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JPSAショートボード第6戦『伊豆下田CHAMPION PRO』終了!

2019-10-07 更新
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10月4日〜6日に伊豆でJPSAショートボード第6戦『伊豆下田CHAMPION PRO』が開催。
昨年までの6月〜7月から10月へ移行した今イベントでしたが、最も良かった初日の白浜でもコシ〜ハラサイズ、多々戸に移動した2日目もスモール、最終日は白浜での強いサイドオンショア。サイズアップ傾向ながらバンピーな波と難しいコンディションでの戦いでした。

障がい者によるサーフィン

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コンテスト2日目には、『Stance ISA World Adaptive Surfing Championship』にも参加した伊藤建史郎を始めとしたアダプティブサーファー(障害者サーファー)によるデモンストレーションが開催。
更に障害を持った子供によるサーフィン体験をプロサーファーによるサポートで行いました。

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プロサーファーによるサポートで波に乗る貴重な体験

男子は小林桂が2連覇

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小林桂

コンテストの方は今イベントを含めて残り2戦となったタイトルレースが白熱。
種子島の優勝でランキングトップに立った西修司がQF、僅かな差で2位につけている河谷佐助はSFで敗退。
そんな中、3位の佐藤魁がファイナルまで残ります。

ファイナルはスポット参戦の小林桂、前回の種子島で2位だった和光大、開幕戦を制した安井拓海との勝負。
トップは左側のピークを狙った小林桂、佐藤魁は一時2位まで浮上しますが、最後に逆転されて3位でフィニッシュ。
優勝は5ポイント台を2本まとめ、トータル10.60の小林桂。
シチュエーションは違えど大洗で松本カイに逆転されて2位に甘んじたリベンジを果たすことに成功しました。

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表彰台でインタビューに答える小林桂

「ヒートが終わった瞬間、勝敗が分からず、ずっと待っていて最後に結果を聞いた時は本当に嬉しかったです。3日前から練習をしていて左側のピークがウェッジでレギュラーが張って結構良い波でした。ジャッジの方から見えるか分からなかったけど、その左側を狙ってファイナルまで進めました。今回も白浜で出来てローカルやJPSAにも感謝したいです。JPSA、スポンサー、家族、友人、みんなに喜びを伝えたいし、優勝出来て嬉しいです。次の志田下にも参加するので、応援お願いします」

昨年、2016年のバリ戦以来のJPSA優勝をここ伊豆で果たしていた小林桂。
スポット参戦ながら2年連続で優勝と相性の良さを示していました。
ちなみに昨年の優勝賞金では車を購入、今年は?と質問されると発売されたばかりのiPhone 11を購入したいと笑顔で答えていました。

ランキングでは西修司のトップは変わらず、佐藤魁が2位に浮上して河谷佐助は3位に転落。
1位と3位のポイント差は僅か330。最終戦、この3名によるタイトル争いが面白くなりそうです。

女子は野中美波が3連覇

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野中美波

女子は5戦中、4戦でファイナルに進出してカレントリーダーの座を固めている都築虹帆が再びファイナル進出。
ランキング4位の宮坂麻衣子も今シーズン4度目のファイナル。
新島で優勝、種子島で3位に入っていた須田那月、スポット参戦の野中美波の4名によるファイナル。

序盤は宮坂麻衣子、須田那月によるトップ争いでしたが、フロントサイドで6.00を出した野中美波がリード。
バックハンドでストレートアップのアクションをメイクした宮坂麻衣子が追い上げますが、プライオリティを持っていた野中美波がファイナルのハイエスト6.50をフロントサイドで出してトータル12.50。
トータルで唯一2桁のスコアをまとめて優勝!

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見事3連覇を決めた野中美波

「大好きな白浜で3連覇出来て凄い嬉しいです。JPSAに参加しても勝てない時期があったので、今回優勝出来て良かったです。いつも応援ありがとうございます。次の試合も頑張るので応援宜しくお願いします」

野中美波にとって白浜は2017年、15歳の時にJPSAで初優勝をした場所であり、2018年も優勝。
そして、18歳になった今年に3連覇。
2018年にJPSAグランドチャンピオンに輝いた彼女は今年から本格的に海外でのQSをフォロー。
4月に南アフリカで開催された1,000『Nelson Mandela Bay Surf Pro』で優勝、ランキング51位と2桁台でハイグレードの『Vans US Open of Surfing』のシード権も得ていました。
10月26日〜11月3日にカリフォルニア・ハンティントンビーチで開催される『2019 VISSLA ISA World Junior Surfing Championship』にも代表選手として選ばれています。

ランキングでは都築虹帆のトップは変わらず、宮坂麻衣子が4位から2位にジャンプアップ。
3位に須田那月、4位に庵原美穂、5位に渡辺愛。
都築虹帆は野中美波同様に『2019 VISSLA ISA World Junior Surfing Championship』の代表に選ばれているため、最終戦は欠場する予定。

なお、『2019 VISSLA ISA World Junior Surfing Championship』の派遣選手は以下の通り。

18歳以下ボーイズ
上山キアヌ 久里朱
安室丈
金沢呂偉

16歳以下ボーイズ
松原渚生
岩見天獅
矢作紋乃丞

18歳以下ガールズ
松田誌野
脇田紗良
野中美波

16歳以下ガールズ
中塩佳那
松岡亜音
都築虹帆

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都築虹帆

JPSAショートボードシリーズ最終戦は10月24日〜27日に千葉の志田下で開催される『Trident Seafoods Chiba Ichinomiya Pro』
なお、コンディション不良のために延期となっていたロングボード最終戦『ALL JAPAN クリオマンション 茅ヶ崎ロングボードプロ』はこのイベント終了後の10月28日〜29日に同会場で開催されます。

JPSAショートボード第6戦
『伊豆下田CHAMPION PRO』結果
1位 小林桂
2位 安井拓海
3位 佐藤魁
4位 和光大

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女子
1位 野中美波
2位 宮坂麻衣子
3位 須田那月
4位 都築虹帆

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JPSA公式サイト



photo: 日本プロサーフィン連盟(JPSA)

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