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CT第5戦『Oi Rio Pro』ファイナルデイ フィリッペが圧倒的な強さで2連覇!

2019-06-24 更新
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PHOTO: © WSL/Poullenot

全11戦(ウィメンズは全10戦)で争われる2019年のワールドツアーも早いものでもう中盤戦。

メンズはジョン・ジョン・フローレンス(HAW)が優勝2回、3位1回と頭一つ抜けた成績でカレントリーダーの座を固め始め、ウィメンズはトップ5が約2,000ポイント内におさまる僅差でステファニー・ギルモア(AUS)がトップで第5戦のブラジル・リオデジャネイロのサクアレマへ。

ここ数年で二人のワールドチャンピオンを生んだこの国のサーフィンに対する情熱は以前にも増してダントツで世界一。他の国ではあり得ない何万人もの観客が連日ビーチに押し寄せ、ものすごい熱気に包まれていました。

今年は2つのヒートを同時進行「オーバーラッピングヒート」を有効活用してウェイティングピリオド初日から4日連続で進行。最短の期間で現地時間6月23日に終了。
ファイナルデイはバックアップ会場、ライトのポイントブレイク「Barrinha」を利用。公式4-6ftレンジのフォローな波質。

昨年、圧倒的な強さでこのイベントを制したフィリッペ・トレド(BRA)が今年も全ての観客を味方につけ、QFで五十嵐カノア(JPN)、SFでフレデリコ・モライス(PRT)、最後はジョーディ・スミス(ZAF)をコンビネーションスコアに追い込んで圧勝。
ファイナルの流れは序盤に決定。ジョーディがプライオリティを持っていた状況でフィリッペがバレルからの高さがあるジャイアントエアーをメイクして9.37をスコア。
恐らく誰にも真似できないパフォーマンスで完全にフィリッペの独り舞台となり、2年連続の優勝。
トータルではブラジルで3勝目。これはケリー・スレーター(USA)、タジ・バロウ(AUS)に並ぶ最多優勝記録で、まだまだ更新する可能性があります。

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フィリッペ・トレド
PHOTO: © WSL/Diz

「QFとSFに入ったら頭のスイッチがオンになるのさ。特にこのブラジルではね、この大勢の観客が自分の力となり、ベストを尽くしたいと思った。でも、サーフィンはゲームでもあるから難しい。ジョーディの底力は計り知れないし、例え18ポイントを持っていても、簡単に9ポイントを2本出されてしまうから最後の30秒までは緊張していたね。最初の波に関しては凄い自信があったし、あの一本は興奮したさ」

ファイナル終了後のホーンが鳴った後、両手を高々と上げて喜びを表現。まるでサーフィンのワールドカップでブラジル代表が優勝した時のように地鳴りのような歓声が上がり、フィリッペを乗せたジェットスキーもなかなか岸に戻れないほど...。
一言で言えば’クレイジー’、無事に上陸した後も歓声は鳴り止まず、本当にブラジルの凄さを思い知った場面でした。

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優勝後、何万人ものファンに迎えられたフィリッペ
PHOTO: © WSL/Poullenot

「周囲の良いサポートと自分自身の心理的な部分が準備出来ていないと勝つのは難しい。プレッシャーに勝つには準備が必要なのさ。ブラジルのファンの感情とエネルギー。本当に楽しませてくれたし、自分のエネルギー、集中力、やる気を与えられたよ。この凄い一週間、とても疲れたけど、みんなの前を通って海に向かう時にエネルギーをもらった。多くの人は知らないだろうけど、個人的に色々あって大好きなサーフィンに集中することが難しかったんだ。でも、この観客のおかげでやり遂げることが出来た。本当に感謝しているよ。今は次のお気に入りの場所’J-Bay’のことを考えている」

今回の優勝でランキングを3つ上げて3位に浮上したフィリッペ。
7月9日から開幕する第6戦『Corona Open J-Bay』はブラジル同様に2年連続圧倒的な強さで優勝した特別なイベント。
ランキング3位で南アフリカに向かい、結果次第ではカレントリーダーの座を手にいれる可能性も十分にありそうです。

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ジョーディ・スミス
PHOTO: © WSL/Diz

バリ島での17位を除くと3位が2回、5位が1回。そして、今回2位と好成績を重ね、ランキングを一つ上げて4位に浮上したジョーディ。
最後はフィリッペと強烈なサポーターに圧倒される形になったものの、自国でのイベントの前に良いポジションを得ています。

「今日は凄いサポーターがフィリッペに付いていたよね。多分、最初の波で流れが決まってしまった。’ウェッジ’が少しインサイドに動いたことで、自分はあの波に乗ることが出来なかった。その波でフィリッペはバレルとエアーを決めてしまったのさ。そして、すぐに風が吹いてしまった。もう言うことはないね。彼は素晴らしいサーファーだよ。今年最初のファイナルに進めただけでも嬉しいし、光栄さ。世界中どこを見てもこんな凄い観客はいないし、素晴らしいイベントだった。’J-Bay’が少し愛を与えてくれることを願う」

なお、前日のR4(Round of 16)で昨年負傷した右膝を再び痛めてしまい途中で海から上がってしまったジョン・ジョン・フローレンス(HAW)はQFを棄権。
5位でフィニッシュしたためにカレントリーダーの座は維持していますが、次のイベントまで約2週間。
もし、治療が長引くことがあればタイトル争いにも大きな影響を与えそうです。






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サリー・フィッツギボンズ
PHOTO: © WSL/Poullenot

ウィメンズはサリー・フィッツギボンズ(AUS)がファイナルでカリッサ・ムーア(HAW)と対戦。
小さいながらバレルをメイクして僅差で勝利。ブラジルでは2012年、2014年に続く3度の優勝。
これはタイラー・ライト(AUS)に並ぶ最多優勝記録でもあります。

「ツアーでの優勝、最も生きている実感をする喜びよ。この凄い数の観客の間を声援を浴びながら駆け抜け、パドルアウトするのも含めてね。何度優勝しても特別。カリッサのような友人とファイナルを戦うのは素晴らしい気分なの。今日は信じられないほど上手くいった。本当に嬉しいわ。最後のセットが入った時、何か特別なことをやるべきだと思った。パドルした時から良い波になる感じがしたから全力を尽くしたの。ただ結果を出したかったあの波で全てが上手くいったのよ」

今シーズン、2位が1回、3位が2回あったサリーは今回の優勝で4位から一気にトップに立ち、次のJ-Bayではイエロージャージを着用することになります。
無冠の女王と呼ばれて10年。良い形でワールドタイトル獲得のチャンスが巡ってきました。
なお、SFで敗れたステファニー・ギルモア(AUS)はトップから3位に転落。
R3(Round of 16)で敗れたキャロライン・マークス(USA)が2位から5位に落ちるなどメンズよりも変動が大きくなっています。



CT第5戦『Oi Rio Pro』結果
1位 フィリッペ・トレド(BRA)
2位 ジョーディ・スミス(ZAF)
3位 フレデリコ・モライス(PRT)、コロへ・アンディーノ(USA)
5位 五十嵐カノア(JPN)、ジュリアン・ウィルソン(AUS)、ジョン・ジョン・フローレンス(HAW)、ガブリエル・メディナ(BRA)

ウィメンズ
1位 サリー・フィッツギボンズ(AUS)
2位 カリッサ・ムーア(HAW)
3位 キーリー・アンドリュー(AUS)、ステファニー・ギルモア(AUS)
5位 レイキー・ピーターソン(USA)、シルヴァナ・リマ(BRA)、タティアナ・ウェストン・ウェブ(BRA)、コートニー・コンローグ(USA)

2019 Men’s Championship Tour
『Oi Rio Pro』終了後のランキング
1位 ジョン・ジョン・フローレンス(HAW) 32,160pt
2位 コロへ・アンディーノ(USA) 27,760pt
3位 フィリッペ・トレド 27,195pt
4位 ジョーディ・スミス(ZAF) 26,045pt
5位 五十嵐カノア(JPN) 24,705pt

2019 Women’s Championship Tour
『Oi Rio Pro』終了後のランキング
1位 サリー・フィッツギボンズ(AUS) 32,850pt
2位 カリッサ・ムーア(HAW) 31,175pt
3位 ステファニー・ギルモア(AUS) 30,320pt
4位 コートニー・コンローグ(USA) 26,845pt
5位 レイキー・ピーターソン(USA) 26,050pt

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