コスタリカ Part2
2003-01-16 更新
haru column Vol.4---------------
今回のBCニュースは、福島晴之(haru)さんのコラム第4弾、コスタリカトリップPart2です。映画「エンドレスサマーⅡ」で世界的に有名になったポイントもでてきますよ~。
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A-frame news 最高を求めてコスタリカへ Part2
ハコーから車で5時間ほど北に走り、深夜アベヤナスというビーチコテージについた。部屋はバンガロースタイルでバルコニーもあってハンモックが吊してある。バンガローはジャングルの中に10棟くらいしか建ってないのでとても静かだ。翌朝はゴリラのような鳴き声で目が覚めた。恐る恐るドアを開けてあたりを見回すと、近くの木の上に真っ黒い小猿が戯れていた。そしてバンガローの庭には体調50cmはあるイグアナがどうどうとそこいら中を歩いている。そうコスタリカはスリランカ同様に自然が豊富に残る国なのだ。
朝飯を食べ、早速サーフチェックに出掛けた。バンガローから生い茂るマングローブに架かった橋を延々と歩いてビーチに着くと、目の前にプライベートビーチブレイクが広がっていた。サイズは胸くらいだが、3・4発はリップできるし、セットが入ると抜けられるチューブも巻く。夕方は更に5分ほど歩いたところにあるリバーマウスでワンサイズ大きな波でサンセットサーフをした。完璧なサンドバーが形成されていて、波の良さは天下一品! 今回のメンバーは全員が上級者ではなかったが、このリバーマウスも含めてみんなが楽しめる波ばかりだった。しかし翌日に行ったプラヤネグラというポイントはちょっと違った。コスタリカを代表するリーフブレイクのひとつで、この日のサイズが8ftくらい。入らないと格好悪いので俺も大野ちゃんもちょっと気合いを入れていった。他のみんなは観客にまわった。タイミングが合わないと沖にでるのも大変だった。俺は無難に乗っていたが、ロコの何人かはレイトでテイクオフしてがっぽりチューブをメイクするなどのチャージをしていた。
7日目はついにあこがれの映画「エンドレスサマーⅡ」で世界的に有名になったウィッチーズロックというポイントへでかけた。ここはナショナルパークの中にあって雨期であるこの時期は車とボートを使って2時間かけて行かなければならなかった。陸地はジャングル、海には名前の通り奇妙な岩があってトリッピーな雰囲気だ。波は地形のよいビーチブレイクでピークは数カ所ある。この時は映画のようななが~い波は少なかったけど、頭半くらいのチューブも巻く良い波だった。午後はこのそばのアリスポイントで100mは乗れるロングレギュラーを楽しんだ。この他にも近くには3箇所ほどポイントがあるらしい。
8日目はセミシークレットのマルベイヤポイントに連れて行ってもらった。ここはウィッチーズロックにも負けないくらい素晴らしいロケーションで、しかもこの日は頭くらいの三角波! みんなの笑顔も最高潮に達していた。あとの2日間もサイズダウンすることなく大満足で2週間の旅行を終えた。
コスタリカは日本から行くと本当に遠いけど、俺にとっては最高の場所だ。ハコーから南に下っても素晴らしいポイントが点在するし、カリブ海にもすばらしいポイントがたくさんあるらしい。日本に帰ってコスタリカ政府観光局に足を運んで話を聞いてみたが、国の4分の1を自然の保護区と定め、そのエリアの開発をしていないそうだ。中立国ということもあって軍隊を持たないこの国家は、戦争とは無縁らしい。平和主義者が多いサーファーにとってはまさに楽園のようなところだ。いつまでも自然が守られ、動物たちが伸び伸びと暮らせる環境であって欲しいと心から思う。いつかもっと時間をかけて中米を旅してみたいなぁ。
尚、今回紹介した旅はサンライズホリデーで取り扱う予定。電話03-3254-2551 担当:江原・大森まで。
2回にわたりお届けした、ハルさんのコスタリカトリップはいかがでしたか? 『エンドレスサマー』を観た人なら、是非一度は行ってみたい場所ですよね? 次の「haru column」ではどんな話を届けてくれるのでしょう。次回もお楽しみですね!!