一宮エリア
2019-06-20 更新
皆さん、お疲れ様です!波情報BCM「プロサーファー週間エリア概況」一宮エリア担当、太東の関田秀俊です。

前半の期間はこのエリアの中でもサイズと風を防げる太東~志田区間に人気があり、特に太東のレギュラーは仕上がりが良かった印象でしたが、日曜日(6/16)の時点で強まってしまった南風の影響か急激なサイズダウンとなってしまい、今週(6/17W)からは腰~腹、時間帯によっては胸近い波が残っていたものの、地形の状況からは比較的潮の少ない時間帯が狙い目だったので、力の弱い波質に変わり反応する地形の範囲も限られてしまいました。
それでは、各ポイント毎の地形レポートです!
【一宮】
6/19水曜日の9時頃。潮は引きに向かってミドルタイドくらいの時間帯での地形レポートです。



※9月30日(月)の6:00~15:00まで駐車場は有料となります。

【サンライズ】
6/19水曜日の9時半頃。潮は引きに向かってミドルタイドをすぎたくらいでの地形チェックでしたが、ミドル~アウトに片寄った地形になっている雰囲気で、スモールコンディションに対しては手前が深い状態なのでブレイクが途切れてしまい、潮の多い時間帯になると反応する範囲が限られてボヨつきやすくなっていました。


【東浪見】
6/19水曜日の10時頃。潮は引きに向かって干潮に近い時間帯での地形チェックでしたが、ここも全体的にアウトに片寄った地形となっていて、干潮に近い時間帯なので力の弱い波質ですが、上げに向かうボヨつき傾向な状況よりも、引きに向かうタイミングをメインにミドルタイドから反応が良くなっていたと思います。


【志田】
水曜日6/19の10時半頃。潮は引きに向かって干潮寸前での地形レポートで、左側半分のエリアでカレントの跡地が残り手前の深いセクションがありましたが、全体的には他のポイントと比べて反応しやすい浅い地形が広く残っていた印象です。


※駐車場は、オリンピックのテスト工事のため、大部分は規制されています。

【太東】
6/19水曜日の11時頃の様子から地形を判断します。潮は干潮寸前の時間帯です。


【夷隅】
6/19水曜日の12時頃。干潮の潮止まりで、全体的にコンパクトながらミドルエリアで反応するピークが残り、腹~胸サイズに対応できる状態をキープできていましたが、南風の影響を受けやすいので、サイズは小さくても風が気になるコンディションではカレントを含めて形が複雑になってしまうようでした。


今回のポイント毎の地形レポートは以上になります。
さて、水温は、変わらず17℃前後なのでシーガルかフルスーツのさかいめではありますが、狙う時間帯によって朝夕と日中で使い分ければいいと思います。
最後に、この先の波に関しては、南側の前線とセットになって低気圧が通過する予報となっているので、週末(6/22・23)にかけて北東コンディションが強まる雰囲気だと思います。
ここ数週間で毎回風向きが変わっていたので、形としては地形のまとまりがイマイチな傾向ながら、各ポイントにミドル~アウトに広がった地形を使えればスモールコンディションにも対応できる状況です。
オンショアに対してはカレントの影響を含めて潮が上げに向かう時間帯の方がまとまりがいいので、最近の地形にとっては手前がボヨつきやすいタイミングになってしまいますが、ミドルタイドを基準にサイズと地形のバランスを合わせれば一宮~サンライズ周辺の堤防を利用して多少でも悪影響を防げそうです。
今のところ月曜日(6/24)までいくつかの低気圧が通過する予報ですが、サイズにとっても期待できそうな状況となり、コースからもその後の北東ウネリが届けば火曜日(6/25)のオフショアになるタイミングから楽しめる波が見つかると思います。
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