一宮エリア
2019-11-15 更新
皆さん、お疲れ様です!波情報BCM「プロサーファー週間エリア概況」一宮エリア担当、太東の関田秀俊です。

前回(11/7)の更新以降もベースとなるウネリが肩前後残っていた雰囲気からは、一宮方面のような深くピークが限られているポイントに対しても、アウトからミドルエリアにかけて広範囲に地形を使え、堤防で風を防ぎながら対応できていたと思います。
また、風の影響がなく胸以上のサイズがあれば潮のタイミングを気にせず対応できるポイントを選べて1日を通しても狙える波もありましたが、北西の風が強まるとウネリがなくなってしまい、それ以降は潮の動きがあっても各ポイントで地形に対して反応が控えめな状況となっていました。
それでは、各ポイント毎の地形レポートです!
【一宮】
水曜日11/13の13時頃。潮は上げに向かい中間に近い時間帯での地形レポートで、ミドルエリアの深いセクションが残っているので、肩前後のサイズがあった頃の様子からもスムーズに乗れていたのはアウトでの反応がメインになり、特に潮の多いタイミングになると頭近いサイズがあっても途中でボヨつきブレイクが途切れる波が目立っていたようです。


【サンライズ】
11/13水曜日の14時頃の様子から地形を判断します。潮は上げに向かってちょうど中間くらいで、ミドル~アウトで反応するにはサイズ不足な印象で、インサイドの深いセクションが解消されず、左側の手前にできるコンパクトな地形は復活が遅れていました。


【東浪見】
11/13水曜日の14時半頃。上げに向かい中間をすぎて潮の多い時間帯での地形レポートで、サイズの足りない状況なので反応する地形は狭く、手前の地形をメインに使うサイズに対してはインサイドが深い印象に変わり、これまでと比べると距離を含めてもスムーズに乗れる波が少なくなってしまいました。


【志田】
11/13水曜日の15時頃。潮は上げに向かって満タンに近い時間帯での地形チェックで、スモールコンディションに対しても比較的反応しやすい地形が残り、ここはインサイドの余計な深いセクションも目立たず、砂の集まった状態をキープして対応できていました。


【太東】
11/13水曜日の16時頃。潮は満タン寸前での時間帯での地形チェックで、形のハッキリしたブレイクはなく、以前の腹前後のサイズが残っていた頃と比べると最近の力のない波質では反応が控えめになっていました。


【夷隅】
11/13水曜日の16時半頃。満タンの潮止まりで、インサイドをメインにブレイクするエリアが広く残っているようですが、ミドル~アウトに関してはカレントの目立った状態が続いているので、地形としては風の影響だけでもこの先十分変化するきっかけとなってしまいそうです。


今回のポイント毎の地形レポートは以上になります。
さて、水温は、17℃前後で少しずつ冷たくなっているようですが、例年よりも温かい状態なので今のところ3㎜フルスーツで問題ない状況です。
最後に、この先の波に関しては、水曜日(11/14)に日本海を通過した低気圧のように発達しながら冬型の天気を呼び込む状況にもなり、北西の風が強まるコンディションになると一瞬でウネリをリセットされてしまうので、この先はまとまったウネリが届く気圧配置になっても、今の地形に対して安定したサイズをキープできなくなる日が多くなりそうです。
次回(11/18W)の更新頃にかけて再び似たような低気圧が通過する予報なので、この影響を受けるとオフショアコンディションを狙える可能性はありつつ、天気の移り変わりが激しくなるとサイズや波質も変化しやすくなる?のでは。。。次の低気圧が接近するまでの期間で北側から高気圧に覆われるとオンショアになりやすいものの、移動しながら風の弱まるタイミングもあり、低気圧が来る前の方が後の北西でリセットされた波よりも無難なブレイクがあるかもしれません。
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