南房総エリア
2019-09-04 更新
皆さん、こんにちは!波情報BCM「プロサーファー週間エリア概況」南房総エリア担当の鈴木国雄です。

前回(8/28)の更新後ウネリらしいウネリも無く、特に地形の悪化しているポイントは、テイクオフもままならない程のプアーコンディションが続いてしまっています・・・。
各地で大雨等による大災害が発生している最中、不謹慎極まりないのは重々承知の上敢えて言いますが、「自然で壊れたモノは自然が直すしか無く、上がってしまった砂を戻すのは雨や大きな波に頼るしか無いのでは」
南の海上には台風になりそうな雲の塊が幾つも見られますが、今後日本へ接近もしくは上陸する様な事が有れば「虫が良すぎる」とは思いますが、被害が無く地形が回復する事を願います・・・。
と言う事で、今週も「地形レポート(9/3火曜日チェック)」を、早速お届けしたいと思います。
それではいつも通り『千倉』から。
まずは監視所側。
今回(9/3)の取材時は潮の多目な時間帯という事も有り、ウネッてはいるもののミドル付近では全く反応せずにショアーブレークしか有りませんでした・・・。
残念ながらインサイド付近も含め、更に深目になってしまった様です。
・9月3日(火)、ハイタイド約2時間後の監視所側。

そして教習所側。
こちらは潮の引き出しと共に、徐々にコンディションは上向いて来ますが、潮の多目な時間帯は、インサイド寄りのダンパーもしくはショアーブレークとなってしまいます。引き続き、ミドル前後が深目な地形のままの様です。
・9月3日(火)、ハイタイド約2時間後の教習所側。

次はお隣『千歳』。
前回(8/28)のレポートでもお伝えしましたが、最近は当エリアの「頼みの綱」的存在で、私も何度かこちらでサーフしています。(て言うかここしか出来ない)
今回の取材時はまだ潮の多目な時間帯でしたので、インサイド寄りのブレークが目立ちましたが、ミドルタイドに向かいコンディションは上向いて来ます。ただし引きすぎるとサイズも下がりワイドブレークとなってしまいます。
・9月3日(火)、ハイタイド約2時間10分後の正面。



今回(9/3)の取材時は潮の多目な時間帯でしたので、露出はしていませんでしたが


そして和田方面『花籠』。
先週(8/26W)と変わらず、河口周辺はこの様な状況でした。
・9月3日(火)、河口付近。

写真の方は上手くテイクオフをしていますが、ほぼショアーブレークでした・・・。
・9月3日(火)、ハイタイド約2時間20分後の花籠。

続いて『大原駐車場前』。
こちらはテイクオフすら出来そうも無い「ショアーブレーク」しか有りませんでした。
このショアーブレークのサイズを見る限り、かつて2週間前(8/19W)の様なミドルのバンクが有れば、腹~胸前後の波がブレークしていたのではと思いますが、自然の摂理とはいえ摩訶不思議です・・・。
・9月3日(火)、ハイタイド約2時間30分後の大原駐車場前。

そして最後に『白渚』。
まずは河口寄り。
前回(8/27)チェック時よりも更に厳しいコンディションで、ミドルでは全く反応せずにショアーブレークオンリーでした。上がってしまった砂が海に戻らないと、厳しいコンディションが続いてしまいそうです。
・9月3日(火)、ハイタイド約2時間40分後の河口寄り。

そしてS&S寄り。
前回(8/28更新分)のレポートで「まだ花籠・大原ポイントに比べたら反応が良さそうなので、ある程度のサイズが有れば楽しめるのでは」と、お伝えしましたが、そのほのかな期待は打ち砕かれた様で、こちらもほぼショアーブレークオンリーの地形でした。
・9月3日(火)、ハイタイド約2時間40分後のS&S寄り。

以上が、今週(9/3チェック)の当エリアの地形概況となります。
それでは最後に水温。
今の時期、裸やタッパーにトランクス、スプリング~シーガル迄色んな方が混在していますが、ここは「スプリング」をお持ちになれば、終日快適に過ごせるのではと思います。
今回は以上となります。
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