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QS10,000『EDP Billabong Pro Ericeira』はヤングブラジリアンの勝利!

2019-09-30 更新
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PHOTO: © WSL/Poullenot

来年のCT入りを賭けたQSもそろそろ大詰め。

今年は稲葉怜王と大原洋人がシーズン前半に好成績を重ね、特に稲葉怜王はかなり良いポジションにつけていましたが、本番は全ての選手が必死になるシーズン後半。
そのシーズン後半の重要な鍵となるトリプルクラウンの前に開催される大切なヨーロッパレッグの最終戦。
6戦開催される最もグレードが高い10,000の内の4戦目となる『EDP Billabong Pro Ericeira』がポルトガルのエリセイラで開催され、現地時間9月29日に終了しました。

稲葉怜王&大原洋人

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大原洋人
PHOTO: © WSL/Poullenot

エリセイラに集中するためにアゾレス諸島で開催された6,000をスキップした稲葉怜王はR2で敗退。
ランキングを21位まで落としています。

アゾレス諸島で9位に入り、ランキングを5つ上げて29位だった大原洋人はR3でインターフェアを犯してしまい敗退。
36位までランクダウン。

現在のポイントは稲葉怜王が12,210、大原洋人が9,450。
昨年のクオリファイのラインが18,000ポイント前後だったので、トリプルクラウンの2つの10,000で上位に入らないと来年のCT入りはないでしょう。

サミュエル・プーポがQS初優勝

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サミュエル・プーポ
PHOTO: © WSL/Poullenot

ガブリエル・メディナ(BRA)、五十嵐カノア(JPN)、 ライアン・カリナン(AUS)などビッグネームが揃った昨年と比べるとCT選手の参加は僅かでQSの選手にとってはチャンスになった今イベント。

会場の「Ribeira D’Ilhas」、ファイナルデイは3-4tレンジのまずまずのコンディション。
ファイナルでは元CT選手のミゲル・プーポ(BRA)の弟、19歳のサミュエルが29歳のベテラン、スチュアート・ケネディー(AUS)を相手に8ポイント台を2本続けてスコア。
逆転にパーフェクトに近いスコアまで追い込んだサミュエルがQS初優勝を最もグレードが高いイベントで成し遂げ、ランキングでも一気にクオリファイ圏内に入ってきました。

「素晴らしい一週間だった。私たちは様々なコンディションで戦い、最終的に初のQS優勝を成し遂げることが出来て本当に嬉しいね。今回は兄と友人が一緒で、彼らが助けてくれたんだ。全てのヒートで素晴らしいサポートをしてくれたよ。スチュワートは凄いサーファーだから、決して甘くは見ていなかったさ。彼なら残り3分でも逆転必要なスコアを出せただろう」

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優勝の喜びを分かち合うプーポ兄弟
PHOTO: © WSL/Poullenot

ファイナル終了後はビーチで応援していた兄のミゲルが弟の優勝に感極まり、泣き崩れてしまう場面も。
そのミゲルは先日のスペインでの10,000で優勝したばかりで、今回は17位となり、QSランキング4位。
すでに21.000ポイントを稼いでいるので、クオリファイはほぼ確実と言えます。

サミュエルの方はスペインとアゾレス諸島で9位、今回の結果で一気に30もランキングを上げて9位に浮上。
もう一つ良い結果を重ねたいところながら、来年兄弟でツアー入りする可能性は十分にあります。

「サーフィンして物事が進んでいくのは凄いけど、クオリファイのことは考えたくない。ハワイに行く前にまだやるべきことが沢山あるんだ。今は家に帰って家族に会いたい。そして、少し休んでから仕事に戻るよ。海ではストレスを減らし、より楽しむことに徹している。それが重要だと思うんだ」

ジュニア時代から注目され、すでに2017年のベルズ、2018年のポルトガルではワイルドカードでのCT出場経験もあるサミュエル。
本格的にQSを回ってから4年目。最大のチャンスが巡ってきました。

ちなみに6戦中、4戦目となった今回の10,000。第1戦のデイヴィッド・シルヴァ、第2戦のヤゴ・ドラ、第3戦のミゲルと優勝は全てブラジリアン。
QSランキングも上位4名、トップ10の内半分を占める驚異的な強さを見せています。



玄人好みのスチュアート・ケネディーがツアーに戻るには?

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スチュアート・ケネディー
PHOTO: © WSL/Poullenot

2016年、2017年とCTを2年経験した後、脱落して再びQSをフルで回っているスチュアート。

ルーキーイヤーの開幕戦『Quiksilver Pro Gold Coast』ではケリー、ガブリエルを倒していきなり3位に入り、一躍時の人に。
オーストラリアのレノックスヘッズで鍛えた玄人好みのカービングは現在でも世界トップレベルですが、QSに落ちてしまうとそれを活かせる機会が少なく、今回の結果を重ねてもQSランキング15位とクオリファイにはまだ届きません。
現在13,925ポイント。再び巡ってきたCT入りのチャンスをものにするには、トリプルクラウンの2つの10,000のどちらかでSF以上の結果が必要。

「自分だってファイナルまで進めたんだ。まだ諦めることは出来ないよ。ツアーに戻り、一泡吹かせたいね。出来ればコナー・オレアリーとツアーを回りたい。彼とは関係だし、サポートもしているんだ。今年は全ての10,000でブラジリアンが優勝している。彼らが世界を制覇し、私たちがそれを追いかけている感じさ」

スチュアートのコメントにあったコナーは現在QSランキング8位でクオリファイ圏内。
まだ確実ではないものの、ハワイの結果次第では再びツアーに戻ってきそうです。

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ファイナルの前にはタジ・バロウとティアゴ・ピレスのヘリステージヒートが開催
PHOTO: © WSL/Poullenot

スリランカのQSにオッキーが参加!?

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オッキー
PHOTO: © WSL/Tim Hain

スリランカで開催され、1999年のワールドチャンピオン、オッキーことマーク・オクルーポが2013年以来6年ぶりにWSLイベントに参加したことで話題になったQS3,000『So Sri Lanka Pro』も現地時間9月29日に終了してジョエル・パーキンソンの従兄弟、ミッチ・パーキンソン(AUS)が優勝。
ファイナルではオニー・アンワー(IND)を相手にいきなりパーフェクト10。9.17を重ね、トータル19.17の圧勝でした。

なお、10月3日〜13日にはフランスでCT第9戦『Quiksilver Pro France』&ウィメンズCT第8戦『Roxy Pro France』が開催。
再び怪我でサーフランチをスキップしていたエイドリアーノ・デ・ソウザ(BRA)が欠場する一方、レオナルド・フィオラヴァンティ(ITA)が右肩の脱臼を克服して復帰します。

QS10,000『EDP Billabong Pro Ericeira』結果
1位 サミュエル・プーポ(BRA)
2位 スチュアート・ケネディー(AUS)
3位 ジェイコブ・ウィルコック(AUS)、ヤゴ・ドラ(BRA)
5位 イーサン・ユーイング(AUS)、マシュー・マクギリヴレイ(ZAF)、コナー・オレアリー(AUS)、エドイン・マーセンキャンプ(ZAF)

WSL公式サイト


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