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巨大なサンセットビーチでビリー・ケンパーが優勝!『Sunset Open』終了!

2020-01-28 更新
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PHOTO: © WSL/Chlala

村上舜のQS優勝で始まった2020年、オリンピックイヤーのWSL。

1月下旬はオアフ島・ノースショア、サンセットビーチを舞台としたQS1,000『Sunset Open』、モロッコ南部のタガズートベイを舞台としたQS5,000『Pro Taghazout Bay』
2月上旬にかけてはパイプラインでQS5,000『Volcom Pipe Pro』が開催されます。

まずは現地時間1月27日に『Sunset Open』が終了。
ファイナルデイのサンセットビーチは週末に入った巨大な西北西ウネリが落ち着く傾向となり、公式8-10ftレンジ、最大18ftのセットが入るエピックコンディション。

まだジュニア枠のカウリ・ヴァースト(PYF)、イーライ・ハンネマン(HAW)、QSのベテラン、コア・スミス(HAW)を相手に今冬のノースショアで、’持っている’サーファーの一人、ビリー・ケンパー(HAW)が巨大なバレルを抜け、クリティカルセクションでのターンをメイク、9.50をスコアして圧勝。
2018年に続き、2度目の『Sunset Open』優勝を決めました。

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ビリー・ケンパー
PHOTO: © WSL/Chlala

「このイベントで優勝して一年をスタート出来たのは最高だね。この優勝は新しい年に向けて大きな自信と流れをもたらしてくれる。本当に嬉しいし、興奮しているよ。この長い冬、凄い充実している。優勝した全てのイベントが嬉しい。中毒になってしまうさ。本当に一生懸命努力して掴んだ勝利。一度この気分を味わった後は何度も夢中になって追いかけているよ。パイプライン、サンセット、ジョーズ、全て同様に素晴らしい気分。良い流れに入ったようだね」

マウイ島のJawsを舞台とした『cbdMD Jaws Big Wave Championship』での自らの最多優勝記録を塗り替える4度目の優勝から始まり、パイプラインでの『Billabong Pipe Masters』のトライアル優勝。そして、今回のサンセットビーチでの『Sunset Open』
1シーズンでハワイを代表する3つのポイントで優勝と信じられないような結果を残しているビリー。
更にファイナルデイの僅か3日前にはマウイ島のジョーズで人生最高の波に乗り、WSLのトップニュースになっていました。

勝利後のインタビューでは前日に事故によって亡くなったNBAのレジェンド、コビー・ブライアント氏の自身への影響をコメント。

「昨日のコビー・ブライアントの死はスポーツ界にとって本当に悲劇的なニュースだった。彼には勤勉に努力を積み重ねるという倫理観という面で刺激を受けたよ。自分の成功の多くはサーフィン以外のアスリートからの影響だと感じている。彼らがモチベーションを上げてくれたのさ。コビーのように素晴らしいプレイによって影響力を与え、モチベーションを上げるような功績を残したい。カメラマン、サーファー、バスケットボールプレイヤー、どんな人の未来にも影響を与えるように一生懸命トレーニングをする。そして、ここノースショアで出来る限りのことをするよ」

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イーライ・ハンネマン
PHOTO: © WSL/Chlala

すでに多くの人に影響を与えているビリー。
最近では同じマウイ島出身のアップカマー、17歳のイーライのコーチとトレーナーを務め、共にファイナルを戦うという結果を残しています。

「この数週間、イーライ・ハンネマンと仕事をして、彼のサーフィンが成長する姿を見れて光栄さ。目標はファイナルで会うこと。願い通りファイナルを一緒に戦えて嬉しいね。みんなが多くのチャンスに恵まれたファイナルだった。今週はパイプラインでの戦いを楽しみにしているよ」

数年前からスーパーグロムとして注目されているイーライ。
2019年からは本格的にコンテストの世界に入り、CT選手を交えた世界トップのエアーコンテスト『Red Bull Airborne Bali』で堂々と3位。
1月29日〜2月10日にパイプラインで開催されるQS5,000『Volcom Pipe Pro』にもビリーと共に出場する予定です。

なお、『Volcom Pipe Pro』には長年のスポンサー「Hurley」から離脱したジョン・ジョン・フローレンス(HAW)、CT入りを決めたジャック・ロビンソン(AUS)を始め、世界のトップ選手が集結。
日本からは村上舜、安室丈、大橋海人などが参加予定です。

『Sunset Open』結果
1位 ビリー・ケンパー(HAW)
2位 カウリ・ヴァースト(PYF)
3位 コア・スミス(HAW)
4位 イーライ・ハンネマン(HAW)

『Pro Taghazout Bay』

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フレデリコ・モライス
PHOTO: © WSL/Masurel

モロッコ南部のタガズートベイで開催中のQS5,000『Pro Taghazout Bay』は現地時間1月26日の時点でR2のH20まで進行。

J-Bayのような長くパーフェクトなライトブレイク「アンカーポイント」がWSLイベントの舞台になるのは初。
残念ながらコンテスト3日目の時点で「アンカーポイント」はコンディションが整わず、バックアップ会場の「アンザ」が使用されているものの、同じくライトのポイントブレイクはクオリティが高く、ハイスコアが出やすくなっていました。

五十嵐カノア(JPN)、ナット・ヤング(USA)、都筑百斗(JPN)、パトリック・グダスカス(USA)、ジェイク・マーシャル(AUS)、フレデリコ・モライス(PRT)、タロウ・ワタナベ(USA)などがR3へ。
残りヒートには小林桂(USA)、レオナルド・フィオラヴァンティ(ITA)など。
和井田理央(IND)、小笠原由織(JPN)、安井拓海(JPN)、稲葉玲王(JPN)、大原洋人(JPN)、新井洋人(JPN)、田中大貴(JPN)はここで敗退。

ネクストコールは日本時間1月28日の午後4時。
29日〜30日にかけて大きな北東よりのウネリが入る予想。

WSL公式サイト




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