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『Volcom Pipe Pro』ブラジリアンが初制覇!

2020-02-02 更新
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PHOTO:© WSL/Saguibo

現地時間2月1日、11回目を迎える年初のビッグイベント『Volcom Pipe Pro』が終了。

今年はウェイティングピリオド初日から3日間ノンストップでグッドコンディションが続き、特にファイナルデイの前日は一日を通して理想的な風に新しい西北西ウネリによってパイプライン、バックドアの両サイドがパーフェクト。
コナー・コフィン(USA)が10ポイントを出すなど最高の舞台が用意されていましたが、ファイナルデイはブレーキがかかってしまい、ノースよりのウネリにシフトしながらサイズダウンに加え、トレードウィンドが吹き荒れる難しい波に...。

バレルになる波も極端に少なくなり、ゲームプランの練り直しが必要になっていました。

ウィゴリー・ダンタスが初制覇

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勝利を決定付けたバックハンド
PHOTO:© WSL/Heff

今冬のパイプラインは『Billabong Pipe Masters』をイタロ・フェレイラが制し、ブラジリアンの評価が上がる中、もう一つのビッグイベントである『Volcom Pipe Pro』でもブラジリアンの強さが際立ち、ファイナルは3名のブラジリアン vs ハワイアンのセス・モニーツ。

ブラジルのジャンクなビーチブレイクのような波に強烈なバックハンドのスナップを見せたブラジリアンのウィゴリー・ダンタスが8.00をスコアして主導権を握り、最後まで逃げ切る形で優勝。
ブラジリアンでは初の『Volcom Pipe Pro』制覇に成功。

「最高の気分だけど、凄い疲れたよ。パイプラインでの優勝は長年の目標だったんだ。自分の人生にとってこの波は特別。彼らと対戦して良いバレルと良いターンをメイク出来たし、本当に嬉しい優勝だね。長年の目標をシーズンの始めに達成出来て興奮しているよ」

ファイナルだけではなく、SFでも唯一の8ポイントを出していたウィゴリーは間違いなくこの日最も勢いがある選手でした。

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ウィゴリーのビーチ凱旋
PHOTO:© WSL/Keoki

『Volcom Pipe Pro』には2011年から毎年のように参加して2014年、ケリー・スレーター(USA)が優勝したシーズンに2位に入った経験もあるウィゴリー。
昨年のQS6,000『Ichinomiya Chiba Open』にも来日していた彼は弟のウェスレーと共に精力的にQSを回り、CT返り咲きを目指しています。

「パイプラインでは全ての波が特別な瞬間。ここでサーフィンする日は特別さ。何故なら人生最高の波を手に入れることが出来るし、人生で最悪のワイプアウトをすることもあるからね。だから、ここでサーフィンする毎に良い波に乗りたいし、良いサーフィンをしたい。少なくとも25年間はノースショアに通っているけど、勝てなくて苦労していたよ。2位になったことはあるけど、QFかSFで負けることが多かった。今年は’よし!優勝しよう’と決意して参加したんだ」

セスが示したパイプラインでの戦い方

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セス・モニーツ
PHOTO:© WSL/Heff

今年のファイナリストで唯一のハワイアンとなったセス・モニーツは35分のファイナルでゲームプランを変えず、執拗にバレルを狙っていました。
中盤、パイプラインでバックウォッシュと共に飛び出してほぼメイクした波もジャッジには認められず、2ポイント台止まりで4位でフィニッシュ。

「自分の戦略はバレル狙い。可能性は低くてもターンでこのコンテストに勝ちたくなかったのさ。勝つためにバレルに入り、正しいパイプラインでの攻め方をした。自分にとってほろ苦い結果になったね。ファイナル進出は嬉しいけど、間違いなく優勝を目指していた。でも、少し勢いに乗った感じがしたことに興奮しているし、これから向かうオーストラリアのビッグイベントに備えるよ。スナッパーロックスでのCT開幕戦が楽しみだね。まだ数ヶ月あるからホームでトレーニングをして準備するよ」

SFでは2018年に優勝経験がある兄のジョシュアと同ヒートに重なって勝利したセス。
ジョシュアは2015年から毎年QSランキング2桁を維持する強豪。
もちろん、CT入りを目標としています。

「今年もジョシュアはQSを回るので、2021年は一緒にCTに参加出来ることを願っているよ。実はQSで同じヒートになるのは初めてなんだ。パイプでもジュニア時代はファイナルを戦ったことがあるけど、QSは初。落ち着いた感じでそれぞれが自分のことをしていた。まるで彼が違う競争相手のようだった」

ビリー・ケンパーがハードチャージャー賞

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PHOTO:© WSL/Saguibo

1997年2月13日、ノースショアのアリゲーターロックスで亡くなったビッグウェーバーのトッド・チェイサーに敬意を表したハードチャージャー賞は、前日にバックドアで9ポイントをマークしたビリー・ケンパー(HAW)が受賞。
コンテストではファイナルデイの難しいコンディションにR5で敗退したビリーでしたが、表彰式で名誉ある賞を手に入れ、愛する息子と共に舞台に上がっていました。

「この賞は最高のインスピレーションさ。トッドは自分の前の時代にいて多くの人のインスピレーションになった。この賞は自分にとって記念すべきこと。今までの人生の中で最大の賞さ。素晴らしい人々がリストに並んでいるよね。彼らと美しいトッドの母に感謝したい」

次のQSビッグイベントは2月11日〜16日にブラジルで開催される5,000『Oi Hang Loose Pro Contest』
その他に2月はオーストラリアで1,000、3,000が続きます。

『Volcom Pipe Pro』結果
1位 ウィゴリー・ダンタス(BRA)
2位 ジョア・チアンカ(BRA)
3位 ヤゴ・ドラ(BRA)
4位 セス・モニーツ(HAW)

WSL公式サイト



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