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一宮エリア

2019-02-14 更新
皆さん、お疲れ様です!
波情報BCM「プロサーファー週間エリア概況」一宮エリア担当、太東の関田秀俊です。
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夷隅方面を除いてこのエリアは胸~肩、セットで頭近いサイズを楽しむことができる日もあったものの、北風が影響したコンディションが目立ち、地形にとってもこれまでよりインサイドが多少荒れた雰囲気となっていたので、スモールサイズに対しては複雑な反応が多く、特に潮の少ない時間帯は安定して距離を狙えるピークがなくなっていたようです。

今週(2/11W)に入ってからは胸前後のサイズをキープし、風の弱まる時間帯もあったので、水は冷たいながら遊べる波が多かったと思います。

それでは、地形レポートです!


【一宮】
2/12火曜日の10時頃の様子から地形を判断します。引き始めたばかりで潮の多い時間帯です。
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低気圧の通過が頻繁になり風等を含めて地形にとっては悪影響な雰囲気ではありましたが、発達する前に離れていたので、余計なカレントもなく大きく変わった感じはありませんでした。
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潮の多いタイミングでしたが胸前後のサイズがミドルエリアで広く反応し、ファミマ側を含めても各堤防周辺をメインに形をキープしたブレイクがありました。
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全体的に見ても特に癖のない地形をキープし、インサイドにかけてブレイクは繋がってるものの、正面エリアではこの日のサイズでワイドなブレイクが目立っていたので頭近いサイズからピークを探しにくくなるかもしれません。
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反応する地形があると潮が少なくなるほどフェイスが途切れやすく、力の弱い波質になったりするので引き始めが無難な狙い目ですが、ボヨつき覚悟なら形がまとまるので上げに向かう頃ののチェックも必要そうです。


【サンライズ】
火曜日2/12の11時頃、潮は引きに向かいハーフタイドより少し前の時間帯での地形チェックレポートとなります。
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アウトには余計に広がった地形もなく全体的にミドルエリアをメインにまとまった印象があり、中央から左側ではここ数週間でビーチが削られて広まったインサイド寄りの地形に関しても癖のない状態が続いていたので、形はハッキリしていないものの、潮の多いタイミングを含めて幅広いサイズに対応できていたようです。
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右側では胸以上のサイズがないとミドルエリアがメインになった力の弱いブレイクでショーライドになりやすい状態ですが、肩サイズを基準に引き始めから潮の少ない時間帯までレギュラーの反応に期待できるかもしれません。
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中央寄りほどワイドなブレイクが目立っているものの、遊べるサイズに対してはいくつかのピークに別れて選べる地形となっていました。


【東浪見】
2/12火曜日の12時頃。潮は引きに向かいちょうど中間くらいで、中央から右側のインサイドにかけて沖に出すカレントの通り道となって周りより深いセクションが残っているので、ミドルエリアから手前でこれまでよりも地形の複雑さが目立つようになっていました。
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右側定番のレギュラーのブレイクに影響してしまいそうで、腹前後のギリギリのサイズや潮の多いタイミングに対してはアウトのみの途切れやすいブレイクになっているようですが、胸~肩以上のサイズからは波数を含めて期待できるかもしれません。
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左側半分にかけてはインサイド~ミドルエリアに浅い地形をキープしているので、干潮に近い時間帯や風の影響でブレイクがワイドになりやすいものの、狙えるピークはあったと思います。
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【志田】
2/13水曜日の13時半頃、潮は引きに向かってミドルタイドをすぎたくらいで、全体的にはこれまで通りインサイド~ミドルエリアに地形がまとまっているので、ブレイクは途切れる事なくスムーズにつながっていました。
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ここ数週間で北東コンディションが増えていたせいか左右の堤防周辺や中央寄りではカレント目立つようになり、この時のような潮の少ないタイミングはフェイスのコンディションやブレイクに影響してしまいそうです。
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しかし、肩~頭サイズに対してはアウトの地形からワイドな反応になりやすいものの、腹~胸サイズにとっては潮の上げに向かう時間帯からカレント周辺を狙って地形の切れ目にできる形をキープしたブレイクが見つかりそうです。
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他よりも砂が集まっていて小波に対応できていましたが、スムーズさに欠けていた印象になりました。


【太東】
2/13水曜日の14時頃。潮は引きに向かい干潮に近い時間帯での地形チェックで、他よりも風の影響を受けていながら、サイズとしては控えめな状態が続いていたので大きな地形の変化はなく、これまで通り堤防の内側やサイズのあるコンディションに対してはアウトのレギュラーの地形をキープしていた印象です。
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前回(2/6更新分)以降はサイズが小さく、堤防周辺でカレントの影響を受けるピークは複雑な反応になってウネリとしてのまとまりが悪かったと思います。
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スモールコンディションにとって引きに向かう時間帯をメインに対応できていながら、ロングボードを使わないとスムーズに乗れないような力の弱い波質が目立ち、サイズのあるコンディションに対してアウトでの反応が複雑になりそうです。
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ガストや元ドライブインの下を除いては、余計な深みはなくミドルエリアをメインにインサイドまで特に癖のない地形です。
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【夷隅】
2/13水曜日の15時頃、潮は引きに向かい干潮寸前くらいで、サイズに関係なくインサイドのショアブレイクのみの状態が続いているので狙える雰囲気ではありませんでした。
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他のポイントと比べて地形の変化がなく、カレントに反応してブレイクする波はないものの、ミドルエリアでウネリがシフトして形になっている様子からは、日中で潮が大きく引くようなタイミングで胸~肩サイズあればフェイスの質は別としてブレイクするピークが見つかるかもしれませんね。
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今のところNo.1のテトラ際に砂が集まっている以外は距離を望める地形はなく、狙い目としても条件が限られてしまうのでここにこだわる必要はないと思います。
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地形レポートは以上になります。


さて、水温は、10℃前後の厳しい状況なので、今回も変わらずグローブ&ヘッドキャップまでの完全装備の準備をオススメします。


また、この先の波に関しては、低気圧が発生する予想ながら、規模が小さく、前半は北風がメインになるコンディションは変わらず、フェイスのヨレが邪魔したり潮の少ない時間帯で力の弱い波になる可能性があるので、一宮~東浪見区間をメインに質を求めると1日の中で狙える時間が限られてしまうと思います。

なお、土~日曜日(2/16・17)にかけては遊べるサイズが残りそうなので、整ったコンディションを重視すると朝夕の風が弱まる時間帯にチャンスがありそうです。

来週(2/18W)に気温が上がる予報からはオフショアコンディションに期待でき、移動する高気圧に覆われた後で気圧配置によってはサイズが復活するかもしれません。

今回は以上です。
最後までお付き合い頂き、ありがとうございました!

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