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一宮エリア

2019-08-09 更新
皆さん、お疲れ様です!
波情報BCM「プロサーファー週間エリア概況」一宮エリア担当、太東の関田秀俊です。
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南コンディションが続いていたので、朝夕をメインに風の影響のない面ツルを狙えていましたが、前回(8/1更新分)のサイズがあった頃と比較すると、各ポイントでミドル~アウトの地形は形がハッキリしていなかったので、距離を狙えても乗り心地としてはボヨついてしまい、易しい波質ながらピークが定まらず反応に癖がある波だったと思います。

潮の動きが小さくほとんどのポイントで干潮前後が狙い目だったようです。

それでは、地形レポートです!


【一宮】
8/7水曜日の16時頃。上げ始めで潮は少ない時間帯での地形レポートとなりますが、台風8号からのウネリが届き、サイズアップはしていたものの、平均すると腹前後のスモールコンディションとなっていた日が多かったので、正面エリアは全体的に手前の癖のある地形が解消されて、ミドル~インサイドをメインにサイズなりに距離を乗れている状況です。
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地形にとってはカレントが働いていない雰囲気なので、ハッキリしたピークは右側の堤防周辺に限られていて、形としてもまとまりが悪く見た目よりもタルめな力の弱い波質のようでした。
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ただし、上げに向かい満タンに近いタイミングを除けば、波質の変化はありつつも練習できる波があり、ポイント的には海水浴エリアを含めて狙える地形の範囲が広くこのエリアでは基準になると思います。


【サンライズ】
8/7水曜日の16時半頃。潮は上げ始めで、ここも日曜日(8/4)にハードな雰囲気のサイズアップはあったものの、地形にとって影響する事なく全体的に手前に砂が集まっている傾向のようです。
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左右の堤防周辺や中央寄りのインサイドにあった深みも解消されてきているので、スモールサイズに対してインサイドまでスムーズに乗れる地形となり、潮の動きが小さい期間だったので、干潮前後の時間帯を基準に右側のレギュラーも狙えていて、ポイント全体でもミドル~インサイドの地形を広く使えていたようです。
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しかし、一宮と同じくカレントが働かないコンディションが続いているので、ピークができるエリアの地形は形がハッキリせずブレイクは見た目よりもタルめな印象でした。


【東浪見】
8/7水曜日の17時頃。潮は上げに向かい、干潮とミドルタイドの中間くらいで、全体的にピークは定まっていながらも反応する形がハッキリせずブレイクはタルめな印象です。
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しかし、ここもインサイドで癖の残っていた地形は解消傾向となり、右側のレギュラーを含めても中央寄りや左側にかけてミドルエリアで反応するピークからインサイドのブレイクまでこれまでよりも乗れる距離が伸びた印象です。
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最近では一宮やサンライズと比べてサイズの小さい状態ではありましたが、スムーズに乗れる地形に仕上がっているので、潮のタイミングで波質はかわるものの、胸サイズあればこの時のような上げに向かう時間帯まで対応でき、中央~右側のエリアをメインに地形を広く使えるようになっています。


【志田】
ここから木曜日のチェックとなります。
8/8木曜日の16時頃の様子から地形を判断します。干潮の潮止まりで、全体的に余計なカレントもなかったので地形としてはこれまでよりも手前に砂が集まった印象に変わり癖のない状態だと思います。
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このエリアの中でもワイドなブレイクが目立ち中~上級者向けではありますが、潮の動きが小さい期間だったので、形的にはこの時のような干潮の時間帯でスムーズなブレイクがあり、メインの右側以外でも正面~左側にかけて狙えるピークがありそうです。
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ただ、アウト地形は形がハッキリしていないので頭以上のサイズからフェイスをキープできる波が少なくなるかもしれません。


【太東】
木曜日8/8の16時半頃。潮は上げに切り替わったところでの地形チェックレポートとなりますが、南ウネリの状態が続いているので、サイズとしてはフラット寸前な状況が多く、台風のウネリが届いても胸程度で大きな影響はありませんでした。
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カレントは弱く、手前に砂が集まっている傾向なので、ガスト方面にかけて広く癖のない地形となっていて、サイズがあった日を含めても、これまでと比べてピークは形の安定感が欠けてしまい、ワイドなブレイクが増えて距離を乗れていないようでした。
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潮の動きやサイズが小さい分、干潮に近いタイミングでもボヨついた雰囲気ではありましたが、引きに向かう時間帯をメインに潮は少ない方が狙いやすそうです。


【夷隅】
8/8木曜日の17時頃。上げ始めなので潮は少ない時間帯で、潮の少ないタイミングを狙ってもピークはなく、地形としても手前に砂が集まってミドル~アウトでの反応はサイズがあっても控え目でインサイドのショアブレイクになってしまうようです。
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No.1のテトラ際に限りレフトを狙える波があったものの、カレントの具合やサイズの条件からは安定感はなさそうなので、ここを狙うにしても、次の台風が通過した後の地形の仕上がり次第になってしまう? のでは。。。
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今のところ地形がないので他のポイントを優先した方がいいと思います。

地形レポートは以上になります。


さて、水温は、南風でこの先に下がる可能性はありながら、タッパーやスプリングで問題ない状況です。


また、この先の波に関しては、勢力の大きい台風が待機しているので間違いなく影響がでそうですね。
今のところ発達の具合と移動スピードからはウネリが貯えられてる雰囲気があり、8号と似たコースながらもサイズが残る期間は長くなりそうですね。

西よりの進路なので日本海側に戻ってこなければ天気の影響も少なく、このエリアはウネリだけが届き、南ウネリで一宮~東浪見区間のレギュラーに期待できそうな雰囲気に加えて、再び大潮に近づくのでサイズが落ち着き傾向になってからも残ったウネリを十分狙えそうです。

地形的にはサイズが上がってからはピークの位置や安定感がなくなってしまいそうですが、カレントが働いてビーチが削られればその後でアウト重視な仕上がりになるかもしれません。

今回は以上です。
最後までお付き合い頂き、ありがとうございました!

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