一宮エリア
2019-08-29 更新
皆さん、お疲れ様です!波情報BCM「プロサーファー週間エリア概況」一宮エリア担当、太東の関田秀俊です。

期間の前半は腰~腹のブレイクがあったものの、平均して厳しいコンディションが多く、サイズ不足な雰囲気からは、地形に対して干潮に近いタイミングでやっと反応できる水深になる程度だったので、形のハッキリした波がなかなか見られず、ロングボード用な雰囲気が続いていました。
また、ショアブレイクがまとまる地形にも期待できず、潮が多くなるほど反応がボヨついていた印象です。
それでは、地形レポートです!
【一宮】
水曜日8/28の10時半頃。上げ始めで潮は少ない時間帯での地形チェックレポートとなりますが、サイズと風の穏やかな状態が続いていたので、カレントが弱く手前に砂の集まっている印象でした。


【サンライズ】
8/28水曜日の11時頃。上げ始めて1/4くらいの潮位での地形レポートとなりますが、ここもスモールコンディションの影響で手前に砂の集まった状態ながら、この時のようなミドル~アウト寄りの地形を使えるタイミングを含めて、サイズ不足なので反応するピークは限られ安定しているものの、ブレイクがハッキリしていないので見た目よりも力の弱い波が目立っていました。


【東浪見】
8/28水曜日の12時頃。潮は上げに向かって中間に近い時間で、潮が多い時間は狙えない状況で、スモールコンディション用としても対応できていない印象で、中央から左側のインサイドが最近のサイズに対して深くなってしまい、やはり潮の時間に関係なくブレイクが途切れていたので、反応するエリアが限られフェイスは狭く反応が厚い波が多いと思います。


【志田】
8/28水曜日の13時半頃。潮は上げに向かって中間をすぎた時間帯で、アウト寄りの際立った地形は少しずつ崩れ、カレントもなく地形に関しては、手前に砂が集まる傾向となってしまい、右側のレギュラーはサイズ不足を含めてアウトからのブレイクを狙えなくなっていました。


【太東】
8/28水曜日の14時頃の様子から地形を判断します。潮は上げに向かって満タンに近い時間で、最近のサイズに対応できる地形がないので、ビギナーやキッズの練習として狙うにしても厳しい様子でした。


【夷隅】
8/28水曜日の16時半頃。潮は上げに向かって満タンに近い時間帯で、後れ馳せながらこのエリアの中では前回の台風でやっと地形が復活傾向になり、オンショアではあるものの南風コンディションで、ほどほどにカレントが働いていたので、他のポイントと比べるとスモールコンディション用として地形は安定しているのかもしれません。


地形レポートは以上になります。
さて、水温は、海パン~タッパーで問題ない様子ですが、南西の風が強まるコンディションで冷たくなる可能性があるのでスプリングの用意があってもいいのかもしれません。
また、この先の波に関しては、この先も南風のコンディションが多くなりそうなので、胸以上のまとまったウネリには期待できない雰囲気のようです。
このエリアにとって特別影響するような気圧配置もなく、今回も風が切り替わる頃にある東風コンディションになれば多少ながらチャンスになるかもしれませんが、地形の状況からも凪が続き、これまでよりも手前に寄ってきている印象なので、アウト~ミドルエリアの反応もハッキリしないような波質としては、初~中級者向けで易しいブレイクになると思います。
ただ、大潮に近づく期間なので潮の動き次第では乗りやすい時間帯があるかもしれません。
今回は以上です。
最後までお付き合い頂き、ありがとうございました!
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