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一宮エリア

2019-05-16 更新
皆さん、お疲れ様です!
波情報BCM「プロサーファー週間エリア概況」一宮エリア担当、太東の関田秀俊です。
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前回(5/9)の更新からサイズは下がり傾向となり、このエリアの北側は比較的サイズが安定しているものの南東の風が強まる日が多く、東浪見~一宮方面でオンショア気味でヨレの入った状態が目立っていました。

太東寄りほど悪影響は少くても膝~腰程度では波数を含めて狙い難く、手前の地形が雑に反応してしまい、ビギナーにとっては安定して練習できていましたが、胸前後のサイズの頃と比べてスムーズさに欠けたブレイクが増えていました。

それでは、地形レポートです!


【一宮】
火曜日5/14の14時半頃、引き始めで潮の多い時間帯での地形チェックレポートとなります。
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南寄りの風が強まる日が多かったせいか、サイズの影響はないものの堤防際やインサイドで潮の流れが気になる状況で、正面から左側半分に関してはインサイド~ミドルエリアとの間で地形が深くなってしまい、ブレイクが途切れる波が目立ち、反応する地形が限られてしまい形としてのまとまりが悪くなっているようです。
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全体的にはミドルエリアの地形をメインに砂の集まっている印象なので胸以上のサイズからポイントを広く使えると思いますが、これまでと比べて癖の残るブレイクになりそうです。
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この日も腰~腹サイズながら潮の多い時間帯でまとまりがあったので、カレントの影響が目立つ干潮に近い時間帯より無難な波があるかもしれません。


【サンライズ】
5/14火曜日の15時半頃。潮は引きに向かい中間より少し前の時間帯での地形レポートとなりますが、風が強まったコンディションからはカレントが目立つ雰囲気となり、干潮に近い時間帯でカレントや浅い地形に影響されやすいサイズなので、ウネリのまとまりが悪く引き始めが無難な狙い目となっていました。
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比較的地形の悪影響は少なく中央周辺の複雑さも解消された様子ながら、 ここも左側半分にかけては手前の地形が深くなっているので、ミドルエリアで反応する範囲も限られてしまいますが、右側はワイドなブレイクが多いながらミドル~アウトにかけて特別目立ったカレントはなく、地形に関しても砂の集まりはキープできていると思うので、胸以上のサイズからは遊べるピークがまとまりそうです。
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左右の堤防周辺にもサイズさえ上がれば形の安定したピークが出現するかもしれません。


【東浪見】
5/14火曜日の16時頃、潮は引きに向かい中間くらいの時間帯で、スモールコンディションに対応できていて、一宮と比べて地形の悪影響は少ない様子からはスムーズなブレイクはありつつピークと地形が限られていました。
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中央周辺に手前の深いヨブがあるのでミドルエリアでのブレイクとなっていましたが、左右の堤防寄りには比較的癖のない状態をキープした地形が残り、サイズ次第で距離を乗れそうです。
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やはり、引き始めが無難な波質となっているものの、アウトにかけて浅い地形が残る雰囲気からは胸~肩以上の上げ際を狙えるサイズで期待できると思います。
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【志田】
ここからは水曜日チェックとなり、5/15水曜日の8時頃。干潮の潮止まりで、右側のインサイドに潮が多い時間帯でボヨつきそうな深いセクションがあるものの、全体的には他のポイントと比べてスムーズに反応する地形が広く残っていました。
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ここもサイズは落ち着いていながらもカレントが働いていた雰囲気が残り、ミドルエリアからアウトの地形に形がでてピークがまとまってきた様子で、この日のように風が弱く余計な流れが目立たない状態なら、潮の少ない時間帯にアウトの形がハッキリしていたので狙えるタイミングかもしれません。
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腹~胸くらいの若干小さめなサイズが整った状態をキープできていた印象で、潮が多くなるほどボヨつきそうですがオフショアコンディションなら中間の時間帯に無難な波があると思います。


【太東】
5/15水曜日の9時頃の様子から地形を判断します。潮は上げに切り替わったタイミングです。
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南風のコンディションが多かったのでこのエリアの中では最も影響が少ないポイントで、堤防周辺のピークが安定し、ロングボードを使って膝~腰サイズあれば対応でき、胸前後までは形のまとまりを保てて、形的にも距離を狙える状態をキープしていました。
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この日の様子からは東からのウネリで反応がよくなり波数が多く、カレントの影響が目立たない状態なら志田と同じように引き向かうタイミングに癖のない波質だったようですが、潮が上げに向かって反応が悪くなっていた印象です。


【夷隅】
5/15水曜日の10時頃。潮は上げ始めで、全体的にミドルエリア~アウトにかけて一定に深く、No.1の地形に関してもこれまでと比べて形のまとまりが悪くブレイクしても複雑な反応です。
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肩以上のサイズからピークが見つかるかもしれませんが、今の地形の様子からはスムーズに乗れるブレイクには期待できないのでは?
ゴールデンウィークの大潮の頃も雑なショアブレイクが目立っていたので、ビーチの砂が出ないと狙える可能性は低いままだと思います。
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地形レポートは以上になります。


さて、水温は、16℃くらいなので3㎜フルのブーツなしで問題ないと思いますが例年より冷たい状況です。


また、この先の波に関しては、前線と共に南側を低気圧が通過するもののの期待は薄く、今のところまとまったウネリが入るような気圧配置ではないので、この先も腹~胸サイズあれば贅沢を言えない状況かもしれません。

引き続き南東の風が吹く日が多い予想ながら、東になるタイミングがあれば最近の様子からも比較的マシなコンディションがありそうですが、大潮に近づくので、引きのタイミングで余計なカレントが影響してしまうと複雑な反応になってしまうのでは?

今回は以上です。
最後までお付き合い頂き、ありがとうございました!

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