非会員上部PR枠用
 

JPSAショートボード第4戦『第24回I.S.U茨城サーフィンクラシック さわかみ杯』

2019-09-03 更新
201993jpsa1
全7戦で争われる2019年JPSAショートボードシリーズの折り返し地点、第4戦『第24回I.S.U茨城サーフィンクラシック さわかみ杯』が茨城の大洗で8月29日〜9月1日に開催。
今年も水族館前は地形が悪いために南側のリーフ混じりの磯場で進行。
期間中は弱い東よりのウネリが続いた程度で、茨城らしからぬスモールコンディション。

男子ファイナルは今年初の顔合わせ



カレントリーダーの河谷佐助がR4で敗退などの波乱があった一方、ランキング2位の西修司はQF、3位の佐藤魁はSF進出と確実にポイントを重ねていました。

ファイナリストは松本カイ、小林桂、仲村拓久未、関口真央と今年初の顔合わせ。

25分のファイナルは今イベントで最も目立っていた選手の一人、小林桂がミドルスコアを重ねて主導権を握ります。
後半、追い上げてきた松本カイがバックサイドでパワフルな2マニューバー、5.20をスコアして小林桂を逆転。
JPSA初優勝を決めました!

201993jpsa2
松本カイ

「ファイナルのメンバーはみんな上手いサーファーだったので、ちゃんと決めないと優勝はできないかなとずっと思っていました。優勝できて良かったです。まずは茨城のローカルのみなさん、大洗町、JPSAのスタッフのみなさん、ありがとうございます。いつもサポートしてもらっているスポンサー達、ありがとうございます。スポンサーがあってこそ、この試合ができました。また頑張れるように応援宜しくお願いします」

過去にJPSAで活躍、現在はシェイパーをしているハワイのグレン松本と日本人の間に生まれた松本カイはハワイで育ち、ノースショアをホームにしていましたが、弟のコアと共にJPSAに参戦。
プロ資格獲得直後、股関節の手術で1年ほどのリハビリを強いられたものの、昨年くらいから徐々に頭角を現していました。

女子は渡辺愛がJPSA初優勝

201993jpsa3

女子は3戦連続ファイナル進出でカレントリーダーの座を手に入れていた都築虹帆が河村海沙コーチの元、再びファイナル進出。
ファイナルでは渡辺愛、宮坂麻衣子、鈴木姫七を相手に追い込まれていましたが、後半に追い上げて2位に浮上。
優勝は前半からスコアを重ね、後半にフロントサイドでノートリムの3マニューバーで駄目押しの7.50を重ねてた渡辺愛。
18歳の新星が誕生しました。

201993jpsa4
JPSA初優勝の渡辺愛

「エクセレントを一本出したいという気持ちがあったので、出せて良かったです。波はリーフ混じりで地元の波に似ています。でも、そんなに気にしなかったですね。いつも応援してくれてありがとうございます。ここまで来れたのも応援してくれているみなさんのおかげです。次の種子島も良い結果が残せるように頑張るので応援宜しくお願いします」

兄は渡辺寛、宮崎出身で2016年にプロ資格を獲得したばかりの渡辺愛。
ランキングでも今回の優勝で4位に浮上しています。

タイトルレース



第4戦を終了した時点で男子は河谷佐助のトップが変わらず、2位と3位は入れ替わり、佐藤魁、西修司の順。
3名のポイント差は僅か100ポイント、今回優勝して5位の松本カイ、4位の田中英義くらいまでのタイトルレースになりそうです。

女子は4戦連続ファイナル進出の都築虹帆が2位以下に1000ポイント以上の差をつけて独走。
2位は宮坂麻衣子、3位は須田那月。

ちなみに都築虹帆は10月にカリフォルニア・ハンティントンビーチで開催される『『VISSLA ISA World Junior Surfing Championship』のU16代表に決定。
丁度、JPSA最終戦のスケジュールと重なるため、その前にグランドチャンピオンを決めておきたいところでしょう。

次の第5戦は9月19日〜22日に種子島で開催される『サーフアイランド種子島プロ』

JPSAショートボード第4戦
『第24回I.S.U茨城サーフィンクラシック さわかみ杯』結果
1位 松本カイ
2位 小林桂
3位 仲村拓久未
4位 関口真央

女子
1位 渡辺愛
2位 都築虹帆
3位 宮坂麻衣子
4位 鈴木姫七

JPSA公式サイト

photo: 日本プロサーフィン連盟(JPSA)


※当サイト内の文章・画像等の内容の無断転載及び複製等を禁じます。