2018/2019シーズンのBWTチャンピオンが決定!
2019-03-31 更新
PHOTO:© WSL/Hallman
2018年10月1日〜2019年3月31日の間に3イベント用意されたWSLのBWT(ビッグウェーブツアー)、2018/2019シーズン。
11月16日にポルトガル・ナザレで『Nazaré Challenge』、11月26日〜27日にマウイ島の「Pe’ahi」、通称「Jaws」で『Jaws Challenge』が開催。
もう一つのカリフォルニア・マーヴェリックスの『Mavericks Challenge』は3月31日までに条件が揃わず、シーズンが終了。
2イベントのトータルでグランドチャンピオンが決定しました。
『Nazaré Challenge』、『Jaws Challenge』共に35-45ftの2番目のグレードの「シルバー」でツイッギーことグラント・ベーカー(ZAF)、ビリー・ケンパー(HAW)が優勝。
トータルでは『Jaws Challenge』でもファイナルに残り、5位に入っていたツイッギーがタイトルを獲得。
PHOTO:© WSL/Hallman
ウィメンズは『Jaws Challenge』の1イベントのみで、優勝したカーラ・ケネリー(HAW)がそのままタイトルを獲得。
今年の『Jaws Challenge』は異例の2日間に渡って行われ、ウィメンズが行われた初日はリスキーなワイプアウトが連発してジャスティン・デュポン(FRA)がワイプアウトの際に肩と右膝を脱臼するなど危険なコンディション。
前シーズンに2位だったカーラはこのサバイバルゲームを制し、40歳にして始めてグランドチャンピオンの座を手に入れました。
「今年のイベントはPe’ahiで今までサーフィンした中で最も難しい波だったわ。本当に目がくらんだわね」
ハワイのカウアイ島で育ち、2001年から2006年までCTを戦っていたカーラ。
その後はビッグウェーブの世界にのめり込み、ワイメアの『THE EDDIE』に招待された初のウィメンズサーファーになり、映像コンテストの『Big Wave Awards」ではタヒチのチョープーのライディングでウィメンズとして始めて「Pure Scot Barrel of the Year」を獲得。
もはや、カーラを海で女性として見るのはナンセンスと言えるほど偉大なビッグウェーバーの地位を確立。
今回のBWTタイトル獲得で更にそれが明確になりました。
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2003年に初のタイトルを獲得してから45歳にして3度目の栄光を手にしたツイッギー。
南アフリカ出身の彼は2003年、ケープタウン郊外のダンジョンで開催された最初のビッグウェーブイベント、『Red Bull Big Wave Africa』でファイナル進出を決めた時から注目されていました。
マーヴェリックス、ナザレ、チリのプンタ・デ・ロボス、スペインのプンタ・ガレア、メキシコのプエルト・エスコンディードなど数多くのイベントで優勝をしてきたツイッギー。
「私にとってビッグウェーブツアーのチャンピオンになることは、かけがえのないことなんだ。多くの時間と労力を費やし、それが報われたことは本当に素晴らしいよ」
二人のチャンピオンは3月31日にオーストラリア・ゴールドコーストで開催される『WSL Awards』でトロフィーを受け取ります。
■2018/2019 BWTランキングトップ10
1位 グラント・ベーカー(ZAF)
2位 ビリー・ケンパー(HAW)
3位 カイ・レニー(HAW)
4位 ルーカス・チアンカ(BRA)
5位 ナチョ・ゴンザレス(EUK)
6位 アルビー・レイヤー(HAW)
7位 アレックス・ボテロ(PRT)
8位 タイラー・ラロンド(HAW)
9位 ラッセル・ビルケ(AUS)
10位 ネイザン・フローレンス(HAW)
ウィメンズ
1位 カーラ・ケネリー(HAW)
2位 アンドレア・モーラー(BRA)
3位 エミリー・エリクソン(USA)
4位 ペイジ・アーム(HAW)
5位 ジャスティン・デュポン(FRA)
6位 ビアンカ・ヴァレンティ(USA)
8位 ジャミラ・スター(HAW)
9位 ラケル・ヘッカート(BRA)
10位 シルビア・ナブコ(BRA)
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