ほぼパドル要らずでライディングに専念できる電動フィン「Boost Surfing」(WSMコラム)
2019-11-20 更新
このパドリングがハードで挫折するサーファーがいたり、ベテランサーファーであってもパドリング疲れで海から上がって休憩をすることもしばしば。
そんな悩みを解消しようと誕生したのが、今回紹介する電動サーフフィンなる「Boost Surfing(ブーストサーフィン)」。
これまでにモーター搭載サーフボードなどもありましたが、センターフィン内部に電動装置を内蔵し、パドルパワーを促進しようとする電動フィンは世界初の試みです。
センターフィン内部に電動装置を内蔵する「Boost Surfing」
電動フィンの特徴は以下となります。
・重量1.7ポンド(約771g)
・最大スピード時速10マイル(約16キロ)
・バッテリー駆動時間最大4時間
時速についてはイメージが湧きにくいかもしれないので例として、競泳世界トップレベルの選手による50メートル自由形を時速に単純換算すると9キロほど。
ここでは飛び込みの勢いなどは抜きにして考えても、電動フィンの最大16キロは相当早いということになります。
電動フィンを利用するメリット
電動フィンを利用するメリットは以下の通り。
・パドルアウトが早い
・乗れる波の本数が増える
・サーフスポット間の移動が楽
上記メリットは当たり前と言えば当たり前の内容で、パドルアウトのスピードは通常の2倍ほどとのこと。
波数については、通常では乗れないポジションからの波も乗れるようになるので最大3倍ほどの本数は乗れると言う試算です。
サーフスポット間の移動は、通常であればいったん海から上がって移動しますが、電動フィンのパワーによりカレントなど関係なく移動できるようになります。
気になる取り付け方法と商品価格
気になるフィンの取り付け方法ですが、専用のアダプターをフィンボックスにセットしてからの設置となります。
専用アダプターはFCS、FCS2、Futureなど各種フィンシステムに対応していると言う事で汎用性が高いです。
さて、ここまでくると気になるのが値段です。モーター搭載サーフボードなどは高額で、誰にでも手が出せる値段ではありませんでしたし。
ですが、ブーストサーフィンはわずか149ドル(約16,000円)。機能を考えると、とてつもなく安価だと言えるでしょう。
ただし、現時点においてはプロトタイプということで販売には至ってなく、先行予約を受けているのみの段階です。
サーファーによっては「こんなのサーフィンじゃない!」などと賛否が分かれることになる商品だと思いますが、発想としては非常に面白いなと感じます。
個人的には、一度手を付けたら止められなくなる「禁断の果実」のような気もしますが…。
公式サイト「Boost Surfing」
All Photos by Boost Surfing
World Surf Movies
https://world-surf-movies.com
★BCM限定コラムのバックナンバーはコチラ
※当サイト内の文章・画像等の内容の無断転載及び複製等を禁じます。