さん、お疲れ様です!
波情報BCM「プロサーファー週間エリア概況」一宮エリア担当、太東の関田秀俊です。
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前回(1/24)の更新後は、物足りないサイズながら、地形に対してはミドルエリアでまとまるピークがあったので、ビギナー向けな波がブレイクしていたようです。

なお、低気圧の影響を受けた週末(1/26・27)~のチェック時は肩前後のサイズが残り、潮が引きに向かう時間帯はトロ早い不規則なブレイクになるポイントが多くなってしまったが、風の悪影響がなかった日にピークを探しやすく、一宮~太東までの広い範囲で波を選べていたと思います。

それでは、地形レポートです!


【一宮】
火曜日1/29の12時頃でした。潮は引き始めの時間帯での地形チェックで、中央から左側は比較的深めな様子ながらもインサイド~ミドルエリアにかけて砂の集まった状態をキープしていました。
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全体的な地形の雰囲気は変わりなく、胸~腰・腹のスモールコンディションに対してはファミマ側まで各堤防周辺をメインにショルダーの切れ目を狙って形になるピークが安定していたものの、日~月曜日(1/27・28)のような肩~頭以上のサイズになるとミドルエリアでワイドにブレイクしてしまいハードな印象がありました。
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潮の多い時間帯はフェイスが厚くなってしまいますが、左側をメインに切れた波を探すのが無難だったと思います。
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この日の様子からはサイドオフの風に影響されて力の弱い波質となり、サイズも落ち着きカレントが弱まっているのでインサイドを含めて地形にとっては悪影響のない様子でしたが、変わらずミドルエリアではワイドな反応が目立っていたので、サイズに合わせて左右のエリアを使い分けると対応できると思います。
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今回もスモールコンディション用となっているようです。


【サンライズ】
1/29火曜日の12時半頃の様子から地形を判断します。潮は引き始めからミドルタイドとの間くらいの時間帯です。
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ここも全体的にインサイド~ミドルエリアは砂の集まっている癖のない状態をキープし、日曜日(1/27)のサイズアップ以降も中央周辺を含めて手前の荒れた様子はありませんでした。
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この日の様子からは風の影響を受けてしまい胸サイズまで落ち着いていましたが、一宮のように肩近いサイズのワイドに反応する波が多く、波数を含めても形として安定しているのは左右の堤防周辺に限られていた印象です。
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右側のレギュラーに関してはスモールコンディションに対しても手前の地形を使えていて、風の弱さが条件ながら、肩~頭以上のサイズも堤防横からのピークに期待できそうです。
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潮のタイミングは、潮が上げに向かってフェイスがヨボついても肩~頭以上なら形重視で気にならないかもしれませんが、胸以下はこれまで通り引き始めからが無難だと思います。


【東浪見】
1/29火曜日の13時半頃、潮は引きに向かいミドルタイドくらいの地形チェックです。
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急激にサイズが落ち着き、腹~胸前後のコンディションに対しては前日と比べて反応する範囲が狭くなっているものの、カレントが弱まってからも余計な深い地形はなく、これまで通りインサイドまで癖のない状態となっていました。
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左の堤防周辺のレフトを含めて中央や右側のレギュラーは風等の条件次第で十分狙えそうな雰囲気で、全体的に他のポイントよりもピークが手前にあり、地形に関してもインサイド寄りなのでワイドでショートライドになりやすいかもしれませんが、同じ腹~胸サイズでも比較的しっかりした乗り心地の波がありそうです。
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右側にとっては、サイズ不足な様子となり腰~腹サイズでロングボードにとってはマッタリ乗れる波がありそうですが、ショートボードで走るには肩サイズが必要そうです。
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ミドルタイドを基準にピークがいくつか選べ、波数は少なくなりますが潮が多い方が形はまとまると思います。


【志田】
1/30水曜日の13時半頃、潮は引きに向かいミドルタイドに近いタイミングでの地形レポートです。
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週末(1/26・27)のサイズアップ以降でこれまでよりアウトから頻繁に反応するコンディションとなっていて、地形に関しても手前に集まっていた砂がミドルエリアに広がり一定に浅い印象になったと思いますが、この日は肩前後の波が届いていたものの、サイズにとって安定して形になるピークがなく全体的にアウトからワイドなブレイクが目立っていました。
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左右の堤防周辺や中央寄りには少し落ち着いたコンディションでショルダーの切れ目ができそうな雰囲気があるので、同じ潮の量でも上げに向かう時間帯の方が形のまとまりがよさそうです。
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ここはサイズアップに伴って他よりもカレントが強そうに見えたので、サイズをキープした状態が続いてインサイドや中央エリアに影響すると地形にとっても切れ目ができて狙えるピークが出現するかもしれません。
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形としては一宮~東浪見区間が無難ながら、力のある波質ならここのようです。


【太東】
水曜日1/30の14時頃、潮は引きに向かいミドルタイドくらいの地形チェックです。
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今回のサイズアップで堤防周辺をメインに狙える状態となって、風の弱かった日には距離を乗れるレギュラーが出現し人気でした。
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肩以上のサイズになるとピークがワイドになる波が目立ってくるので潮の多い時間帯が狙い目でしたが、腰~胸サイズまでは満タンに近いタイミングを除いてミドルタイドを基準に長く対応できそうです。
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前回(1/24更新分)よりも堤防周辺のカレントが目立ち、ピークの地形が複雑になっているようにも見えるので、形としては安定感が欠けてきているかもしれませんが、レギュラーの地形はキープできていましたよ。
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混雑しやすいものの。。。


【夷隅】
1/30水曜日の15時頃、潮は引きに向かいミドルタイドをすぎた時間帯で、サイズアップも効力がなく、今回もサイズのわりに反応が鈍い印象となっていました。
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潮の少ないタイミングに関しても距離を乗れるブレイクがなく、同じサイズに対してもこれまでよりブレイクする波が増えたようですが、全体的にショアブレイクとなっていたので、地形的にみてもミドル~アウトにまとまるピークはないようです。
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しかし、No.1のテトラ周辺に限りジワジワと砂の集まっている傾向なので、肩前後のサイズと風の条件が合えば波数が少ないながらも潮の少ないタイミングで狙える波があるかもしれません。
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今回のポイント毎の地形レポートは以上になります。


さて、水温は、下がり傾向になってしまい、10℃以下の厳しい冷たさなのでドルフィンすると頭が痛くなるくらいです。ドライスーツ等のフル装備が必要だと思います。


最後に、この先の波ですが、金曜日(2/1)の前線の通過で北~北西の風が強まると一度ウネリがリセットされてしまいそうです。

週末(2/2・3)にかけてこのエリアにとってはオフショアや風の弱いタイミングがある予報ではありますが、 沖のウネリは遮断され、来週(2/4W)に入っても強いオフショアから始まって北西の季節風に戻る予報からはサイズのきっかけになる気圧配置ではなさそうですが、東風の影響があればコンディションに変化があると思います。

特別手前が深くなるほどのカレントはありませんでしたが、サイズをキープした状態が続いてミドル~アウトの地形が形にまとまってほしいところです。

小波用の地形ながらスモールコンディションで風を受けた状態が多くなると力の弱い波質が増えてしまうかと...

今回は以上です。
最後までお付き合い頂き、ありがとうございました!

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