一宮エリア
2019-10-03 更新
皆さん、お疲れ様です!波情報BCM「プロサーファー週間エリア概況」一宮エリア担当、太東の関田秀俊です。

北からの高気圧に覆われて北東コンディションになりやすかったので、まとまったウネリには期待できませんでしたが、東にズレるタイミングで弱い東風コンディションに変わっていたので、オンショアながらも朝夕で悪影響の少ない波もあり、胸前後の十分遊べるブレイクがあったと思います。
太東周辺で反応が物足りない雰囲気になりつつ、一宮~東浪見の区間にかけては午前中の引きに向かうタイミングをメインに1日の中で質のいいブレイクだった印象です。
それでは、各ポイント毎の地形レポートです!
【一宮】
10/2水曜日の10時頃。引きに向かって中間をすぎたので潮は少ない時間帯での地形レポートです。大きな地形の変化はありませんが、カレントが強まってできた深いセクションが残ってしまい、全体的にミドルエリアでブレイクが途切れる波が多く、スムーズに乗れる距離は短い印象となっていました。


【サンライズ】
10/2水曜日の11時半頃。潮は干潮寸前での地形チェックで、ポイントの中央寄りや全体的にミドルエリアで周りよりも深いセクションが残っているようなので、やはりブレイクが途切れる波が多く潮が満タンに近づくほどボヨついて反応が悪くなる印象ではありました。


【東浪見】
10/2水曜日の12時半頃。干潮の潮止まりでの時間帯での地形チェックで、右側半分や左側の所々でカレントの影響受けたセクションが残り、形はハッキリしない複雑な反応ながら、胸以上のサイズからミドルエリアでブレイクし、全体的に手前まで乗り繋げる地形をキープできていました。


【志田】
水曜日10/2の13時半頃。潮は干潮で止まっている時間帯での地形レポートで、中央寄りの地形が複雑になっていましたが、胸以上のサイズからポイント全体を使えるようになり、左右の堤防周辺には特に邪魔するような要因はなく素直な波質だと思います。


【太東】
10/2水曜日の13時半頃の様子から地形を判断します。潮は上げに切り替わったタイミングです。南寄のウネリのせいか太東に近くなるほどサイズの小さい状況となっていて、地形に関しても干潮前後の時間帯を狙って、インサイドでしか反応がないので、癖のない素直なブレイクながらもピークからワイドになっていました。


【夷隅】
10/2水曜日の14時頃。上げ始めで潮は少ない時間帯です。地形としては今の状態に仕上がった頃と比べて全体的に反応するエリアが手前になっている印象なので、胸前後のサイズはありましたが潮の動きが小さくなっていたので見た目では控え目な印象です。



今回のポイント毎の地形レポートは以上になります。
さて、水温は、下がり傾向ですが23℃前後なので外気に合わせて海パン&タッパー~ロンスプの範囲で調整できていました。
最後に、この先の波に関しては、低気圧は金曜日(10/4)に最も近づく予報ではありますが、日本海側なのでウネリの期待はできないと思います。
勢力は弱まりつつ南風の影響を受けてしまうと、波はリセットされ、風波で力の弱い波質に対してウネリにヨレが入ると、スムーズに乗れる波が少なくなってしまうのでは?
低気圧の通過後は北東コンディションになる予報なので、切り替わるタイミングで再び風の弱いコンディションになる雰囲気ですが、日曜日(10/6)以降で北東の風が強まるとオンショアのサイズアップはあってもカレントが強まって形のまとまりが悪く、地形に対しても深いヨブができたり悪影響となってしまいそうです。
今のところ、このエリアは全体的に干潮前後で無難に対応できる波と地形があるものの、来週(10/7W)からは一宮方面をメインに堤防で風を防ぐのがやっとな状態かもしれません。
アウトのピークやショアブレイクが多少でも形がまとまる可能性があるので、上げに向かう時間帯を基準にチェックするのが無難だと思います。
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