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『Billabong Pipe Masters』トライアルはマウイロコが制した!

2019-12-10 更新
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ビリー・ケンパー
PHOTO:© WSL/Cestari

イタロ、ガブリエル、ジョーディ、フィリッペ、コロへの5名によるタイトルレースを中心にトリプルクラウンのタイトル、2020年東京オリンピックの選手選考、ジョン・ジョンの復帰など話題満載の『Billabong Pipe Masters』

何よりウェイティングピリオド前半の波予報が素晴らしく、シーズン最後にふさわしい最高の舞台を用意してくれそうです。

現地時間12月9日には公式4-6ftレンジの西北西ウネリが入ったパイプラインでワイルドカードの2枠を決めるトライアル『Pipe Invitational』が開催され、パイプラインのスペシャリスト32名による戦いの末にマウイ島のビリー・ケンパーが優勝。
2位になったイーマイカラニ・デヴォルトの二人が本戦出場を決めました!

キャリア2度目の出場を決めたビリー・ケンパー

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PHOTO:© WSL/Heff

BWT(ビッグウェーブツアー)ではホームの「Jaws」で3度の優勝を誇るビリー。

冬の間はマウイ島とオアフ島を行き来して、「Jaws」だけではなく、パイプラインの波にも人生を賭けている世界トップのビッグウェーバー。
2012年に初めて『Billabong Pipe Masters』に出場した時はケリー・スレーター(USA)を倒してイベントを盛り上げていました。

「コーチのカヘア・ハートに感謝しなければいけない。このために努力していたのさ。マラソンのような戦いの準備をして計画通りにいったよ。本当に嬉しいね。メインイベントに参加するのは2度目。最高の気分。ワクワクするよ。タイトルに絡む選手と戦い、何人かの選手を倒し、楽しみたいね。それに凄い波になる予報だよね。最高の波になるんじゃない?」

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ヒート前に集中するビリー
PHOTO:© WSL/Heff

サンセットビーチでは優勝経験があるビリー、パイプラインでは2012年『Volcom Pipe Pro』の5位が最高位。
トライアル開催中はビーチに家族や友人が集まり、頼もしいサポーターとして応援を続けていました。

「家族、妻、子供、全てのスポンサー、友人。全ての人に感謝したい。彼らなしで自分の人生はないよ。自分は素晴らしい場所に恵まれ、人生を楽しんでいるだけさ」

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妻と勝利のキス
PHOTO:© WSL/Slone

イーマイカラニ・デヴォルトがマスターズ初出場

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ビリー&イーマイカラニ
PHOTO:© WSL/Slone

ビリーと同じマウイ島出身のイーマイカラニ・デヴォルトは22歳の若さで『Billabong Pipe Masters』の本戦初出場を決めました。

パイプラインでそれほどサーフィンしていないと言っていた彼ですが、スタイリッシュなサーフィンでQFではトリー・マイスター(HAW)、カラニ・デイヴィッド(HAW)、SFではジャック・ロビンソン(AUS)とパイプラインのスペシャリストを倒していました。

「信じられないね。長い一日だったけど、とても嬉しい。夢が叶ったよ。初めてのCT出場に興奮しているさ。波も良くなるみたいだし、楽しいだろうね。誰と対戦するか分からないけど、トップシードになるのは間違いないし、素晴らしいヒートにしたい。凄い楽しみ。最高の波に乗りたいよ」

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イーマイカラニ バックドア 
PHOTO:© WSL/Heff

ワイルドカードはトップシードと対戦するのが宿命。
イーマイカラニはランキング2位のガブリエルとウィリアン・カルドソ、ビリーはイタロとマイケル・ロドリゲス、共にブラジリアンとファーストヒートを戦うことになります。

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キアヌ・アシング
PHOTO:© WSL/Cestari

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コア・スミス
PHOTO:© WSL/Cestari

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ジャック・ロビンソン
PHOTO:© WSL/Cestari

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ベンジ・ブランド
PHOTO:© WSL/Cestari

現地時間12月10日のファーストコールは早朝7時(日本時間の11日午前2時)
北西ウネリにシフトしながらサイズアップ、風も弱く、グッドコンディションが期待出来そう。
今回のウネリのピークは12日の木曜日となり、今年からフォーマットが一新されたBWTの『cbdMD Jaws Big Wave Championships』が開催予定。

なお、今年も公式サイトでは脇田貴之、高貫佑麻をメインMCとした日本語放送が行われます。
トライアル開催中もパイプラインを知り尽くしている脇田貴之が的確な解説をしてイベントを何倍も面白くしていました。

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『Pipe Invitational』結果
1位 ビリー・ケンパー(HAW)
2位 イマイカラニ・デヴォルト(HAW)
3位 キアヌ・アシング(HAW)
4位 コア・スミス(HAW)

『Vans Triple Crown of Surfing』公式サイト



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