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ボルコムがデニムジーンズ製造に取り入れた「WATER AWARE」プログラムとは?(WSMコラム)

2019-08-15 更新
Volcom_Water_Aware
via youtube

サーフブランドの中でも昨今のキーワードの一つとして取り上げられるサステイナビリティへの取り組み。

各ブランドが独自の取り組みを行っている中、12年前からサステイナビリティに取り組むボルコムが、「WATER AWARE」というプログラムを2019年秋コレクションからスタートさせました。

「水への意識」というプログラム名の通り、デニムジーンズの製造工程で大量の水を使うことから、仕上げの工程を見直して節水に繋げるという内容。

具体的な手法としては、ジーンズ大手のリーバイスによる「WaterLess?」と呼ばれる技術がオープンソースとなっていることから取り入れたとのこと。

この技術を採用したことで、ジーンズ一本の製造につき平均して13リッターの節水に成功し、今後もさらなる節水に取り組んでいくと言います。

Water_Savings_By_Season_Graph
Image: Volcom

一本一本の節水量だとインパクトが薄いかもしれませんが、今年一杯での全体の節水量は400万リッターになると見られ、いかに大規模な内容であるのかが分かります。

また、「WATER AWARE」プログラムの一環として、これまでジーンズ製造工程の一つであった軽石を使ったストーンウォッシュ加工を取り止めることに。

ストーンウォッシュ加工を止めるメリットは、節水に始まり、廃水がクリーンになり、同加工のために使用していた重機を使用しなくなることからエネルギー消費量の削減に繋がると言います。

日本国内ではユニクロなどを擁するファーストリテイリングが昨年2018年に、ジーンズ加工における水使用量の削減を発表していているので、世界的な動きとなっているのが見て取れます。


参照記事「VOLCOM BRAND JEANS GET “WATER AWARE”

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