『2019 ISA World Longboard Surfing Championship』6日目 日本がAloha Cupで銀メダル!
2019-06-01 更新
フランスのビアリッツ「コート・デ・バスク」で開催中の『2019 ISA World Longboard Surfing Championship』
メンズ、ウィメンズ共に事実上SFとなるR5を戦う4名が決まり、敗者復活戦のメンズリパチャージはR4まで進行。
順調にスケジュールが消化される中、クライマックスの前に国別対抗リレーレース「Aloha Cup」が現地時間5月31日に開催されました。
ショートボードでは金メダルも獲得したことがある日本の得意種目である「Aloha Cup」ですが、ロングボードは初参加。
参加国は2018年の上位7チームと開催国。
今年はアメリカ、イギリス、オーストラリア、フランス、ペルー、ブラジル、日本、アルゼンチンで争われ、SFのH1はフランス、アメリカ。
H2は日本がトータル35.13とダントツのスコアでブラジルと共にファイナル進出。
トップバッターは椛沢実里、田岡なつみ、浜瀬海、北村健一の4名は抜群のチームワークと戦略で余裕のラウンドアップ を決めていました。
ファイナルは開催国フランスの代表でベストスコアを独占しているアントニー&エドゥアルドのデルペーロ兄弟の独壇場。
まずはアントニーが9.07と8.77を揃え、最後はデルペーロが7.60をマーク。
2位のアメリカはソレイユ・エリコ、リンジー・ステインリードによって6ポイント台を重ねてアンカーのカイ・サラスにバトンを渡したものの、逆転に必要なポテンシャルを持つ波を見つけられず、合計8本の規定本数に達しなかったことや、ゼッケンの着用を忘れるペナルティで減点され、3位に転落。
変わって日本が2位に浮上して銀メダルを獲得しました。
ISAで2度も金メダルを獲得している兄のアントニーは、「最高のドラマだったね。最後にエドゥアルドの場所に良い波が入ったのはラッキーだったけど、辛抱強く波を待ち、素晴らしいサーフィンをした彼の功績さ。フランスチームの全てのサーファーを誇りに思う。この種目では初の金メダルだし、この勢いで本戦の団体でも金メダルを獲得したい」と話していました。
Aloha Cup結果
1位 フランス 42.93
2位 日本 30.97
3位 アメリカ 27.10
4位 ブラジル 21.77
コンテスト7日目は日本時間6月1日18時15分からメンズ、ウィメンズ共にリパチャージのR5〜R7が進行予定。
6月2日がファイナルデイとなり、クロージングセレモニーまで行われます。
団体でのメダル獲得の可能性は無くなった日本ですが、昨年4位に入った田岡なつみがR5に残っています。
『2019 ISA World Longboard Surfing Championship』公式サイト:https://www.isasurf.org/longboard/2019/en/
photo:ISA
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