井上鷹が3位! WSLロングボードツアー第2戦『Longboard Classic Galicia』
2019-09-01 更新
PHOTO:© WSL/Poullenot
2019年からフォーマットが一新、3つの6,000グレードのイベントと一つの10,000グレードのイベント、合計4イベントでワールドタイトルを決めるWSLロングボードツアー。
3月にオーストラリア・ヌーサで開催された開幕戦はジャスティン・クインタル(USA)、ウィンメンズはクロエ・カルモン(BRA)が優勝。
第2戦の舞台はスペイン北西部のガリシア、「PLAYA DE PANTIN」で開催され、現地時間8月31日に終了。
ファイナルデイは風の影響が入りながらも公式3-5ftレンジのサイズがあり、見応えある戦い。
開幕戦で強かった選手がここでも主導権を握り、ジャスティンが2連勝。
ウィメンズはクロエ・カルモン(BRA)とホノルア・ブロムフィルド(HAW)のリマッチとなり、再びクロエが勝利を手に入れました。
ジャスティン・クインタルがトップを独走
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アメリカ・フロリダ出身のジャスティン・クインタルは元々コンテスト中心のサーファーではなく、出場してもジョエル・チューダーのダクトテープが主で、WSLイベントは2014年以来の参加。
しかし、そのテクニックは他を圧倒しており、今回はハワイの強豪、カイ・サラスとファイナルを戦い、7.17を含むトータル14.14で圧勝。
大柄な体格を活かしたライディングと安定感、危なげない試合運びでツアー2連勝を決めていました。
「ファイナルは出だしが遅かったけど、コンテスト全体を見ると素晴らしかったね。子供の頃から憧れていたカイとの対戦は最高だったよ。ここパンティンでも勝てたし、次のイベントも楽しみさ。一番大きなイベントである台湾の最終戦まで分からないけど、早い段階でポイントを獲得して他のサーファーを引き離しておくのは良いね」
今年の『Vans US Open of Surfing』に開催されたダクトテープでも優勝と絶好調のジャスティン。
ランキングでも2位のハリソン・ローチ(AUS)に約2倍のポイント差で独走。
残りはNYでの6,000、台湾での10,000と2戦。初のワールドタイトル獲得の可能性は非常に高いと言えるでしょう。
ウィメンズもクロエが独走!
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2戦連続で同じ選手同士のファイナルとなったウィメンズ。
僅差ながら6ポイント台を2本まとめたクロエ・カルモンが2連勝。
3位のレイチェル・ティリー(USA)も2戦連続でレイチェル・ティリー(USA)と上位陣は不動の強さ。
ノーズライド、マニューバー共にこの3名は抜群に安定しており、年齢も近く、しばらくはライバル関係が続きそうです。
「ホノルアはいつも私のベストを引き出してくれ、毎回良い勝負になるの。色々なコンディションでサーフィン出来る今年のようなツアー開催を望んでいたの。私達アスリートがそれぞれのレパートリーを見せることが出来るからね。ここの波はロングボードイベント開催にふさわしい面白い波だったわ。大勢の人が応援してくれ、楽しい時間を過ごせた最高の一週間だった。今朝は気分良く目覚め、最初に乗った波が9ポイントだったので、この流れを続けたいとずっと思っていたのよ」
井上鷹が堂々の3位!
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ヌーサでの開幕戦では小山みなみがベスト8に残り、日本人最高位の5位でしたが、今回は井上鷹がそれを上回るベスト4、3位でフィニッシュ。
今イベントはショートボードのCTに相当するレベルで、日本人では過去最高の結果です。
JPSAでは3戦中、2勝ですでに初のグランドチャンピオンに輝いている18歳の彼は世界のコンテストに出たばかり。
これから経験を積めば世界的にも物凄い選手に成長する可能性が十分にあります。
ちなみに18歳の日本人選手の活躍は現地でも注目され、地元の新聞にも大きく取り上げられるほどでした。
次の第3戦は9月6日〜12日にNYで開催される『Longboard Classic New York』
LT6,000
『Longboard Classic Galicia』結果
1位 ジャスティン・クインタル(USA)
2位 カイ・サラス(HAW)
3位 エドゥアルド・デルペーロ(FRA)、井上鷹(JPN)
5位 ハリソン・ローチ(AUS)、カニエラ・スチュワート(HAW)、ジェフソン・シルヴァ(BRA)、ジャック・エントウィッスル(AUS)
ウィメンズ
1位 クロエ・カルモン(BRA)
2位 ホノルア・ブロムフィルド(HAW)
3位 ジャスティーン・デュポン(FRA)、レイチェル・ティリー(USA)
5位 ゾイ・グロスピロン(FRA)、エミリィ・レスブリッジ(AUS)、アヴァロン・ゴール(USA)、リンジー・ステインリード(USA)
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