JPSAショートボード第3戦『ALL JAPAN PRO 新島』終了!
2019-08-20 更新
4月の開幕戦の後、3ヶ月のインターバルをあけて7月から10月にかけて一気に6イベントが行われる今年のJPSAショートボードシリーズ。
田中英義、川瀬心那が優勝した7月下旬の田原戦の後、第3戦『ALL JAPAN PRO 新島』が新島の羽伏浦で8月17日〜19日に開催されました。
超大型まで発達してお盆休みに大きな影響を与えた台風10号によって一日日程をずらして進行。
大きなウネリによって地形が深かった羽伏浦は今イベントを待ってたかのように砂が戻っていましたが、基本的にはワイドで難しい波。
更に最終日はサイズダウンに加えて風の影響が入ってしまい、厳しい戦いに...。
このコンディションに番狂わせもあり、R2ではバリの開幕戦で優勝、ランキング4位の安井拓海。
R3ではディフェンディングチャンピオンの大橋海人、第2戦の田原で優勝してランキング2位の田中英義と上位陣が早々と敗退。
2戦連続でファイナル進出、第2戦を終了した時点のカレントリーダー、河谷佐助はQF進出の5位でフィニッシュしていました。
若手の活躍が目立った新島
今イベントは若手の活躍が目立ち、QS1,500『Murasaki Shonan Open』で優勝した18歳の鈴木仁もSFまで進み、注目されていました。
ファイナルは湘南の佐藤魁、四国の西修司。22歳、グーフィーフッター同士の戦い。難しいワイドブレイクで両選手共に6ポイント台をスコア。最後は7.75を出した佐藤魁が2017年のバリ島以来のJPSA優勝。
「2年ぶり、バリ以来の優勝で素直に嬉しいです。家族、サポートしてくれた皆さんに感謝しています。こんな綺麗な海で試合をさせてもらい、素晴らしい波にも乗せてもらい、毎日毎日優勝するために練習して本当にフォーカスしてきました。嬉しくて感激しています。新島は小さい頃から家族で来ていた思いのある場所です。来る度に気持ちがリラックスして楽しく毎ヒート海に入らせてもらいました」
今回の結果によって佐藤魁は3位、西修司は2位に浮上。
カレントリーダーの座は河谷佐助が保持しています。
女子は須田那月が4年ぶりのJPSA優勝
女子は昨年のグランドチャンピオン、野中美波が海外のQSの合間でJPSA初参戦。
トータルでも1桁のロースコア勝負の中、QF敗退の7位。
バリの開幕戦で優勝してカレントリーダーの宮坂麻衣子、ランキング2位の庵原美穂がR2で敗退と番狂わせがあった一方、庵原美穂と同率2位だった都築虹帆とランキング4位の須田那月がファイナル進出。僅か0.20ポイント差のクロスゲームを須田那月が制して4年ぶりのJPSA優勝。
「最後に優勝したのが4年前で、怪我をして1年間サーフィンを出来ないこともありましたが、その間も応援してくれたスポンサーの皆さんには本当に感謝の気持ちで一杯です。あと、種子島で応援してくれているローカルの皆さん、家族、おじいちゃん、おばあちゃん、ありがとうございました。JPSA3戦目で種子島に帰れず、千葉とかで練習して新島に来たのですが、新島に来ると自分が生まれ育った種子島を思い出し、精神的にも安心して日々過ごせて試合も出来たので、新島に来て良かったなと思いました」
ランキングでは優勝こそないものの、3戦連続ファイナル進出の都築虹帆がトップに立ち、須田那月が2位に浮上した一方、宮坂麻衣子は3位に転落。
次の第4戦は8月29日〜9月1日に大洗で開催される『第24回I.S.U茨城サーフィンクラシック さわかみ杯』です。
JPSAショートボード第3戦
『ALL JAPAN PRO 新島』
1位 佐藤魁
2位 西修司
3位 鈴木仁、村田嵐
女子
1位 須田那月
2位 都築虹帆
3位 川瀬心那、野呂玲花
シニア
1位 小川直久
2位 浦山哲也
3位 今村大介
4位 比嘉力夫
マスター
1位 小川昌男
2位 川井幹雄
3位 抱井保徳
4位 岡野教彦
JPSA公式サイト
photo: 日本プロサーフィン連盟(JPSA)
※当サイト内の文章・画像等の内容の無断転載及び複製等を禁じます。