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「2019年宮崎秋サーフキャンプ編③」

2019-12-21 更新
ハルさんこと福島晴之氏のコラム『One Earth』、総勢8名による宮崎秋サーフキャンプ編は今回が最終話。

宮崎らしく、期間中は十分なウネリに恵まれ、風をかわす場所を選べば連日楽しめる波。
九州ならではの’食’も堪能、ハルさんが住む関東とは全く違う景色も楽しみ、充実した旅になっていました。

海外のサーフトリップも良いですが、日本にもサーファーにとって魅力的な場所は沢山あります。
これから旅に出る予定の方は『One Earth』のバックナンバーをチェックして参考にしてみては?




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(幸運にもサイズに恵まれた三日間だった)

目を覚ますと鳥のさえずりが聞こえた。

昨晩の嵐は過ぎ去り、ベランダから外を見るとすっかり天気が回復していた。
しかし、この日も風は相変わらず、東混じりの予報だ。

僕たちは木崎浜でのサーフィンを諦め、日南方面に車を走らせた。
連日通った昭寿園をチェックするが、昨晩の嵐の影響か面が荒々しく厳しいコンディションだった。

そこで地元ヨッシーの提案で途中に通った少し深い入江にあるポイントに移動することになった。
20分ほどでそのポイントに到着するとサイズは胸くらい、掘れていないがライトの波が規則正しくブレイクしている。

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(入り組んだ地形で風を交わしていた)

チェックしていた時には7~8人のサーファーが入っていたが、僕らが着替えて海に向かうとなぜか無人になっていた。
ここも昨晩吹き荒れた風のせいで面が少しヨレているが、サーフィンするには十分なコンディションだった。

良い波に乗ればグングンと岸近くまで100mほど乗れる。ロングライドした際は一度浜に上がって海に向かって左側にあるリーフの棚沿いからパドルアウトすれば辛くない。こういう波はみんなが楽しめる。

数本波に乗ると干満の加減か急に頭くらいのセットが入るようになってきた。
繋がり気味の波が多くなったが、切れた波を見つければ、なんとか楽しめるコンディションだった。

海から見る海岸線の景色は独特で切り立った岩が荒々しくも美しい。

海から見る海岸線の景色を心に刻むのもサーフトリップの醍醐味のひとつだと思う。

肩から煙が出そうになるくらいパドリングに疲れ、ようやくビーチに戻る。
駐車場では先に上がったみんなが水を浴びていた。
みんながそれぞれ良い波を掴めたようで満足気な顔をしていた...。




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(透明度抜群の海)

このラウンドで今回の宮崎サーフィンキャンプは終了となった。

飛行機は20時頃の便だったので、海から上がると前回もお邪魔した宮崎市内にある川越という居酒屋さんに直行した。
海鮮料理に鳥料理、辛麺(からめん)と呼ばれる韓国冷麺に似たヌードルを食べて僕らは旅のハイライトに大満足した。
そして、ヨッシー、アキラさん、琴ちゃんたちに見送られて僕ら3人は宮崎空港から飛行機に乗り東京へと向かった...。

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(また来年も宮崎に来ようと思う)

PS. 僕が1999年11月13日にローカル達と作った「A Frame Surfshop」が20歳の誕生日を迎えました。
現地スリランカではもうショップらしい営みは行っていないけど、20周年を記念してローカルの仲間達に会いに行ってきました。
更にスリランカだけではもったいないと欲を出してモルジブにも2泊ばかり寄ってみました。
その模様は次回のコラムで紹介しますので、ぜひ楽しみにしてください!!

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