『Noosa Longboard Open』2日目 ジョエル&ケリアがベスト24入り!
2020-02-24 更新
ロングボーダーの聖地、オーストラリア・ヌーサで開催中の『Noosa Longboard Open』は現地時間2月23日にコンテスト2日目を迎え、トップシードが待つRound of 24を戦うメンバーが決定。
メイン会場のファーストポイントは風の影響で本来の美しいラインナップとは程遠いコンディション。
手前のビーチブレイク、「メインビーチ」での進行を強いられ、アベレージスコアでの難しい勝負の中、今イベントの目玉でもあるジョエル・チューダー(USA)がスタイルマスターの名にふさわしいライディングでスコアを重ね、ラウンドアップを決めています。
「ファーストポイントでは出来ないけど、ウネリはあるし、ここも楽しい波だね。今回は息子と一緒なのが嬉しいんだ。初めてヌーサに来た時、ジュリアン・ウィルソンがロングボードの天才のようなライディングをしていた。それでこの波が最高の練習場所になると思い、長男のトッシュとやってきて教え込んだこともあるよ。今回は次男のジュードを教えているんだ。家族のためにヌーサに来たんだけど、コンテストに出場しないかとオファーをされたので、ノーとは言えなかったのさ」
ASP時代に2度のワールドタイトルを獲得した後、コンテストシーンから去ったジョエル。
本来のクラシカルなロングボードを取り戻すために自らダクトテープという招待制のイベントを主催して今度はWSLがそれに賛同してサポート。ロングボードにトライフィンという流れを再度シングルフィンに戻し、20年振りにヌーサのコンテストに戻ってきたのです。
ジョエルはシングルフィン回帰となったヌーサで注目される一人、ザイ・ノリス(AUS)をRound of 56で逆転して1位通過。
Round of 48でも二人のブラジリアンと強豪のコール・ロビンズを相手にトップで次のRound of 24へ。
Round of 24からはトップシードが登場。
スティーブン・ソーヤー(ZAF)、ハリソン・ローチ(AUS)、テイラー・ジェンセン(USA)、カニエラ・スチュワート(HAW)、トニー・シルヴァニ(USA)などがクレジット。
ディフェンディングチャンピオン、並びにワールドチャンピオンのジャスティン・クインタル(USA)は欠場しています。
PHOTO:© WSL/Bennett
ケリア・モニーツがベスト24入り
ウィメンズもRound of 24を戦うメンバーが決定。
2012年、2013年のワールドチャンピオン、ケリア・モニーツ(HAW)がベテランらしい試合運びでRound of 40を2位で通過。
ウィメンズロングボードのアイコン、ケリアらしい美しいライディングを披露していました。
「若い人達の素晴らしいサーフィンを見ることが出来た。とても誇りに思うわ。ワイキキだけではなく、ハワイを代表している仲間が全員良いパフォーマンスをしているのは驚きよ。みんな良い子だし、もっとパフォーマンスのレベルは上がってくると思う。今回、仲間をサポートすることが出来て嬉しいわ。自分のヒートは少し難しかったけど、幸運にも通過することが出来た。ただ前向きにサーフィンを楽しんでいるの。ヌーサに来れて幸せよ。一年のスタートには最高の場所ね。今年は結果にコミットして努力を惜しまず、もっと勝ちたい」
Round of 24からのトップシードにはディフェンディングチャンピオンのクロエ・カルモン(BRA)、ワールドチャンピオンのホノルア・ブロムフィルド(HAW)などの強豪がクレジットされています。
日本人選手は2名がベスト24入り
PHOTO:© WSL
今イベントには井上鷹、浜瀬海、吉川広夏、田岡なつみなど日本を代表するロガーが出場。
Round of 24に残っているのは浜瀬海、田岡なつみの2名。
田岡なつみはRound of 24でケリアを抑え、サリー・コーヘン(HAW)と共にベスト16入りを決めています。
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