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CT第4戦『Margaret River Pro』4日目 ベスト4が決定!

2019-06-03 更新
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レイキー・ピーターソン
PHOTO: © WSL

現地時間6月2日、「The Box」での歴史に残る一日の興奮冷めやらぬままCT第4戦『Margaret River Pro』はコンテスト4日目を迎え、公式4-6ftレンジのメインブレイクでメンズのR4(Round of 16)、ウィメンズのQF、メンズのQFの順に進行。
オフショアが強く、マーガレットリバーらしいワイルドなコンディションとなったこの日はMC席に昨年引退したジョエル・パーキンソンが現れ、特別感を演出。

QFH3のセス・モニーツ(HAW)、コロへ・アンディーノ(USA)のカードの際にサメが目撃されて一時中断する場面もありましたが、優秀なウォーターパトロールとディレクターの判断によって安全が確保されてから再開。無事にベスト4が決定しました。

メンズのR4(Round of 16)では、「The Box」で格の違いを見せつけていたローカルのジャック・ロビンソン(AUS)や、ケリー・スレーター(USA)、五十嵐カノア(JPN)までもが敗退。
イタロ・フェレイラ(BRA)、ジョン・ジョン・フローレンス(HAW)、カイオ・イベリ(BRA)、ジョーディ・スミス(ZAF)、セス・モニーツ(HAW)、コロへ・アンディーノ(USA)、ジュリアン・ウィルソン(AUS)、ライアン・カリナン(AUS)がQF進出。

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ビッグネームを次々と倒したカイオ・イベリ
PHOTO: © WSL/Cestari

前日の「The Box」でガブリエルを倒していたカイオはケリーの次にQFでジョーディを相手に最後に逆転。
ビッグネームを次々と倒して2017年のベルズ以来のSF進出。

「あのヒート中、多くのことが起こっていたよ。ウニを踏んでしまい、チンクイに刺され、リーフで足を切ってしまったのさ。だから、自分を取り戻そうとしていたんだ。逆転した波が入った時、何をするべきか分かっていた。ジョーディは最初の波に乗ったけど、自分が次に乗った波の方がベストだったね。最高の気分だし、落ち着いているよ。自分自身にプレッシャーをかけていた今年の他のイベントと違い、今回は全てを決め過ぎずに自然に出来事を受け入れようとしているのさ。次のSFのジョン・ジョンとの対戦も楽しみだね」

昨年は怪我で欠場が続き、CTを脱落したカイオ。
怪我人に与えられるワイルドカードはジョン・ジョンとケリーの手に渡ってしまったためにWSLに抗議するという問題も話題になっていましたが、エイドリアーノ・デ・ソウザ(BRA)のリプレイスメントとして開幕戦から全て出場。
最下位、17位が2度続き、やっと手に入れたSFの切符。
パートナーで元CT選手のアレッサ・クイゾンとまずは怪我から復帰後最初の成功を喜んでいました。



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ジョン・ジョン・フローレンス
PHOTO: © WSL/Cestari

QFではカイオの他にジョン・ジョン、コロへ、ジュリアンがラウンドアップ。
特にジョン・ジョンはメインブレイクでも全くリズムを崩さず、イタロを相手にビッグターンで9.23を含むトータル17.73で圧勝。
2017年に9ポイントを9本も出して完全制覇した相性の良いこの場所。
今年も優勝候補の筆頭と言えそう。

「自分のヒートの前に凄いサーフィンをしていたレイキーにインスパイアされたよ。今日はクリーンなフェイスの波を選ぶ必要があり、それが出来れば有利さ。多くの波はコブがあり、サーフボードを合わせるのが難しいからね。自分は幸運にもミドルサイズのクリーンなフェイスの波に乗ることが出来たんだ」

これでトップ10の中で残っているのはジョン・ジョンとコロへのみ。
バリ島の17位を埋め合わせ、カレントリーダーの座もキープしそうです。



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レイキー・ピーターソン
PHOTO: © WSL/Dunbar

ジョン・ジョンのコメントにもあった通り、この日のウィメンズで最も目立っていたのはQFでカレントリーダーのステファニー・ギルモア(AUS)と対戦したレイキー・ピーターソン(USA)でした。

パワフルなメインブレイクの波に負けないアグレッシブかつスタイリッシュなライディングでいきなり9.80をマーク。
後半にはコブがある難しい波をビッグターンとカットバックで繋ぎ、フィニッシュまでメイクして9.03。
パートナーが見守る中、最強の相手をノックアウト。

「この勝利に満足しているわ。昨年タイトル争いをしたステフにはヒートで対戦する度に負けていたの。これまでは気持ちで負けていたし、今年の彼女はこれまで以上に驚異的なサーファーになっているような感じがした。私が最初に9ポイントを出した時も怯えていたわ。彼女にとって8.5以上のスコアなんて簡単だもの。今回の勝利は自信になった。本当に嬉しいわね。彼女との勝負はいつも私のベストを引き出してくれるから大好きよ。ここマーガレットリバーで上手くやれて凄い嬉しいわ」



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ヒート後にハグを交わすレイキー&ステファニー
PHOTO: © WSL

SFのマッチアップはタティアナ vs サリー。
カリッサ vs レイキー。
R3(Round of 16)で17歳とは思えないライディングを披露していたキャロライン・マークス(USA)はQFで姿を消しています。

現地時間6月3日は朝のコールでオンホールド。
新しく入る予想のウネリを待って13時30分(日本時間の同日14時30分)に次のコールがされます。

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