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一宮エリア

2019-04-24 更新
皆さん、お疲れ様です!
波情報BCM「プロサーファー週間エリア概況」一宮エリア担当、太東の関田秀俊です。
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4/29週の更新は、お休みを頂きます。5/6週~は再び通常どおり更新する予定です。
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※志田下では5月5日(日)までQS6000『ICHINOMIYA CHIBA OPEN』QS1000『ICHINOMIYA CHIBA WOMEN'S OPEN』が開催されます。

前回(4/18)以降で南を通過した低気圧からの南東ウネリに対して北東コンディションが影響し、リセット傾向になっていたので、まとまりの悪いウネリになってしまいました。

なんとか腹~胸サイズをキープできていて、比較的サイズが小さかった太東方面で風を防げて楽しめていながら、後半は腰前後の風波に変わって力の弱い波質だったのでカレントに影響されやすく、地形は広がっていてもまとまりは悪く不規則なブレイクが目立っていたと思います。

それでは、地形レポートです!


【一宮】
4/22月曜日の15時頃の様子から地形を判断します。潮は上げに向かい中間よりも少し前の時間帯です。
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ミドルエリアから手前では所々にカレントが残ってしまい、この日の様子からは全体的に腹前後のサイズに対してインサイドの地形でブレイクが影響された波が多くなっていました。
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また、アウトの地形をメインに使える頭以上のサイズからハードになりやすいかもしれませんが、アウト寄りにはスモールコンディションでも距離を狙える地形があるので、胸前後のサイズがあれば遊べる波が見つかりそうです。
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地形に影響されやすいサイズでは干潮や満タンに近いタイミングでカレントやボヨつきの悪影響が目立ってしまいそうなので、ミドルタイドを基準に引き始めからの時間帯で無難なコンディションがあるのでは?

※4月20日(土)~9月30日(月)の6:00~15:00まで駐車場は有料となります。
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【サンライズ】
4/22月曜日の16時頃。潮は上げに向かいちょうど中間くらいの時間帯での地形チェックです。
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中央周辺をメインに所々でカレントが目立った印象なので、腹前後の波に対してミドル~アウトにできるピークは反応しても手前にかけて形をキープできず複雑なブレイクになりやすい雰囲気で、一宮と比べて使える地形が狭く、上げに向かう時間帯は手前がボヨつきやすいので潮の多い時間は引きに向かうタイミングの方が無難だと思います。
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アウトをメインに使える胸以上のサイズが頻繁に届くコンディションになれば、左右の堤防周辺に形が安定したピークが出現し正面にも狙える波が反応しそうです。
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前回(4/18)以降は南寄りのウネリの頃に肩以上のサイズで右側半分のレギュラーがタルめながら距離を乗れていたようなので、風の影響がなければ頭以上のサイズでも形をキープできると思います。


【東浪見】
4/22月曜日の17時頃、潮は上げに向かい中間をすぎたくらいの時間帯での地形レポートです。
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腰~腹サイズに対して反応がかなり控え目になってしまい、上げに向かうタイミングはミドルタイドを基準に形のまとまる波を狙えつつ、満タンに近くなるほどフェイスのやわらかい波が増えていました。
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ここもサイズが残っていたコンディションが影響してこれまでよりもスムーズな地形が崩れた印象なので、ミドルエリア~インサイドがメインになるサイズではブレイクが途切れやすい印象でした。
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ここの中では左側の浅い地形が潮のタイミングを合わせて幅広いサイズに対応でき、中央から出るカレントが強まると右側半分のアウトにできるピークはまとまりが悪いものの、胸~肩以上のサイズからはサンライズと似た雰囲気のレギュラーを狙えそうな地形が残っていたため、左右の地形を使い分ければ潮の上げ下げで変化する波質に対応できそうな印象です。


【志田】
4/23火曜日の10時頃。潮は引きに向かい中間くらいの時間帯での地形チェックです。
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他のポイントと比べて砂の集まった状態でインサイドの浅いエリアが広く、頭以上のサイズからはハードになりやすい雰囲気ですが、サイズの小さいコンディションはミドルエリアの地形まで広範囲を使えていたようです。
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しかし、風波が残っている程度だと、潮が満タンに近くなるとボヨついていたり引きに向かってカレントの影響を受けやすく、形のまとまりとしては期待できない状況が続いていましたが、左右の堤防周辺をメインにアウトに広がった地形や中央から沖に出るカレントを利用してピークを狙えれば楽しめると思います。
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このエリアの中ではサイズに関係なくワイドなブレイクが多いポイントなので、 潮の上げに向かうタイミングで反応するウネリがあれば腹~胸サイズから狙えそうです。

※ゴールデンウィーク中に予定されているWQSのイベントの設営で駐車場のスペースが限られていました。
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【太東】
火曜日4/23の11時頃でした。潮は引きに向かい中間をすぎて干潮に近いタイミングで、アウトからの反応が頻繁になり、これまでよりも堤防からアウトの地形でワイドにブレイクするピークが目立っていましたが、他のポイントと比べてサイズは小さかったので形をキープできるコンディションとなって楽しめていたようです。
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潮の多いタイミングで手前の地形がメインになっていたもののビギナー向けな易しいブレイクが残り、風波のスモールコンディションとなってなんとかできている程度ですが、この日のようなギリギリのサイズでも潮の少ない時間帯ならロングボードでサーフィン可能かもしれません。
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地形にとっての悪影響は残らず今のところ堤防から内側の地形にも期待できる状況なので、多少でもウネリが入れば遊べるようになると思います。


【夷隅】
4/23火曜日の12時頃。潮は引きに向かい干潮寸前のタイミングです。
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前回(4/18)以降のサイズアップの影響か、これまでと比べてブレイクする波と範囲が増えていた印象ですが、ミドルエリアにかけて反応が悪くなっているので、まだまだインサイドがメインの状態ながら、No.1のテトラ寄りに限り以前からの地形で反応がよくなり、No.2に関してもカレントが働いてピークになるきっかけができていました。
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少しずつ地形が沖に出ればサイズ次第で狙えるかもしれませんが、地形としては仕上がっていないので、風等でカレントの影響を受けやすく形の安定感は期待できないと思います。

今回のポイント毎の地形レポートは以上になります。


さて、水温は、15℃前後の状態が続いているので、3㎜のフルスーツにブーツがあれば心配ありませんが、少しずつ裸足でもやりやすくなってきたと思います。


最後に、この先の波ですが、地形の状態からは風の影響がなければ各ポイントで腹~胸コンディションから遊べる波がありそうです。

潮の少ない時間帯でカレントが強まりやすく満タンで一定にボヨついてしまいそうなので、サイズが小さくなるほど潮のタイミングを合わせるが難しくなると思います。

今のところまとまったウネリが届くような雰囲気はなく風の影響を受けやすい予報となっていますので、このエリアにとって波質としては期待できない予想です。

例年だと東に高気圧が抜けて弱い東風コンディションになると、易しい胸~肩のウネリで夷隅方面まで狙える時期となりますが、今年のゴールデンウィークは条件が合う日が少ないかもしれません。

今回は以上です。
最後までお付き合い頂き、ありがとうございました!
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