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『2019 ISA World Surfing Games』5日目 アロハカップ&メンズが本格的にスタート!

2019-09-12 更新
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PHOTO: ISA / Sean Evan

WSLでは「US Open」やトリプルクラウンをサポートする『Vans』が新たにスポンサーになった『2019 ISA World Surfing Games』

9月11日にコンテスト5日目を迎え、ウィメンズのグランドファイナルが行われた前日よりも更にヒートアップ!
国別対抗リレー「アロハカップ」ではアメリカ代表のケリー・スレーターが走り、メインラウンドではブラジル代表のガブリエル・メディナが世界トップのエアーを披露。
やはり、CT選手が多く参加している今年のWSGはいつもより華やかで面白いですし、興奮を呼び起こします。

国別対抗リレー「アロハカップ」

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PHOTO: ISA / Sean Evan

今やISAイベントの目玉でもある国別対抗リレー「アロハカップ」
参加国は開催国と前大会の上位7カ国。
今年は日本、南アフリカ、ペルー、アルゼンチン、オーストラリア、アメリカ、フランス、スペインが参加。

ルールは各チーム男女各2名、計4名。
制限時間45分の間に各選手が最大2本の波に乗り、全ての合計スコアで勝敗が決定。
最後の選手は制限時間以内にゴールしないと5点の減点になるため、時に走ることが重要。
波を選び過ぎても時間がなくなり、2本乗れない場合は減点になるため、時間配分などの作戦が重要な鍵になります。
今年は特に時間配分が勝敗を分けました。

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チームジャパン
PHOTO: ISA / Pablo Jimenez

SFでは南アフリカ、日本。
もう一組はアメリカ、オーストラリアが勝ち上がり、4カ国によるファイナル。

日本代表’波乗りジャパン’は先頭を松田詩野が務め、大原洋人、脇田紗良、アンカーは五十嵐カノア。

ファイナルはコートニー・コンローグが先頭を務めたアメリカが先行。オーストラリア、日本が追う形で、南アフリカは一歩を遅れた形。
後半、日本は2位に浮上したものの、ライアン・カリナン、オーウェン・ライトがハイスコアを出してオーストラリアがトップに立ちます。
残り10分で日本は3位で3番手の脇田紗良からアンカーの五十嵐カノアにバトンタッチ。プレッシャーからか、カノアは波を上手くメイク出来ず...。

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マイケル・フェブラリー
PHOTO: ISA / Ben Reed

残り5分、南アフリカの3番手、マイケル・フェブラリーがハイスコアを出して一気に2位に浮上。
アメリカ、南アフリカ、オーストラリア、日本の順に変わり、まずは南アフリカ、オーストラリアのアンカーが最後の波を乗って時間内にゴール。
最後に海に残ったのは、ケリーとカノア。ケリーが終了間際に波に乗り、ゴールまで全速力で走るものの、残念ながらタイムアップで5ポイント減点...。
カノアに関しては最後の1本さえ乗れず、アウトに取り残されて終了しました。
南アフリカ、オーストラリアのアンカーのポイントとアメリカの減点でオーストラリアが3位から一気にトップに上がり、金メダルを獲得!

「チームの一員であることが本当に嬉しい。いつもと違い、このスポーツでオーストラリアを代表して優勝出来た気分は最高さ。ここではリラックスした雰囲気があり、関係する全ての国の人が楽しんでやっているように見える。私達はチャンスを利用して勝てたんだ」

ハイスコア8.50をマークしてオーストラリアの金メダル獲得に大きく貢献したライアンのコメント通り、「アロハカップ」には自国や他の国に対する愛の意味があり、毎回和やかなムードで進行するのが特徴。
特に今回はCT選手が数多くメンバーにいたため、そのキャラクターも分かりやすく、見ている方も大興奮するようなエンターテイメント性に溢れていました。

将来的にオリンピックにも団体競技としてこの種目が採用されれば面白いのでは?

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マスコットのカンガルーも一緒に優勝を喜ぶオーストラリア
PHOTO: ISA / Sean Evan

「アロハカップ」結果
1位 オーストラリア
2位 南アフリカ
3位 アメリカ
4位 日本

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ライアン・カリナン
PHOTO: ISA / Ben Reed

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ジョーディ・スミス
PHOTO: ISA / Pablo Jimenez

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ケリー&ジェレミー
PHOTO: ISA / Ben Reed

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コートニー・コンローグ
PHOTO: ISA / Ben Reed

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大原洋人
PHOTO: ISA / Pablo Jimenez

R1で村上舜がハイエストヒートスコア!

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ガブリエル・メディナ
PHOTO: ISA / Sean Evans

「アロハカップ」の後はメンズのR1の残りヒートに加え、リパチャージR1が進行。

オープニングヒートのR1H29に登場した村上舜はバックサイドで目の覚めるようなライディングを披露。
8.83を含むトータル16.50はここまでのハイエストヒートスコア。前日の五十嵐カノアのスコアさえ大きく上回る数字を叩き出して圧勝。

その他、インドネシア代表の和井田理央、オーストラリア代表のオーウェン・ライト、ブラジル代表のガブリエル・メディナ、南アフリカ代表のマイケル・フェブラリーなどが難なくR2進出。

「日本で過ごしている時間はとても楽しいね。2020年東京オリンピックで自国を代表するのが夢だよ。全てのスポーツでのブラジル代表を見て育ち、今ここで自身がチームの一員になれたことを嬉しく思う。今ここにいるのは来年のオリンピック出場のためだし、上手くいけば国を代表することが出来る」

R1では誰よりも高いエアーをしてギャラリーを沸かせていたガブリエル。
2020年東京オリンピックの選手選考の優先順位1位のCTランキングでは非常に有利なポジションにいます。

コンテスト6日目の注目ヒート



コンテスト6日目はメンズのR2とリパチャージR1の残りが進行予定。
R2では五十嵐カノアがH7、大原洋人がH11、村上舜がH15。

[『2019 ISA World Surfing Games』特設ページ]
『2019 ISA World Surfing Games』




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