CT第2戦『Rip Curl Pro Bells Beach』2日目 五十嵐カノアがラウンドアップ！
2019-04-22 更新
PHOTO: © WSL/Dunbar
現地時間4月22日、オーストラリア・ベルズを舞台としたCT第2戦『Rip Curl Pro Bells Beach』は3日間のレイデイを経て公式4-5ftレンジのウィンキーポップで再開。
メンズR1のH10からR2の全てのヒートとウィメンズのR1からR2まで進行。
共にイベント初の敗者が出た一方、R3を戦うメンバーが決定しました。
メンズR1の残りヒートではジョン・ジョン・フローレンス(HAW)、ウィリアン・カルドソ(BRA)、ピーターソン・クリサント(BRA)
金髪にイメチェンした五十嵐カノア(JPN)がラウンドアップ。
今シーズンからエリミネーションラウンドと呼ばれるようになったR2では、シーバスことセバスチャン・ズィーツ(HAW)が妻の出産に立ち会うために急遽このイベントをキャンセル、その代理として呼ばれたリーフ・ヘーゼルウッズ(AUS)がバックサイドで3つのビッグターン、6.70をスコア。
トータル12.67でマイキー・ライト(AUS)と共にラウンドアップ。
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「ホームでグロムイベントを運営している時にこのイベントへの参加の誘いがあったんだ。急いで準備をして空港に向かったら、自分の乗る飛行機がキャンセルになってしまった。でも、間に合って嬉しいよ。ベルズでの経験はあるけど、十分とは言えないね。成長して学ぶ余地は沢山ある。次に進めて嬉しいし、もっと勝ち上がりたい」
19歳のリーフはゴールドコーストでの開幕戦『Quiksilver Pro Gold Coast』でトライアルから勝ち上がり、ワイルドカードを獲得してディフェンディングチャンピオンのジュリアン・ウィルソン(AUS)をR3で倒して9位に入り、エアリアルに特化したイベント、『Red Bull Airborne』でもイタロ・フェレイラ(BRA)に続く2位と大活躍。
このイベントでの成績を評価されて「Hurley」との契約を結び、僅かな期間で人生さえも変えてしまった経緯があります。
次のR3はガブリエル・メディナ(BRA)とのカード。
グーフィーフッター同士、もし、ここでガブリエルを倒すことがあれば、今シーズン最強のジャイアントキラーの称号さえも与えれ、昨年のマイキーのように更にいくつかのCT参加が認められるかもしれません。
その他、オーウェン・ライト(AUS)、ジャック・フリーストーン(AUS)、ソリ・ベイリー(AUS)、ウェイド・カーマイケル(AUS)、マイケル・ロドリゲス(BRA)、カイオ・イベリ(BRA)がR3進出を決めた一方、ローカルトライアルで優勝したハリソン・マン(AUS)、リプレイスメントのザビエル・ハクスタブル(AUS)、ジェシー・メンデス(BRA)、ジョアン・ドゥルー(FRA)が敗退して最下位に...。
R3の注目のカードはガブリエルvsリーフのほか、ケリー・スレーター(USA)vsジュリアン・ウィルソン(AUS)
五十嵐カノア(JPN)はベテランのエイドリアン・バッカン(AUS)と対戦します。
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R1から一気にR2まで進行したウィメンズは、開幕戦でCT初優勝を果たしたキャロライン・マークス(USA)を始め、ベルズで4度の最多優勝記録を持つステファニー・ギルモア(AUS)、レイキー・ピーターソン(USA)、カリッサ・ムーア(HAW)、サリー・フィッツギボンズ(AUS)、タティアナ・ウェストン・ウェブ(BRA)などが順当にラウンドアップを決めた一方、開幕戦から不調のコートニー・コンローグ(USA)がR2行き。
R2ではリカバリーしたものの、やや不安が残るシーズンスタートに...。
ウィメンズのハイエストスコアはルーキーのブリッサ・ヘネシー(CRC)が出した8.33。
深いボトムターンからのストレートアップ。スピードも十分にあり、フィニッシュも大きなスプレーを上げるなど印象的なライディングを披露。
キャロラインを従えて堂々の1位でR1通過。開幕戦で壁となったR3もリズムが崩れなければクリアする可能性は十分にありそう。
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「難しいヒートだったわ。全力を尽くしたし、最後には何本かの良い波に乗ることが出来たのが幸いだった。ベルズでの初日は特別ね。今朝、Hells Bells(ベルズではAC/DCのHells Bellsがテーマ曲で流れる)を聞いてここで戦う実感が湧いたの。最高の気分だったわ。フルタイムでCTを戦い、このような歴史的なイベントに参加することが出来て本当に嬉しい」
QS時代から実力はあり、すでにワイルドカードで何度もCTの出場経験があるブリッサですが、今年はようやくクオリファイを果たして正式にトップ17の仲間入り。
コスタリカ出身の19歳に注目しましょう！
R2ではキーリー・アンドリュー(AUS)、ペイジ・ハレブ(NZ)の2名が敗退して姿を消しています。
ネクストコールは現地時間4月23日の6時40分(日本時間の同日5時40分)
オフィシャルフォーキャストの「Surfline」によるとサイズダウン傾向となり、オンショアが吹き込む見込み。
なお、25日の木曜日以降は大きくサイズアップしてクライマックスは本来のベルズが姿を現す可能性もありそう。
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