日本代表の快進撃続く!『2019 ISA World Surfing Games』6日目
2019-09-13 更新
9月12日、宮崎県木崎浜で開催中の『2019 ISA World Surfing Games』はコンテスト6日目。
メンズのラウンドが始まってからは3日目となり、R2と敗者復活戦のリパチャージR2まで進行。
前日よりもサイズダウン。朝はクリーンで特に地形が良い北側の会場はグッドコンディションでしたが、波数は少なめ。
日中はオンショアが吹き込み、難しいコンディションに変化していました。
日本代表’波乗りジャパン’は全て1位通過でR3進出!
R1で危なげない勝ち方をしていた日本代表’波乗りジャパン’の五十嵐カノア、大原洋人、村上舜。
団体金メダルを獲得した昨年の田原と同じメンバーということもあり、ISAの独特の雰囲気にも呑まれず、R2でも落ち着いた試合運びで全て1位通過を果たしています。
PHOTO: ISA / Sean Evans
PHOTO: ISA / Sean Evans
PHOTO: ISA / Ben Reed
CT選手も敗れる波乱のR2
PHOTO: ISA / Ben Reed
今回、数多く参加しているCT選手にとってR1はウォーミングアップのようなラウンドでしたが、R2からは一気に様子が変わり、20分4人ヒートというCTとは違うフォーマットにも飜弄されてオーストラリア代表のジュリアン・ウィルソン、オーウェン・ライト。アメリカ代表のコナー・コフィン。フランス代表のジェレミー・フローレス、ミシェル・ボウレズ。南アフリカ代表のジョーディ・スミス、ニュージーランド代表のリカルド・クリスティがリパチャージ行き。
一方、この手のビーチブレイクに慣れているブラジル代表のイタロ・フェレイラ、フィリッペ・トレド、ガブリエル・メディナは全て1位通過。
その他、アメリカ代表のコロへ・アンディーノはこの日のハイエストヒートスコア16.37で快勝。ケリー・スレーターも前日の「アロハカップ」でも使用していたツインフィンを利用して1位通過を果たしています。
オーストラリア代表はライアン・カリナンのみラウンドアップ。
インドネシア代表の和井田理央、2019年パンアメリカン競技大会で優勝、暫定的ながらすでに2020年東京オリンピックの出場権を得ているペルー代表、ルーカ・メシナスなどもR3進出。
ルーカは昨年3位の強豪です。
PHOTO: ISA / Pablo Jimenez
PHOTO: ISA / Pablo Jimenez
リパチャージR2でジュリアン&オーウェンが敗退
PHOTO: ISA / Sean Evans
敗者復活戦のリパチャージR2では、アメリカ代表のコナー・コフィン。フランス代表のジェレミー・フローレス、ミシェル・ボウレズ。南アフリカ代表のジョーディ・スミス、ニュージーランド代表のリカルド・クリスティがリカバリーした一方、オーストラリア代表のジュリアン・ウィルソン、オーウェン・ライトは共に敗退して早くもイベントから姿を消すことに。
前日の「アロハカップ」で金メダルを獲得していたオーストラリアですが、本戦のチームポイントに大きな打撃に...。
ジュリアンを倒したのは、ディフェンディングチャンピオン、アルゼンチン代表のサンティアゴ・ムニーツ。昨年の田原では五十嵐カノアを倒して優勝したサンティアゴ。リパチャージに回ったとはいえ、今大会も侮れない存在です。
PHOTO: ISA / Ben Reed
「世界中から多くのサーファーがここに集まっている。これは驚くべきことだね。今までサーファーがいるとは思わなかった国からも訪れている。それを見るのは良いことさ。オリンピックに関しては、強いフランスチームの一員として戦えることを願っているよ」
リパチャージR2を切り抜けたフランス代表のミシェルのコメント通り、今年のWSGには2017年フランス大会の47カ国を上回る55カ国の選手が参加。
すでにリパチャージR2で敗退したものの、イランなど意外な国も参加しており、それを見るのも一つの楽しみだと言えます。
コンテスト7日目の注目ヒート
コンテスト7日目となる9月13日のファーストコールは朝7時。
7時30分に開始予定。
メインラウンドR3、リパチャージR3が行われる予定。
メインラウンR3、五十嵐カノアはH3、大原洋人はH5でケリー・スレーターなどと対戦。
村上舜はH7でコロへ・アンディーノなどと対戦します。
★『2019 ISA World Surfing Games』特設ページ
(ライブスコア配信、波乗りジャパン結果、注目ヒート情報など)
https://www.surfnews.jp/isawsg2019/
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