南房総エリア
2019-03-13 更新
皆さん、こんにちは!波情報BCM「プロサーファー週間エリア概況」南房総エリア担当の鈴木国雄です。

先日(3/9)待望の「春一番」もようやく吹きましたが、翌日10日(日)未明から11日(月)にかけて通過した南岸低気圧は「春の嵐」となりほとんどのポイントが終日クローズアウト状態。
取材時(12日)はそのウネリも落ち着きながらも、暖かな南寄りの風と共に適度なサイズを残してくれました!
その「春の嵐」により、地形の変化が有ったのかどうか? と言う事で、「地形レポート(3/12火曜日チェック)」を、早速お届けしたいと思います。
それではいつも通り『千倉』から。
まずは監視所側。
以前「ここの地形は良くも悪くもコロコロ変わる」と論評しましたが、今回のインサイド~ミドル手前が極浅でミドル付近が深目な地形はしぶといです。
雨が降ろうが、クローズしようが微動だにしません・・・。
そんな中でもコンディションが上向くのは、ハイタイドを挟んでの1~2時間前後となっています。
・3月12日(火)、ハイタイド約2時間後の監視所側。

そして教習所側。
こちらは先週(3/4W)と変わらず、そこ迄インサイド付近が極浅にはなっておらず、ミドル付近のバンクも健在でした。
それでも潮の少な目な時間帯は、ピークワイドな速目もしくはダンパーブレークが中心となってしまいますので、ミドル~ハイタイド手前辺りが、お勧めの潮回りとなります!
・3月12日(火)、ハイタイド約2時間後の教習所側。

次はお隣『千歳』。
取材時(3/12)は潮の多目な時間帯でしたが、サイズが肩~頭近く有りましたので「インサイド~ミドル手前が深目な地形」は全く気になりませんでした。
以前からお伝えしている通り、極端にサイズが無く潮の多目な時間帯以外でしたら、まずまず楽しめる地形はキープされています!
お勧めの潮回りとしては、引き続きミドル~ロータイド手前迄となる様です。
・3月12日(火)、ハイタイド約2時間10分後の正面。



取材時(3/12)は潮の多目な時間帯でしたが、写真の様にかなり露出していましたので、潮回りに関わらずインサイドのリーフにはお気をつけ下さい。

そして和田方面『花籠』。
千倉・千歳と「春の嵐」の影響は見られませんでしたが、こちらは顕著に現れていました!
今迄岸寄りにモッコリと堆積していた砂が無くなり、波打ち際が見えていました。
その流出した砂により、全体的に浅目になり新たなバンクが出来た様です・・・。
・3月12日(火)ハイタイド約2時間20分後の正面。

・2月12日(火)ハイタイド約1時間20分後の正面。

続いて『大原駐車場前』。
こちらは以前と変わらず、引き続き良い地形はキープされていました!
潮の多目な時間帯にも関わらず、速目のブレークが目立ちましたので、全体的に浅目な地形になっている様ですのでロータイド近辺は、更にコンディションを落としてしまうのではと思います・・・。
・3月12日(火)、ハイタイド約2時間30分後の大原駐車場前。

そして最後に『白渚』。
まずは河口寄り。
大きな地形の変化は見られず、引き続きまずまずの地形をキープしている様ですが、潮の少な目な時間帯は、速目なワイドブレークが中心となりますので、お勧めの潮回りとしては、ミドルタイド前後となる様です。
・3月12日(火)、ハイタイド約2時間40分後の河口寄り。

そしてS&S寄り。
こちらは以前と変わらず、まだインサイド~ミドル手前が若干深目でしたが、ミドル付近には何箇所かバンクが有りますので、そこ迄心配する必要は無さそうです・・・。
ただし、極端にサイズが無く潮の多目な時間帯は、コンディションを落としてしまう様です。
・3月12日(火)、ハイタイド約2時間40分後のS&S寄り。

以上が、今週(3/12チェック)の当エリアの地形概況となります。
それでは最後に水温。
「春一番」のあと南西寄りの風が続いていますが、そこ迄水温は下がっておらず外気も暖かいせいか「素足」の方が目立つようになりました。
まあ個人差が有ると思いますので、ここは「セミドライ」をベースに「ブーツ」も、お持ちになる事をお勧めします。
今回は以上となります。
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