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コスタリカ Part1

2003-01-13 更新
haru column Vol.3
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今回のBCニュースは、福島晴之(haru)さんのコラム第3弾をお届けします。今回はコスタリカへのサーフトリップPart1です。年間を通して波のあるコスタリカ。サーファーなら誰もが憧れる場所ですよね~。

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A-frame news 最高を求めてコスタリカへ Part1

2001年5月、楽しかった半年間。スリランカ(ヒッカドゥワ)での仕事が終り、帰り道にアジアとカリフォルニアでサーフィンをして日本に帰ってきたのはひと月後の6月だった。外国ぼけがようやく覚めてきた7月初旬、猛暑が日本列島を襲っていた。伊豆では39度にもなったそうだ。そんなある日、友人のディエゴからのメールでコスタリカに来ないか?と誘われた。ディエゴはウルグアイ人のサーファーで、世界中を放浪している根っからのヒッピーサーファー。(顔はちょっとオースティンパワーズに似ている)コスタリカには前にも行ったことがあって頭の中には『またいきた~い』という思いがずっとあったのでこの誘いに乗ることにした。

日本からの出発ということもあって友達に声を掛け、急な話にもかかわらずなんと4人も集まった。7年前にコスタリカへ一緒に行った保坂(奴にとって初めての海外旅行がその時だった)と、俺の前の職場で一緒に仕事していた仲間達の由美ちゃん、香子と波乗りが上手いプロスキーヤーの大野さんの5人がメンバー。コスタリカまでは決して近い距離ではなく、成田からロス経由で飛行機を乗り換え、コスタリカの首都サンホセまではさらに6時間くらいかかる。

サンホセに着くとディエゴとカシオ(ディエゴの友人でガイドをしている)が空港まで迎えにきてくれた。ラテンのリズムがぴったりのこの2人はノリも愛想もいい。さっそく俺達はコスタリカいちのサーフビレッジ、ハコー(Jaco)に向かった。前回来たときは迷いながらレンタカーを運転していたのを思い出す。今回はカシオがいるので道に迷うこともないし、前回行かなかった北側のウィッチーズロックなんかも案内してもらえるそうだ。自然いっぱいの景色を見ながら2時間ほどのドライブでハコーのコンドミニアムにとうちゃ~く。超キレイではないが部屋もラテン風、プールも付いていてなかなか快適そうだ! 荷物を下ろすと早速波をチェックしにビーチへ。波は肩サイズ(1.5m)でファンウェーブ! 早速波乗り開始! 久しぶりに良い波でサーフしちゃって時間が経つのをすっかり忘れ、気がつくと真っ暗になっていた。海から上がり夕食を食べると、みんな疲れがどっとでて9時前だというのに就寝。

翌日は7時に起きて車で近くのヘルモサビーチに波乗りに。昼前には食事とシエスタ(昼寝)をとりに宿に戻ってくる。そしてサンセット時にもう一度サーフ。太平洋に沈む夕日はすごくキレイだった。インドネシアのバリのように、ここもサーフタウンとして発展してきた街。なかなかおしゃれで物価も安い。アジアのような怪しさはないけどラテンのノリが気分を盛り上げてくれる。俺達は毎晩おいしそうなレストラン巡りをし、ひさしぶりに贅沢な気分を味わった。E-メールカフェも数件あるので日本との連絡も問題ない。肝心の波の方は一年を通して豊富らしく、俺達の滞在期間中もコンスタントに頭くらい。大きい時は頭半くらいまで上がった。ハコービーチはメローな波質で日本の平均的なビーチブレイクに似ていたが、ヘルモサビーチは数キロに及ぶビーチでところどころにサンドバーがついていて、ポイントによっては板が折れてもおかしくないくらいパンチの効いたブレイクもあった。近くにはリーフブレイクも点在し、ビーチのサイズが限界近くになるとリーフブレイクがworkし始めるとカシオは言っていた。俺達はリーフブレイクのひとつ、エスコンディードというポイントへ行ったが、その日はサイズが胸くらいしかなかった為、あまり良いブレイクはしていなかった。しかしサイズアップすればレフト&ライトのチューブオンリーの良い波だそうだ。この4日間ですでに普段の生活を忘れ、肩があがらなくなるほどたくさんの波に乗って、おいしいものを食べて、よく寝た。そしてこの日の夕方、俺達は北上してタマリンドの近くに宿を移すことになった。

そして、ハコーから車で5時間ほど北に走り……と、話を続けたいのですが、長~くなってしまうので、次回にしたいと思います!!次回の「haru column」では、『エンドレス・サマーⅡ』で世界的に有名になったポイントもでてきます。どうぞお楽しみに!!