一宮エリア
2019-07-19 更新
皆さん、お疲れ様です!波情報BCM「プロサーファー週間エリア概況」一宮エリア担当、太東の関田秀俊です。

前回(7/11更新)以降は、サイズが小さいものの風の弱いタイミングがあったり、風は北東ながらも胸近いサイズとなり、一宮~サンライズ区間の堤防で整ったエリアを探すと、潮が上げに向かう時間帯で遊べていた印象です。
また、夷隅にとっても見た目より力の弱い乗り心地ながらも風の影響のないきれいなフェイスを滑る事ができていました。
それでは、地形レポートです!
【一宮】
7/17水曜日の7時頃。潮は引きに向かって中間より少し前の時間帯で、全体的にミドルエリアの地形がメインになっている状況で、オンショアに対しては中央左側が風を防げて人気となっていて、範囲は狭いもののインサイドまで乗りつなげる地形に沿って形をキープしたブレイクが安定していたと思います。



【サンライズ】
7/17水曜日の8時半頃。潮は引きに向かって中間くらいの時間帯で、ミドルエリアでの反応は控えめながら、インサイドに関しては全体的に地形の複雑さもなく癖のない雰囲気となっているので、距離は望めないものの手前に集まったブレイクで遊べている状況です。


【東浪見】
7/17水曜日の10時頃の様子から地形を判断します。潮は引きに向かって干潮寸前の時間帯で、ここも大きく地形が変わった様子はないが、日中の潮の動きが大きくなっている影響もあり、この時のような潮の少ない時間帯で狙える波が増えてきた印象です。


【志田】
水曜日7/17の10時半頃、潮は引きに向かって干潮寸前での地形チェックレポートとなりますが、他のポイントよりも浅い地形が広がり、この時のような潮の少ない時間帯は余計なカレントが目立ってしまい、メインとなる右側のレギュラーを含めて反応が複雑になってしまので、干満の中間の時間帯が基準になるのかもしれません。


※東京2020テストイベントの開催準備等に伴い、8/1(木)までは、志田下の駐車場および広場への車両進入が制限され、駐車が出来ませんのでご注意ください。

【太東】
7/17水曜日の11時頃。干満の潮止まりでの地形レポートとなりますが、海水浴場内の堤防周辺にはレギュラーの地形が残り、ブイの外側に関してもショルダー狙いになりますが、同じレギュラーを乗れる状態となり、ガスト方面にかけてもワイドな雰囲気ながら、ミドル~アウトの地形をメインに癖のない印象です。


【夷隅】
7/17水曜日の11時半頃。潮は上げに切り替わったばかりの時間帯で、地形にとっての変化はありませんが全体的にピークが手前で反応するようになった印象です。


地形レポートは以上になります。
さて、水温は、南風で冷える可能性がありつつも19~20℃くらいなので北東コンディションでは3㎜フル~シーガル・ロンスプが基準になりますが、気温が上がると日中はスプリングで問題なさそうでした。
また、この先の波に関しては、前線が解消されない気圧配置が続きつつ、台風の動きが大きく影響しそうな雰囲気ですね。
今のところ出ているコースからは日本海側を通る予報なので、接近中は南風コンディションの日が多くなる可能性が高く、風が強まるタイミングでウネリが入れば各ポイントでレギュラーのブレイクに期待できそうですが、オフショアが働いて下がり傾向になってしまうと物足りない状況になってしまうかもしれません。
しかし、その後に台風か低気圧の状態でもこのエリアの沖に抜けるコースで遠ざかるスピードが早まらなければ、バックスウェルが届く可能性もあり、進路次第で状況が変わりやすくなりそうですね。
地形的には手前の深いポイントは潮の多いタイミングでボヨつきやすいものの、潮の動きが大きい期間は意外な波の変化があるかもしれないので潮時に合わせてチャンスがあると思います。
今回は以上です。
最後までお付き合い頂き、ありがとうございました!
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