南房総エリア
2019-08-14 更新
皆さん、こんにちは!波情報BCM「プロサーファー週間エリア概況」南房総エリア担当の鈴木国雄です。

先週の8月6日に発生した「台風10号」ですが、進行速度が極端に遅く一週間が経過しても、強い勢力を保ったまま西日本方面へ接近しています(14日現在)。
その間、南を向いたポイントを中心に連日に渡り、オーバーヘッドもしくはクローズアウトし、滅多にサーフする事が出来ないクラシカルポイントへも、グランドスエルを届けている様です。
ただ、残念ながらその台風スエルの影響で、南房総エリアでも水難事故(海水浴客)が相次いでいます。台風スエルに限った事では有りませんが、ご自身の技量や体調等を鑑みてポイントをセレクトして頂ければと思います。
と言う事で、今週も「地形レポート(8/13火曜日チェック)」を、早速お届けしたいと思います。
それではいつも通り『千倉』から。
まずは監視所側。
千倉は地理上「南よりのスエル」は回り込む様になるので、他のポイントに比べクローズアウト迄とはならず、海水浴場も「遊泳注意」となっています。
地形的には大きな変化は見られず、インサイド~ミドル手前は浅目ですがミドル付近は深目のままですので、サイズが無く潮の多目な時間帯は、かなりコンディションを落としてしまいます。
・8月13日(火)、ロータイド約1時間前の監視所側。

そして教習所側。
前回(8/7)のレポートで「ミドル前後が深目になった」とお伝えしましたが、その状況に変化は無く、潮の多目な時間帯はインサイド寄りでしか反応しません・・・。
ただ、今回の取材時はほぼロータイドでしたので、ショルダーの張った波がブレークしていました。
・8月13日(火)、ロータイド約1時間前の教習所側。

次はお隣『千歳』。
こちらは千倉よりもワンサイズは有りますが、クローズアウトにはならずまだサーフィンが出来ていました。
引き続き、全体的に浅目な地形をキープし、潮回りも良く3ピーク共まずまずのコンディションでした!
お勧めの潮回りは、ミドルタイド前後となります。
・8月13日(火)、ロータイド約50分前の正面。



引き続きインサイドのリーフにはお気を付け下さい。

そして和田方面『花籠』。
南を向いている和田方面迄来ると千倉・千歳方面とはガラッと変わり、波数も多くクローズアウト気味に・・・。
普段のブレークポイントのかなりアウトからブレークしていましたが、スープの感じからして、適度な遠浅な地形はキープされている様でした。
・8月13日(火)、ロータイド約40分前の花籠。

続いて『大原駐車場前』。
こちらも花籠同様、ほぼクローズ気味のコンディションでしたが、やはり地形が良い為か、上級者でしたら充分楽しめそうな波もブレークしていました!
・8月13日(火)、ロータイド約30分前の大原駐車場前。

そして最後に『白渚』。
まずは河口寄り。
引き続き、河口付近の遠浅の良い地形はキープされていました。
度々スコールの様に降る雨により、河口がふさがらずに土砂が堆積しているのではと思われます。
・8月13日(火)、ロータイド約20分前の河口寄り。

そしてS&S寄り。
今迄河口寄りに比べミドル前後が深目で、イマヒトツ「パッ」としていませんでしたが、前回(8/7更新)のレポートでもお伝えした通り、やはり地形が上向いて来た様です。
アウトのファーストブレークだけでは無く、ミドルでもセクションが出来スープもインサイド迄きっちりと続いていました!
このまま良い地形をキープして欲しいモノです・・・。
・8月13日(火)、ロータイド約20分前のS&S寄り。

以上が、今週(8/13チェック)の当エリアの地形概況となります。
それでは最後に水温。
比較的水温は安定していますので「トランクス」+「タッパー」驚嘆に寒がりな方は「スプリング」等をお持ちになる事をお勧めします。
今回は以上となります。
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