CT第6戦『Corona Open J-Bay』ベスト8が決定!ランキングに変化も!
2019-07-19 更新
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現地時間7月17日、南アフリカの「J-bay」で開催中のCT第6戦『Corona Open J-Bay』は公式3-5ftレンジのオフショア、クリーンなコンディションでR4(Round of 16)とウィメンズのQFが進行。
残り10ヒート、いよいよクライマックスが迫ってきました!
コロへがジョン・ジョンからトップを奪う
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R4ではタイトル争いをしているコロへ・アンディーノ(USA)、フィリッペ・トレド(BRA)、五十嵐カノア(JPN)、イタロ・フェレイラ(BRA)が勝ち上がった一方、ジョーディ・スミス(ZAF)が敗退。
この時点で右膝の負傷により欠場しているジョン・ジョン・フローレンス(HAW)に変わってコロへがカレントリーダーの座を獲得。
「正直、ゴールドジャージは少し重荷になると思うよ。あのジャージを着てからタイトルまで一直線なんて選手は居なかったしね。まだシーズンは長い。正確に言えば半分さ。前半に関しての成績には満足しているよ。自分にとってJ-bayは難しい波なんだ。だから、QFに残っただけでも本当に嬉しいね。この波を上手いサーファーはみんな凄い自信がある。ここの波は本当に速いけど、彼らは緊張せずにビッグターンをしているよね。自分は楽しんでやろうと思っているよ。もし、サーファーならこの波は本当に驚きの連続さ。多くの時間を海で費やし、楽しんでいるよ」
今シーズンは第2戦のベルズを除くと全てQF以上、ファイナルに2度も進出しているコロへ。
現地の『F+』のつのだゆき編集長によると早朝、ヒート後の夕方も必ず海に入り、父のディノと話しながら向上心むき出しで努力しているとのこと。
ワールドタイトルよりもまずはCT初優勝、本人のみならず多くのファンが強く願っていると思います。
オーウェンがジョーディを倒す!
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自国のヒーロー、ジョーディの敗退に観客が項垂れたこの日。
ビッグターンで7ポイント2本と決して内容は悪くなかったものの、オーウェン・ライト(AUS)のバックハンドがそれを上回り、終了間際にはプライオリティを持っていたジョーディがパスした波にテイクオフ、リーフまで乗り上げるほどの執念のライディングでダメ押しの8ポイントをマークしてラウンドアップ。
「彼との対戦はいつも楽しみにしている。特にジョーディはここがホームで強いけど、何度か勝ったことがあるし、楽しみにしていた。たまに凄い良い波が入り、その中でも完璧な波に乗ったね。最後の8.30の波は彼が行かせてくれたんだ。何が起こったか分からず、レイト気味にテイクオフしたのさ。そのままドライリーフまで乗り続けてしまった。エンドセクションがスコアを上げる鍵だと思っていたからね。あの時はどこに行けば良いか分からず、ボードに乗ったまま岩の上に突っ込んでしまったよ」
9位止まりだった今シーズン、初のQF進出を果たしたオーウェン。
妹のタイラーがA型インフルエンザ感染後、疲労症候群と診断されて体調不良が続いているためにシーズンの半分を休み、後半の参加も不透明になっている今年。
更に弟のマイキーも臀部の治療が長引いて休んでいるため、二人の分もツアーで活躍したいところでしょう。
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ウィメンズもタイトル争いに変化!?
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ウィメンズも波乱含みだったこの日。
ファーストヒートのステファニー・ギルモア(AUS)、キャロライン・マークス(USA)のカードはディフェディングチャンピオンのステファニーが美しいマニューバーを披露した一方、キャロラインは深いボトムターンからのリップアクション、オッキーのようなパワフルなターンの連続。ステファニーがリードしていたものの、後半に8ポイント台を出したキャロラインが逆転勝利。
ステファニーはサリー・フィッツギボンズ(AUS)、カリッサ・ムーア(HAW)とのタイトル争で大切なヒートを落とすことに...。
「あのヒートの最大の問題はフィニッシュまで波をメイク出来なかったことね。良い波に乗るチャンスはあったけどね。キャロラインは強かったわ。彼女のバックハンドはここでも冴えていたわね。ウネリの向きや速度から今日はグーフィーフッターに適していた。タイトルレースに重要なヒートだったのに、本当に残念だわ。また振り出しに戻ってしまった」
サリーがマリア・マニュエル(HAW)に敗れ、カリッサだけがこの3名の内、SFへ。
カリッサがファイナルに進んだ時点でトップの座が入れ替わることになります。
現地時間7月18日はレイデイ。
ネクストコールは現地時間7月19日の朝7時30分(日本時間同日午後2時30分)
オフィシャルフォーキャストの「Surfline」によると南西ウネリが強まる傾向ながらオフショアが強まる予報。
この日、もしくは翌日がファイナルデイになる可能性が高いでしょう。
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