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湘南藤沢エリア

2019-07-24 更新
皆さん、こんにちは。
波情報BCM「プロサーファー週間エリア概況」湘南・藤沢エリアを今月から担当している池田潤です。
今週もよろしくお願いいたします。
jun_ikeda





週末(7/20・21)、湘南全域に素晴らしい波をもたらしてくれた台風5号。
ここ藤沢も、台風の特徴的なセット間隔の長い南~南西うねりを受け、全域でサーフィンを楽しませてくれました。
そして週明け(7/22)はダウンしつつ、腰腹サイズでのスタートとなりました。

しかし、雨と台風うねりの影響で、深い地形が続いていた辻堂エリアの地形に、少し変化が出て来ました。
船前から第二駐車場まで、基本的にはミドル~インサイドの間が深めな状態が続いていますが、辻堂正面のどん深の地形が若干改善され、海水浴場右側の船前の地形が良くなって来ました。

反対に地形が悪くなったのが湘洋中前。干潮時以外はショアブレイクのみになってしまうようです。

今週(7/22週)には、長かった梅雨もやっと終わるようですが、夏になると日中は南よりのオンショアが吹くようになります。
このサーマルウィンドの影響で、地形が良い方向に変化することに期待したいです。

今回は、7/22(月曜日)のタイド表潮位が87cm表記で、中潮のミドルタイドの時間帯だった10時~11時に全域を見て来ましたので、今後のポイントセレクトや海に向かう時間帯の参考にしてみてください。

波は腿~腹ぐらいのオフショアでした。

それでは、地形レポートです!


【第二駐車場前】
地形が良くなって来ました。
_1
右側の辻堂浄化センター前の地形が整って来た模様です。
ビーチの写真看板左側の地形も良いです。
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ミドルタイドでも十分にブレイクしますので要チェック!


【辻堂橋前】
こちらは、地形の良い状態をキープしています。
若干インサイドブレイクになって来た模様ですが、先週末(7/20・21)は素晴らしいブレイクを見せたようなので、大きめの南~南西うねりがきたら要チェックです。
ハイタイドでもサイズさえあればブレイクしますので。
_1
サンドバーが若干インサイドよりなので、うねりが小さい時はロータイドがお勧めです。


【辻堂正面】
良い方向に変化ありです。
辻堂正面のどん深地形が改善され、船前の地形が整って来ました。
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サーフィンする際には、地引き網の邪魔をしないように注意しましょう。
海の家左側も、
_2
地形が少し戻っているので、引きの時にはチェックする価値ありです。


【湘洋中前】
悪い方向に変化。。。
この辺の地形は一気に悪くなりました。
完全にミドル~インサイドの手前ぐらいが深くなっています。
_1
ミドルタイドでは、腰腹でブレイクしても、すぐに消えてしまいます。
地形が深いので、ここはロータイド時のチェックをお勧めします。


【スエヒロ】
この辺も地形変化は無い様子で、相変わらず良くありません。
ミドル~インサイドの手前ぐらいが深くなっていて、このサイズだとブレイクしません。
_1
地形が深いので、サイズがある日の引いている時間帯にチェックしてください。


【地下道前】
左側の船前は、夏休みに入り頻繁に地引き網をやっている影響もあり、地形が回復傾向です。
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サーフィンする際は、地引き網の邪魔をしないように注意しましょう。
そして、右側のスエヒロ寄りの地形にも変化ありです。
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まだ若干深めですが、ロータイド時は要チェックです。


【スケートパーク】
地形が若干変化しましたが、広い範囲でブレイクします。
前回のレポートでお伝えした通り、スケートパーク前の地形ができて来ました。
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以前より良好であった河口の地形も、引き続き継続中です。


【鵠沼(河口~白杭左)】
少し変化していますが、河口からの砂の流れと白杭のおかげで、引き続き良好な地形を保っています。
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白杭前のライトハンダーは引き続き良好、河口よりにも新しいサンドバーが出現中で、波質は良好ですが、夏休みに入り子供達が一日中サーフィン開始です。
事故のないように心がけましょう。
少し終わり傾向にありますが、
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白杭の左側の地形もまだできますので、海水浴場時間以外は要チェックです。


【水族館前】
相変わらず地形が崩れ気味です。
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うねりが小さいと、片瀬西浜から新堤防までサーフィン向けのサンドバーはありません。
ウッドデッキ前まで行けば、若干ですがサーフィン可能なので、海水浴場時間以外は要チェックです。
サイズのある日には、変化があるようなので、サイズアップに期待したいところです。


今回の地形レポートは以上になります。


さて、現在の水温ですが、晴れていればショートジョンとか、トランクスにタッパで問題ありません。
梅雨明けすれば、サーフトランクスや水着で可能になるはずです。
しかし、例年に比べ水温が低いので、もう少し様子を見ることをお勧めします。


間もなく梅雨明けを迎え、本格的な夏の訪れです。
いい波を当てるには、波高、うねりの向き、うねりの間隔の3要素がカギとなります。

まずは自分のサーフィンするポイントの向きを理解しましょう。
そして最新の気象情報や波情報を細かくチェックしましょう。
そうすれば、きっと良い波がつかめるようになるはずです。

待ちに待った、本格的なサーフィンシーズンの到来ですが、同時に激混マークが目立つ時期となってきましたので、ルールとマナーの厳守を宜しくお願いします!


以上、最後までお読み頂き、ありがとうございました。

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